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プロローグ ヴァンパイアの起源
およそ百年前、とある感染病が発生した。それは他のとは違い、身体能力が上がり、人間離れした動きができるようになる。だが、その代わりに理性が徐々に失われていくのである。特徴は肌の色が青白くなること、キバが生えてくること。そして、人を襲うことがあり、その時は血を吸うことが多い。その容姿からまるでヴァンパイアのように見えることから「ヴァンパイア病」と名付けられ、感染した人のことをそのまま「ヴァンパイア」と呼んだ。さらに、血を吸われた者はこのヴァンパイアになってしまう。それにより、数々の集落を壊滅させたのである。
今から十年程前、ヴァンパイア病には感染してない人と比べると長生きするということが発表された。これにより、自らヴァンパイアになる人が出現、増加をし、法律で禁止するほどの騒ぎとなった。
そして、今でも治す方法が見つけられていない。そんな中、ある二人は出会った。
初めての小説投稿です。よろしくお願いします。