漢は誰もが通る道(200字小説)
「くっ……」
苦しみに耐えている。熱く燃えるような右腕。息が上がり、重圧に押し潰されそうだ。俺がこの腕を制御出来なければこの空間にいる一般人は皆殺し。震えているのは腕か、身体か、魂か。悪魔に魅入られたこの物体は、今か今かと解放の時を待つ。
「くそ、鎮まれよぉ……!」
それはさながら炎の呪詛。自分の腕とは到底思えない。ちっ、上等だ。お前なんざ俺の力でねじ伏せて――
「高橋、授業中だ」
「……はい、すんません」
「くっ……」
苦しみに耐えている。熱く燃えるような右腕。息が上がり、重圧に押し潰されそうだ。俺がこの腕を制御出来なければこの空間にいる一般人は皆殺し。震えているのは腕か、身体か、魂か。悪魔に魅入られたこの物体は、今か今かと解放の時を待つ。
「くそ、鎮まれよぉ……!」
それはさながら炎の呪詛。自分の腕とは到底思えない。ちっ、上等だ。お前なんざ俺の力でねじ伏せて――
「高橋、授業中だ」
「……はい、すんません」
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