第4話 白竜 開発者を連れ去る
市井に向かい、一般市民達の話を聞いていた。
「竜がこの街に来たらしい」
「あぁ恐ろしい。早く駆逐してくれるといいんだがな」
「大丈夫だろう。討伐隊が見張っているんだから」
この領地に来た時点でバレていたらしい。
まぁいいさ、どうせここを去るのだから。
一際目立つ城が怪しいな、準備する方法を考えよう。
一度カリゴのいるギルドに戻った。
ギルド内は様々な冒険者達が行き来している。
「え?竜を殲滅する兵器がどこにあるのかって?」
『お前が言ってただろ』
「ここにはありませんね、狭いですし。あ、でも動力源ならありますよ。それに——」
◇
城の内部は騎士達がバリスタや投石器を準備していた。
この100年で竜に対する対処法は熟知しているのだから。
だかこっちの方が一枚上手なのだ。
強制収容所に行き、騎士を焼く。地面に降りて、ある人物がいる牢を探す。
天井を破壊し、片っ端から探す。
《それに、アレを開発した人物を見つければ分かるはずですよ?特徴はロールになっていて、髪色は紫色です。》
天井を破壊していって、ようやく特徴と一致した人物を見つけた。
枷の鎖を破壊して、首根っこを掴んで背中に担ぎ上げてそのまま飛び立つ。
巣である洞窟の前に降りて、そいつを降ろす。
「痛いな!もっと優しく降ろせよ!」
確かにそいつは紫色に輝く髪色で、下にかけて緑色になっていた。
左の髪は同じようにロールになっており、右は短かった。
だが女性とは知らなかった、まぁいい。
「いきなりこんな場所に連れてきて、何をする気だ?まさか私を喰うつもりか」
『そんなわけあるか、いいから我に協力しろ』
「ハァ?なんでだ」
『原初の竜を復活させるのに必要だからだ』
それを聞いた女性はうっすらと笑みを浮かべた。
「いいだろう、楽しそうだしな!自己紹介を、私はシュラーク・ブリッツと言う。お前の名はなんだ」
『.....白竜だ』
「これからよろしく頼む!」
白竜は頭を下げて、頭を撫でた。




