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◆Intermission◆ 前半のあらすじ&登場人物

【まえがき】


 「ミルミラ~ココロとキオクの輪舞」は、毎週月~金曜日の朝10:00に更新の、連載形式の小説作品です。

 2025/8/11より連載開始しました。

【ストーリー】


 とある大学の研究施設の研究員、河原木秋穂かわらぎ あきほは、半年前に妹の冬芽ふゆめが交通事故に巻き込まれ昏睡状態となっており、塞ぎがちの日常を送っていた。


 そんな秋穂の様子を案じた研究施設の所長、大膳だいぜん教授の推薦によって、実動状態になったばかりの実験機材三号、少女型アンドロイド「ミルミラ」の教育担当を任せられた秋穂は、同時に秋穂のメンタルケアと身の周りの世話をミルミラが務めるという、ちょっと奇妙な同居生活を送ることになる。


 時に些細な問題を抱えつつも、次第に打ち解けていく二人だったが、ミルミラの電子的な思考ルーチンのサンプル提供者でもある冬芽が亡くなり、アンドロイドAIの倫理規定によって、ミルミラの即時回収とデータリセットの実施が決定する。


 冬芽に続きミルミラまでも失う危機に直面した秋穂は、ミルミラの回収引き渡しを拒否。研究所からの追手を振り切り、当てのない二人きりの逃避行が始まる。

 一方、研究施設では、完全自律思考のAIを搭載した革新的な実験機材四号、カテリナが実動状態に入ろうとしていた。


 行き場を失い追い詰められた秋穂とミルミラは、祖母を頼って人里離れた山岳地帯に辿り着くが…。




【主な登場人物/実験機材】


河原木かわらぎ 秋穂あきほ


挿絵(By みてみん)


 本編の主人公。大学の研究施設に所属する研究員の女性。20代中盤。

 頭脳明晰、成績優秀、おまけに研究熱心ではあるが、私生活はかなりのズボラで荒れている。

 凡そ若い女性の一人暮らしとは思えない、ゴミ屋敷一歩手前の自宅マンションは、辛うじて寝る事のできるスペースが確保されているという有り様で、ミルミラの「介助」なしには日々の生活も心許ない。

 年の離れた中学生(当時)の妹がいたが、交通事故の影響で亡くなっている。



《ミルミラ/実験機材三号》


挿絵(By みてみん)


 研究施設での三番目の実験用アンドロイド。小柄な中学生くらいに相当する少女型。

 準量産仕様のボディで、将来的な一般家庭並びに介護施設向けの導入を企図している。

 思考ルーチンのサンプルが冬芽によって提供されたため、瓜二つと言える行動パターンを取ることがある。



河原木かわらぎ 冬芽ふゆめ


挿絵(By みてみん)


 交通事故で昏睡状態の末に亡くなった秋穂の妹。事故発生当時は中学三年生だった。

 何事にも好奇心旺盛な少女であり、姉の研究に協力するために、自ら進んでミルミラのAIの元となる思考ルーチンの脳波サンプルを提供した。

 いわばミルミラの母親にあたる存在で、その行動基準の多くがミルミラへと継承されている。



望月もちづき 研究員けんきゅういん


挿絵(By みてみん)


 秋穂の同僚であり、ミルミラの機械的なメンテナンスを担当するエンジニア。ミルミラに対しては、時に父親、時に兄のように接しており、好意的に受け止められている模様。

 秋穂の私生活の荒れっぷりを知る一人で、ミルミラによる秋穂の再教育に期待している様子。



大膳だいぜん 教授きょうじゅ


挿絵(By みてみん)


 秋穂の師事する大学教授であり、研究施設の所長。人工知能に関する研究の第一人者であると同時に、類稀な人格者でもある。

 秋穂にミルミラを任せる決定をした人物で、実験の維持継続のためもあって、冬芽の治療にも協力的である。



《近所の小学生たち(きんじょの しょうがくせい たち)》


挿絵(By みてみん)


 研究施設の近くにあるショッピングモールで良く出会う、ミルミラの仲間たち。アンドロイドのミルミラに対する偏見はなく、寧ろ興味津々で一緒に行動したがるやんちゃ小僧たち。

 一人の男子は真剣にミルミラに恋をしているのかも?



《秋穂と冬芽の祖母(あきほと ふゆめの そぼ)》


挿絵(By みてみん)


 北東北の辺鄙な山村の限界集落に暮らす、秋穂と冬芽の母の母、つまり二人の祖母。

 何事にも動じない懐の深さを持つ、のんびりとした老婆。自給自足と趣味を兼ねて家庭菜園や椎茸栽培に精を出す、年の割には健脚なお婆ちゃん。



《カテリナ/実験機材四号》


挿絵(By みてみん)


 研究施設での四番目の実験用アンドロイド。中学生から高校生程度の外見を持つ少女型。

 中央集権型AIサーバにより、各機体端末を完全に自動制御する実用先行量産型で、より難度を要する作業にも適する。

 サンプルデータを必要としないため、理論上は半永久的な稼働が可能である一方、人間とは異なる予想外の行動をとる可能性も否定できない。


【あとがき】


●ご注意

 この作品、「ミルミラ~ココロとキオクの輪舞」は、毎週月~金曜日の朝10:00に更新する、連載形式の小説です。


 初めまして&こんにちは、真鶴あさみです。


 いつもはSF系の作品が中心の私ですが、そもそも前作「よよぼう」がSFというよりファンタジー寄りの作品だったので、本作「ミルミラ」はリハビリがてらの"ぷちSF“となりました。

 現時点(2025/9/15)で既に最終話まで執筆及び修正が完了、後は皆さんに楽しんでいただくだけとなっています。

 校正修正の通称”鳥”さん、相談役?の通称”蛹”さん、いつもありがとうございます。


 挿絵は自作のAIイラストで「PixAI」というサイトにて作成しています。未採用イラストやプロンプト(呪文)、LoRA(補助用雛形)も、「PixAI」及び「ちちぷい」で公開します。


 ご意見ご感想、イラストなど、お寄せくださると嬉しいです。



■「PixAI」(https://pixai.art/ja/@manazuru72000/artworks)、及び「ちちぷい」(https://www.chichi-pui.com/users/user_uX43mFCS2n/)にて、AIイラストを試験公開中。「ミルミラ」「よよぼう」関連以外もあります。

「PixAI」では「ミルミラ」の主要キャラのLoRAも公開予定です。


■個人HPサイト「かれいどすこーぷ」(https://asami-m.jimdofree.com/)に掲載予定ですが、ほぼ放置中


■TINAMI(http://www.tinami.com/)に掲載予定ですが、絶賛放置中


■X(旧Twitter)もあります(@manazuru7)

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