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しょせん、一時的な避難所に過ぎない。

避難所に逃げ込んでも安らぎを得られない俺は、抱かない日が増えていった。


分かっている。

最後は、あの首に食われて死ぬんだ。


だから、転校生ー佐々木れいーを見て歓喜したんだ。

彼だ!何よりも大切だった最愛、前世での恋人。

しかも俺のオメガ!

フェロモンを嗅ぐ前から、運命の番であると確信した。


初めて、神に感謝の祈りを捧げた。

これで俺は永遠の安らぎを得られる。

彼さえ居れば。


なのに、無視されている。



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