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分かち合うミード

少しだけ降ってきた小雨が、優しく時間を包んでいます。


「またね」

「今日はありがとう。楽しかった」

「じゃあ、送ってくる」

「あ、一緒にくる?」

「片付けあるので大丈夫です」


じゃあね〜、とお二人とも帰っていきました。

なんともにぎやかな方々でした。


片付けにリビングに戻ります。

もうテーブルは粗方片付いていました。


とても落ち着く場所。


香ばしいパイン材のウッドハウス。

床材はチーク、テーブルはナラに家具はウォルナットとナチュラルテイスト。柔らかなクッションにソファはファブリック系で全体的に温かなリビングです。


ここにいると、ずっとこのまま、暖かく死んでいける気がする。シロさんを選べば、死ぬ時は一緒です。


穏やかな午後のひだまりの中、冴え渡る月明かりの下、この温かなリビング、どこで終焉を迎えても後悔はしないと思う。


ぽす


あれ?お酒が回ってきたのか、ソファが目の前にぐるぐる・・・見上げるとお庭にあるような立派な少し細くてちょっと小さな木が・・・でも、ずっとそばにいてくれた温かな・・・


「シロさ・・・」

「なんだよ?酔っ払ったのか?ほら、風邪ひくから部屋行こう」


そう、温かい手に誘われて、また意識が途切れました。

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