パチ屋の並びはいと楽し
並んでいる時が、いっちゃん楽しいと。
何度か遊佑の中で触れたかと思うが、パチンコでなにが楽しいといえば、気の合う仲間と大きなお店のイベントで開店前に並ぶときだろう。
このひとときが何より、期待を膨らませて子どもの頃のようにワクワクしている。
私はここ数年、朝の並びなんぞしたことはないけど、よく思いだすのは朝の並びが楽しかった事だ。
オープン、リニューアル、イベント日、新台入れ替えになにかと理由をつけて並ぶ。
せっかくの仕事休みを朝も早よからである。
特に7月7日なんぞは、パチンカー、スロッターにとってのお祭り騒ぎとなる。
7が重なるというだけで、異常な期待をしてしまう・・・悲しい性なのである。
そして、ちょっとした人気店なんかは、台数以上に客が溢れ、駐車場には抽選を待つ人々でごった返すのである。
当時を思い出してみる。
車を駐車場に停め、ちょっとソワソワした気分で車を降り、きょろきょろと周りを見渡すと、パチ仲間がいる。
「よっ」
と手をあげパチ友の元へ、抽選の並びが開始されるまで間は、だべり(喋り)タイムである。
「どの台にする?」
とか、
「勝った奴が晩飯奢りな」
とか、
「この前あの台がでとった(へこんどった)」
狙い台の情報共有、いや、やっぱ新台にするかなんぞ、皆勝つと思っているから前向きな話しかしない。
ワクワクに胸を躍らせる。
勝っていたら今日も。
負けていたら今日こそはと。
やがて、抽選並びとなると、ぞろぞろと整列する。
日本人の素晴らしい所、きちんと整然と並べることだ。
じっと抽選の時を待つ喧騒の中、スマホを観たり、くだらない話をする。
少しずつ進む列にもうすぐだと緊張する。
(今日こそ、良番を!)
引ければ良し。
引けなければ次の候補。
で、なければ・・・。
「うわっ、俺、ケツ番じゃん。違う店に行ってくる」
結局、遊ぶんかい(笑)、なんてね。
いや~楽しかったなと思いつつ、だいたい気合入れて並ぶときほど、勝率は良くなかった。
だけど、その並んで、ワイワイ言い合っている時がいいんだよな。
で、帰りは・・・。