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反少年主義 第四幕  作者: 椎家 友妻
其の一 たたずむ乙女
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6 カバトンはまた休み

 その日の放課後、ランドセルを背負って返ろうとするオレに、

担任のカサノハラモモエ先生が声をかけてきた。

 「キタヤマ君、ちょっといいかな?」

 「はい、何ですか?」

 立ち止まって振り返るオレに、モモエ先生は数枚のプリントを差し出してこう言った。

 「これ、カバタ君の家に届けて欲しいのよ」

 「はぁ、わかりました」

 気のない返事をしてそれを受け取るオレ。

ちなみにカバタとは、クラスメイトのカバタトシオ、通称カバトンの事や。

大福が魔女の呪いで人間になったようなデップリした体形をしていて、

見た目通りの大飯食らいで、ナーナー弁という独特の言葉遣いでしゃべる。

前にもこんなシチュエーションがあったけど、今日のカバトンは風邪で休みなのやった。

しょうがないやっちゃなぁマッタク。

 マサノブに校庭でキックベースをしようと誘われたけどそれをシブシブ断り、

オレはカバトンの家へと向かったのやった。



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