メディアとずぶずぶは検察だけではない
賭博マージャンで政府が及び腰なのは、検察以外にも飛び火するのを恐れているからだろう。検察官ですらこれだから、ほかの官庁でも記者たちの接待は色々ある。そうしなければ、スクープはとれない。
しかし、話はそう簡単ではない。記者たちは苦労して得た、記事に出来ないねたを単に寝かせているはずがない。例えば政治家の秘書に売り込む。そうやって食いつないでいく。あるいはより大きなスクープを得るためのえさにする。そうやって、わらしべ長者のように、どんどん価値を高めていく。
政府は検察の情報を知りたいが表立って接触できない。かれら記者が仲介になることで、検察の動きをいち早く察知して対処できる。情報をリークしてくれる黒川氏や記者は、政治家にとって都合のいい存在だったのだろう。しかし、黒川氏が退官してしまったので、政府も動きが慎重になる。いままでの押せ押せムードがなくなった。
知りません。ありません。
官房長官も逃げに入った。検事長一人で捜査方針を左右できるものではない。情報を流し、捜査対象を逃がす。いってみればスパイ活動こそが最大の仕事だと考える。不起訴になったものは、彼の判断ではなく必要な証拠が集まらなかったと考えるべきだろう。
最後は告発の不受理という何とも大胆な手まで使ってきた。定年延長がゴーン事件に関することだといわれるが、この事件で今まで誰も成し得ないことを成し遂げたことといえば、被告の国外逃亡ぐらいだ。まさかとは思うが、それが余人を持って代えがたい偉業ということではないだろう。




