守護者と守護の剣
真打ち登場
目の前に漆黒色の厳つい甲冑を着た何者かが立ちはだかった。
「誰だ...?」
「私に...名前はない...。」
声を変えているようだ。体格を見る限りでは女性らしい。
アーマーロイドだろうか?
「やれやれ、連絡があったと思ってきてみれば...。」
もう一人現れた。紫色のロングヘアーで、身長が小学生位しかない女の子だ。
「オレらの手を使う程のもんかよ...?」
紫色の女の子が呆れた様子でそう言った。
「オレは“ローナ”。既存のアーマーロイドをぶっ壊すために作られた...新型だ。」
ローナ...見た目から強いのか弱いのか分からない。だからこそ、より一層警戒した方がよさそうだ。
イスパードはマチェットを構え、ローナを睨んだ。
「俺はローナをやる。 お前はあの厳つい奴をやれ。」
彼が隣にいるジクティアにそう言った。
「わかった。」
彼もブレイクアローを構え、黒い甲冑の奴を睨んだ。
ローナは身軽にイスパードの攻撃を避け続けた。挑発するような言葉を浴びせながら軽やかに避け続けるものだから、彼はだんだん苛立って来ていた。
一方のジクティアらは、互いに警戒しているのか全く攻撃しなかった。
「ラータ、あいつをスキャンできるか?」
『了解しました。』
「パレン、緑色の『射手』の力であいつの弱点を探してくれ。」
『おっけ!』
ジクティアの目が光り、アーマーロイドの二人は相手をスキャンし始めた。
しばらくすると、ラータから信じられない情報を耳にした。
『相手はアーマーロイドをアームドした女性です。』
今までに居なかったパターンだ。そもそも何故、アーマーロイドが女性で、装着者が男性である理由さえも分からないが...。
『弱点...ないかな...。』
パレンが驚いた様子で言った。
彼はアローを降ろし、しまった。
「それでもやるしかない」 と思ったジクティアはすぐに専用の武器を取り出した。銃にも剣にもなる万能なオリジナルの専用武器、通称・ジクティウェポン。これをソードモードにして構えた。
すると、相手も黒く禍禍しい剣を取り出した。
それを手に持つのやつ姿はまさしく“魔王”だった。
ジクティアはそれを、魔王と呼ぶことにした。
「強そ...。いや、怯んでらんないよな!」
彼が魔王に立ち向かった。一見互角に見える戦いだが、魔王が若干押している。
剣では敵わない。隙を見てガンモードにしてやりたいが、それすらない。
相手は本気ではないことも感じられた。動きに余裕がありすぎるのだ。まるで彼の、ジクティアの動きを先読みしているかのように動いている。
「ゲームオーバーだ。」
声を変える機械によってねじ曲げられた声でそう言った。目の部分が不気味に光る頭の甲冑が、余計にジクティアの背中を一気に冷やした。
__ 終わった。
そう思わせるに充分だった。
魔王がジクティアに剣を振るった。すると、その軌跡が赤黒い三日月状の光が斬撃となって彼を襲った。
大爆発を起こし、黒い煙が辺りを覆った。それがはれると、ショウが変身解除されてしまい、膝から崩れ倒れたのが見えた。ラータとパレンも彼のとなりに倒れている。
「ジクティア!?」
イスパードが彼を見た瞬間、ローナがネガと同じライフルを取り出して彼を撃つ。
彼の肩を、エネルギーからなった光の弾丸が射貫いた。イスパードも変身が強制に解除され、崩れた。
「あーあ。そーんなもんかよぉ?」
ショウは悔しそうに相手を睨む。動かない身体を恨んだ。
「じゃあ、終わりだな。バイバイ_」
トドメを刺そうとしたところを、誰かの狙撃で阻止された。
「なんだ!?」
今度は三日月状の紫色の斬撃がローナたちを襲った。
「くっ...どこからだ!?」
彼女たちは辺りを見渡すが、誰もどこにもいない。
「ここからだ。」
上から声がして見上げると、木の上に黒髪の男が立っていたのが見えた。
「誰だお前!?」
「俺はエリアス。通りすがりの仕事人だ。覚えておけ。」
エリアスと名乗った男は、地面に降りた。そして手に持っていた黒色の刀を上に突き上げると、他の木々から4人が地面に降りた。
「完全に包囲されているが、どうする。戦うか、逃げるか。」
「チッ...。」
ローナたちはライフルから白い煙を放射して姿を眩まし、それがはれるといないのが分かった。
「逃げたか。まぁいい。」
エリアスは持っていた刀を鞘にしまった。
「エリアスさん、こいつらどうします?」
黄色い瞳の男が彼にきいた。
片方の目を怪我したのか、包帯をぐるぐる巻きにしていた。
「せっかく助けたんだ。拠点に連れていく。レテアと蘭はそれぞれ向こうの女たちを運んでやれ。サクは前方に敵がいないかを偵察してくれ。俺はあの茶髪の男を運ぶから、あそこの黒い奴を運んでやれ。各々警戒を怠るな。何かあったら守ることを優先しろ。」
『了解!』
エリアスが指示を与えると、みんなが一斉にそう返事をした。
ショウがバッと上体を起こして辺りを見渡した。
棚や机など木製の家具が揃えられ、落ち着きのある部屋だ。窓から見えた銀世界に目をチカチカさせてしまった。
他にこれといった特徴はない。本当に質素な部屋だ。なによりベッドがかたい。
「起きたか。」
そう声をかけてきたのは、あの時助けてくれた男・エリアスだ。
「悪いが、お前は仲間とは別のところに連れてきた。部屋がいっぱいだったからな。ここは俺の家だ。」
彼の目の前にある机の上にはコーヒーカップだけが置いてあった。
「お前のもある。まぁ、お前のはホットココアだがな。」
そう言って一口コーヒーを飲んだ。
「助けてくれたのはありがたいけど、あんたは一体なんなんだ...?」
ショウが彼にきいた。
「俺はエリアス。エリアス・ドランだ、が...。知らないのか?」
緑色の瞳をした目付きの悪い男だ。怒らせたら一瞬でやられる、と思ってしまった。
「有名人なの...?」
「まぁ、人によってその意味は違うけどな。“悪い”印象で、“良い”印象で、もしくは単純に...有名人だ。...まぁ前者の奴の大概は、悪事を働くような悪い奴だけどな。」
「あんたは悪い奴なのか?」
「それも人によって印象が違うからなんとも言えないな。」
「人によって印象が違う有名人...?」
「...犯罪には手を染めてねぇぞ。妻子がいるってのに、そんなことできるか。」
「妻子...?」
「あぁ。息子が1人。今年で5歳だ。」
ショウは、隣の机にあったホットココアを一口飲んだ。
「お前は?」
エリアスがきいてきた。
「俺はミカミ ショウ。」
「“ショウ”...スラフ州の民らしい名前だ。覚えておく。...もう歩けるだろ。」
「重症だったんだぞ。」
「回復魔法を使ったんだ。傷なんてとっくに治ってる。」
ショウはベッドから降りて立ってみせた。
ほんとだ、っと呟いた。
通常、スラフ州の中にある国々は全て魔法の使用は、免許を持たない者は禁止されており、それを守らなかった者には重い罰が課される。
この男はそれを知っているのだろうか。ショウは彼にきくことにした。
「あんた、魔法の免許を持っていたのか。」
「俺じゃない。俺の嫁だ。あと、持っているから安心しろ。」
「...奥さん、名前は?」
「どうしてそんなこと聞く...? ...レイカだ。」
それを聞いたショウは驚いた。名前がスラフ州の人間だったからだ。
それは昔から魔法の力を持たない。スラフ州に限ったことではないが、子供は産まれたらすぐに魔力に反応する石を当てられる。反応した者には魔法教育をするためだ。もちろん州内でもそれは全ての病院でやっている。(やらないと国際法違法になる。)スラフの全国民が魔法の力を持っていないとされているのに、レイカという女性は一体...?
「レイカって人は...何者なんだ?」
「まぁ、そうだな...魔界の人間、かもな。」
「バカな。いくら魔法科学が発展したからってそんな世界あるわけ__」
「_ 俺が数年間そこで暮らしていた。」
耳を疑った。しかし彼が言うなら、と何故かどこかで納得していた。
他にも色々ききたいことは山ほどあるが、この辺にした。
彼を不機嫌にさせるかもしれないと思ったからだ。
「そうだ、俺の仲間たちと連絡がとれた。これからお前を、お前の仲間たちと合流させる。仕度しろ。」
そう言って彼は立ち上がり、部屋を出ていった。
彼に導かれるまま進むと、木造の大きな古い建物があった。
ドアを開けた向こうには広間があり、そして確かにダイスケたちがいた。
「ショウ!!」
「ご主人様!!」
ラータとパレンも一緒だ。
二人は彼の姿を見るとすぐに駆け寄った。
「ご無事でしたか!?」
「あぁ、まぁ...。」
「...よかった...!」
ショウは、心配してくれたラータの頭をわしゃわしゃと撫でた。
「それにしても...あの人たちって知り合いなの?」
隣のパレンがきょとんとした様子できいてきた。
「いや、知らない。けど、何故か...ずっと前からの『先輩』って感じがする。」
そう言って彼はエリアスの目を見た。
ダイスケの後ろには助けてくれた人たちが揃っていた。
それぞれ、ラエル、レテア、蘭、サクという名前らしい。
その中でもショウは、一人に既視感を覚えていた。緑色の髪で、赤いマフラーをしている女性だ。
「あなた...どっかで見たことあるような...?」
「えっと...ネットかな...?」
その人の透き通った声に、ギャップを感じた。このおしとやかな女性が、自分たちを助けてくれたのかと思うと...複雑だ。
「ネット...?」
「Moonの、ミドリちゃん...かなって...。」
「あ、その人だ...。ミドリん...!?」
ネットアイドルのMoon。ミユの親友で、アイドル仲間の女の子だ。
「あの子は、私の娘なの...。」
「え...!?」
子供を持っているとは思えないほど若く見えた。だからこそ余計に驚いた。
「あなたは、ミドリちゃんのファンなの?」
「ま、まぁ...ミユと比べたら断然可愛いし...。」
ミドリの母はニコッとした。自分の娘が推されているのが嬉しいようだ。
「お前たちはこれからどうするんだ?」
黄色い瞳の男きいてきた。
お目当てだったアライ モモの個人情報資料は手に入ってある。
もうレディナにいる必要はない。
「ルアフに帰る。仲間たちがいるんだ。」
「仲間か。いいな。俺はラエルだ。よかったら覚えておいてくれるか?」
彼はそう言って優しく微笑み、手を差し出した。ショウはその手を握り、しっかりと握手を交わした。
「途中まで送ってやる。」
エリアスが彼らに言った。
手配した小さなバスが既に外で待機しているようで、ショウたちに加えてエリアスとラエルもそれに乗った。
...レディナ国際空港に向かう一向だったが、道中で道が爆発した。
急なことで運転手がハンドルを90度回し、お陰で急カーブをした。
木に激突してボンネットから黒い煙が上がった。
「簡単に逃がすかよ。」
ローナと魔王だ。
彼らは降り、急いで戦闘体制になった。
「お前らを喰ってやる。」
ライフルの口をショウに向け、引き金を引いた。決して一発ではなかったが、それは全て紫色の光の線が弾いた。そしてその正体は、エリアスが刀を振った軌跡だ。
「“刹那の領域”。お前たちでは見切れない。」
彼はそう言ってゆっくり刀を鞘にしまった。
かっこいい。
ショウのなかにあったのは、それだ。しばらく見とれていた。
「チッ。やっぱ本物か。まぁいい。全員ブッ喰らってやるよ!」
マチェットを取り出した。隣にいた魔王はあの時の禍禍しい剣を取り出した。
「ラータ、パレン! いくぞ!」
ショウが彼女たちを見た。
「はい!」
「りょーかい!!」
良い返事が帰ってきた。パワーナイフを起動し、パッドに差し込んでジクティア・パレンの姿になった。
ダイスケもコア・システムを使ってイスパードに変身した。
「お前ら...なんかすげぇ格好だな...。」
きょとんとした様子でラエルが言った。
「サーイッコーでしょ。」
4対2でこちらが優勢だが、相手が圧倒的に強い。
イスパードとラエルがローナと戦い、ジクティアとエリアスが魔王と戦うことにした。
「背中は預けたぞ。黄色の瞳の剣士。」
イスパードがラエルを見て言った。
「分かった。鎧の人!」
それぞれマチェットと剣を取り出し、ローナと応戦した。
「ルアフの戦士のお手並み拝見といこうか。」
「お手柔らかに、有名人さん!」
エリアスは手に持っていた刀を鞘から取り出し、構えた。
ジクティアもジクティウェポンをソードモードにして構え、同時に攻めた。
パレンの水色の力は、海の力だ。発動すれば地面を水中のように潜ったり泳いだりと、なかなかトリッキーな技を仕掛けることができる。
それを発動させ、翻弄させながら戦うことにした。
エリアスは黒色の角を生やし、目を赤く光らせた。超高速で接近し、刀を一振りした...と思ったら斬撃が何発も現れた。
刹那の領域...一瞬すらを越えた、“極”一瞬。人間離れした速度で相手を斬り込んでいる。
最初は刀背で戦っていたが、すぐにその必要はないと思ったのか、通常の持ち方に戻した。
『ご主人様! 弱点があったよ!』
エリアスに攻撃されている場所の防御力が、一瞬だけ極端に減っているのだという。
そして再生されているころには、元よりも強固になっているという。
「エリアス! 攻撃をやめてくれ!」
「なに...!?」
水色の力を解除し、地面に立った。エリアスも大きく跳んでジクティアの隣に戻った。
「どういうことだ。」
「相手は攻撃をすればするほど強固になる。」
「なるほど。なら、一気に片を付ける方がいいな。」
「さすが。でもその前に相手の動きを封じる必要がある。」
「方法は?」
「そうだな...。」
魔王が二人目掛けて剣を振り、斬撃を飛ばした。
それぞれ避け、相手の動きを止める方法を考えた。
思い付くまでの間、攻撃を避け続けた。
そして再び背中合わせになるころ、ジクティアがなにかを思い付いた。
「弓矢であいつの動きを封じ込める。その間に一気にケリをつけよう。」
「わかった...!」
二人はそれぞれ散り、作戦を開始した。
《ブレイクアロー!》
パレンの武器を取り出した。
それにある挿入口に、パレンのパワーナイフを刺した。
《パレンパワー! デストロイ・フィニッシュ!》
足元狙い、水色の力を込めてエネルギーの矢を放った。
魔王の足元が爆発し、固定された。
「今だ!」
ジクティアは大声で言ってからエリアスを見ると、彼は背中から大きな翼を出していた。
「失せろ...!!」
龍のように厳めしくなった手で拳を作り、一気に距離を詰めて魔王をぶん殴った。
大きな爆発が起こった。
「...ッ!!」
一方、イスパードたちもローナに負けじと対抗していた。
「くそっ...!」
2対1なのに、それでも負けず劣らずの戦闘をしていた。
ラエルの素早い動きに着いていけていないのか、彼と交戦するときは若干押されている。
「まだオレはほんきじゃないぞ?」
ローナが煽るように言った。
「奇遇だな。俺もだよ。」
ラエルが親指を立て、自分をさした。
ローナが驚いた様子で彼を見た。ダイスケも彼が本気でやっているのかと思っていた。
「じゃ、本気でやろうか。」
剣を鞘にしまい、目をつむって瞑想し、再び目を開けて構えをとった。
「来いよ。」
「ざっけんなよ...人間が!!」
スッと目の前に現れ、ラエルを殴った__ ように見えたが、彼女が彼によって投げ飛ばされた。
「こちとら刹那とかってワケわからねぇ力を持った世界の英雄サマに鍛えられてんだぞ。」
「舐めんなよ人間!!」
ローナが怒りを露にさせた。
「その英雄さんが人間じゃねぇし、人外は慣れてるもんよ!」
イスパードはライフルを取り出し、構え、ローナを撃った。
「に"ゃ"ぁ"!!」
腑抜けた声をあげて倒れた。
「くそ...!」
「とどめだ。行くぞ!」
マチェットにコア・システムの力を溜めて解き放った。
ラエルもそれに連なって剣を取り出し、黄色の斬撃をクロス状にして飛ばした。轟音と共に派手に爆発を起こした。まともに食らったように見えたが...。
魔王はケロッとしていた。
「なにッ!?」
エリアスの腕を掴み、投げ飛ばした。
翼が引っ込み、元の人のかたちとなった彼は、地面の土を抉りながら転がっていった。
「大丈夫か!?」
「くそっ...バケモノか...あいつ...!!」
ラエルの声が聞こえた。
振り向くと、ラエルを倒し、彼の首を両手で掴んでいるローナがいた。
「調子に乗るなよ...。ザコめ...。まずお前から喰ってやろうか...。」
唸りながらそう言った彼女が口を開けると、鮫のように一つ一つが尖った歯が現れた。
「ラエル!!」
仲間を助けに向かおうとしたところを魔王が立ちふさがり、剣の取っ手のそこで腹部を突いた。
「このやろう!!」
ジクティアも魔王に対抗するが、あっけなく倒された。
『ショウ!!』
二人が彼の心配をした。
「やばいな...このピンチ...久し振りすぎる...。」
ラエルは呼吸もろくに出来ないなか、ローナの肩を押して近付かないようにと抗う。
「可愛い..顔が...台無し...だぞ...!!」
「黙れ...。お前は許さない...。」
マズイ。
イスパードは後ろでボロボロになって転がっていた。まだ息はしているが、もしかしたら時間の問題かもしれない。指をピクリと動かした。
「...ラータ...。」
『はい...?』
「俺に賭けてくれるか...?」
『な、何を...?』
「“ストロフモード”だ...。」
『しかしあれは、使用不可能だって結論になったのでは__ 』
「説明は後だ...。出力を...75%まで上げろ...!」
『ショウ...何を言っているのですか!?』
「いいから早くしろ!!!」
『分かりました...。出力75%...。ストロフモード...解放...!』
パレンが強制的にアームド解除され、地面に倒れた。
ジクティアの体から黒い煙と液体が滴るように溢れてきた。
身体中に電流が走る。
危機を察知したラータが強制的にアームドを解除させた。
「ラータ!?」
「うっ...うぅっ......!!」
苦しそうにしているラータの足元には、黒色の液体が溜まりを成していた。
「ラータ...?」
「ショウ...皆と...逃げて...ください...!」
「なに言って...?」
突然ラータの目が据わった。
光をなくした瞳が魔王を捉える。
「ストロフ。」
ラータが呟くと、液体が粒となって浮き上がり、一つ一つが硬質化して彼女の身体中にくっついた。
腕や足、胸元に黒い鎧が形成された。
いつもは綺麗な桃色だった髪の色は赤黒く変色し、ウサギの耳は黒くなっていた。
《全てのいろ、全ての力が雑に混ざり、込められた力。ラータを使う者に命の危機が迫ったとき、ロックが解除されて使用が可能となる。それがストロフ。》
《ストロフには、ラータ自身を自爆させるに充分なエネルギーが込められており、最悪そうなるか、もしくは__》
《抑えきれない力によって自我を無くし、見境無しに全てを破壊しようとする。》
Android #32 守護者と守護の剣
エリアス「久し振りだ。」
ラエル「つーか俺らがここで話すのは初めてっすねぇ!」
レテア「後輩さんたちを見守っていきましょう。」
ショウ「先輩...!!!」




