スランプじゃないけど、悩んでます
【こころ龍之介/以下略:ここ龍】
「うー、どーしよ。あっ、どーも、こころです。いきなり始まりましたが、ポン!です」
【雲雀丘貴文美/以下略:貴文美】
「こんにちわ。アシスタントやる事になった雲雀丘貴文美です。ここ先生のお話では15歳~18歳を演じてます。貴文美ちゃんとお呼びいただいて大丈夫です。クスッ」
ペコリ
【ここ龍】
「前回の終わりに、急にアシスタントに使命して悪かったな、貴文美」
【貴文美】
「いえいえ、出番が増えるのは嬉しい事です」
【ここ龍】
「他のキャラ達に妬まれへんかったか?」
【貴文美】
「心配はされましたけど、大丈夫です。桜子さんは、凄く心配してくれて、『ここ先生の無茶ぶりは、ほっておいていい』って言ってましたよ」
【ここ龍】
「なるほど、桜子らしい心配の仕方やわ。後で、ありがとう今度ご飯行こう。って言うといて」
【貴文美】
「いいなぁ~、私も行きたい」
【ここ龍】
「打ち合わせするけど、それで良かったらおいで」
【貴文美】
「やったぁ!で、今日、いきなりポン!始められた理由は何ですか?」
【ここ龍】
「エエつっこみや。ちょっと悩んでんねん。どーしよって」
【貴文美】
「まさか、スランプですか?」
ブンブン
【ここ龍】
「無い無い、それはない。文章は幾らでも書ける」
【貴文美】
「それじゃあ、何を?ここ先生?」
【ここ龍】
「“サヨナラの向こう側”の構成の話。今は宮城編1話、横浜編1話の交代で書き進めてるけど、どうも横浜編が2話になりそうなんよ。そうなるとルールが崩れる」
【貴文美】
「“サヨナラ”はそんなルールがあったんですね。知らなかった・・・。ここ先生、話をクロスオーバーさせるのお好きですもんね」
【ここ龍】
「そやねん。せやから読み返すと、“あっココでチラッと出てきてるのって、もしかして、◎◎◎?”みたいな書き方好きなんよ。別々の話が紆余曲折あって1つの話に纏まるのが、書いててゾクゾクすんねん」
【貴文美】
「あー、だから、ここ先生の文体は三人称なんですね」
【ここ龍】
「世界は一人で回っている訳ちゃうし。目線が1人やと世界観小さくなんねん。せやから、うん。僕は一人称では書かない。一人称は気持ちが入り過ぎて、重たい話書くと、ホンマ死にたくなる。貴文美、覚えておき、文章は人を殺す事も出来るんだよ」
【貴文美】
「なるほど、そこまで考えた事は無かったかな」
【ここ龍】
「まぁ、普通はそこまで考えへんもんな。実際、自殺した作家は多い、太宰先生しかり、川端先生しかり」
【貴文美】
「うーん。私、わかんないです。ここ先生」
【ここ龍】
「それでええねん。無理に分からなくていいんよ。」
【貴文美】
「で、話戻しますね。“サヨナラ”の展開どうするんですか?」
【ここ龍】
「決めた!納得いく処迄書いて、舞台チェンジや」
【貴文美】
「それで良いんですね?」
【ここ龍】
「かまへん。書いてるうちに、答えが降りてくる。既成概念なんてブチ壊せや。あー、スッキリした」
【貴文美】
「と、作者は申してますので、お付き合い下さい、読者の皆さま」
ペコリ
【ここ龍】
「お付き合い下さりありがとうございます。先ずは“サヨナラ”横浜編、“小町”、そして、“08”か“凜として”の順番で書き進めたいと思います。又、次のポン!でお会いしましょう」
ペコリ