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愛したいのに愛せない

作者: 蕾華

不快な思いをさせてしまったら申し訳ございません。

 何もない。

 何も残っていない。

 なんて苦しいのだろう。


 ああ、ああ、こんなにも私を苦しめるのは何なのだろうか。

 何も言えない私が悪いのか。

 結局そこになってしまうのかもしれない。


 言いたいことが言えるなら、そんなに楽なことはない。

 言いたいことが言えるなら、こんなに苦しくない。

 言いたいことが言えるなら、こんなに悲しくない。


 言いたい言葉はあるのに詰まって出てこない。

 言葉を潰して、潰して、潰して何も残さない。


「言えばいいじゃない」


 そんな言葉が突き刺さる。


 唐突に苦しくなる。

 唐突に悲しくなる。

 唐突に虚しくなる。


 私は私にしかなれないのに、愛したいのに愛せない。

 

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