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2度目の惨敗

 そのことに気がついたのは単なる偶然だった。強いて言うなら1日3回もらえる食事を口にしていたことか。

 レザーリビングメイルと4人の精霊達、彼等は一体何を食べて活動しているのだろうか?精霊達を創造してから丸5日経つが俺は彼女たちに食べ物を与えておらず、彼女たちもそれを気にした風もなく俺の側に侍っている。そして彼女たちよりも長い時間を共に過ごしたレザーリビングメイル達も、これまで一度として食べ物を要求してきたことがない。もしやこの迷宮で作られた彼等は活動のために物を食べる必要がないのだろうか?


『レザーリビングメイルと精霊達は大気中に漂う魔力とわずかなエナジーがあれば活動することが出来るため、食事の必要がありません。しかしゴブリンや狼のような魔物を仲間にした場合は食事を与える必要があります』


「そいつらを仲間にした場合もらえる食事って増えるのか?」


『否定です。支給される食事の量に変更はありません』


 何という落とし穴。今までは(自主規制)を求めて配下作成を何度も行ってきたがもし人狼(♀)の作成が成功したりしていたら食糧難に陥ることになっていたわけだ。これは少し悲しいが作成失敗して良かったといったところか。配下の作成もこれからはそういうところも考えて行う必要があるな。すくなくとも食料を支給に頼らず自力で得られるようになってからハーレム要因の作成を行うべきか。白黒エルフに犬耳猫耳ロリドワーフちゃんたち、君らをハーレムに加えるのはさらに先になってしまうようだ。ごめんよ。


 どこからか別に待ってないからとツンデレな台詞が聞こえてきたような気もするが、そんなことは気にせずに食料の自給自足が出来る施設を得るために今日もダンジョンの攻略に勤しむとしよう。






 頭上を鬱陶しく飛び回る大蠅の大群にイフリートの根源魔法が襲いかかる。広範囲を焼き付くさんと渦巻く業火。俺の放つそれよりも数段は威力高いそれが大蠅をことごとく討ち滅ぼしていく。

 ささやかな胸の前で腕を組み不適な笑みを浮かべるイフリート。効果は小さいとはいえ魔力回復のスキルがあると、消耗をさほど気にすることなく魔法を撃てていいよな。俺も欲しいな、あのスキル。


 ドロップしたアイテムを回収し探索を続ける俺たち。メンバーは属性持ちのレザーリビングメイル達に4精霊を加えた計9人。これがダンジョン探索系のRPGだったりしたら上限オーバーなのだろうが、いくらゲームのような現実とはいえ現実は現実なので、パーティに上限なんてものは存在しない。いくらでも連れて歩くことが出来る。

 まぁ通路の広さという問題もあるから多ければいいってものでもないけれどね。多すぎればそれだけ身動きとれなくなるし。他にも俺の指揮能力の限界もある。正直この数の指揮を取るのでもう限界だ、これ以上増えると指揮が追いつかなくなりそうだ。そこのところは慣れればその限りではないのかもしれないが、それでも限界がそう遠くないのは間違いないだろう。ゲームのようにはいかないものだ。現実なのだから当然か。

 ゲームのように、といえばここのところ考えていたことがある。ここは確かに存在する現実だが、そのくせゲームのようなところが存在しているのもまた事実。エナジーを払ってアビリティを得たり、配下を作成できたりといったところがそうだ。その配下の作成、ある程度の法則なりなんなりが存在しているのだろうがその自由度が高い。今はまだスライム程度しかできないがエナジーを払うだけで配下の魔物を作り出し、ただの革鎧をリビングメイルへと変貌させ、魔法の副産物である諸々から精霊を生み出した。ちょっと思いついたことを実行すれば高い確率で成功するのだ。それならば、ゲームなどに存在するシステムを真似て配下の作成を行ってみても、それは高い確率で成功するのではないかと俺は考えている。たとえば配下の魔物同士を融合または配合したり、魔物と既存のものを融合させたりなどだ。それを行うための準備がまだ整っていないため試すことは出来ないが、これがうまくいけばより戦力の強化が可能になるだろう。


「ん、あれは?」


 つらつらと考え事をしていると前方に強い気配を感じ足を止める。この階層では今までに感じたことのない気配。まるで第1階層のフロアボスのそれに似た。


「第2階層のフロアボスか!」


 その可能性に思い当たると俺たちはすぐさまその気配の元へと向かった。そして向かった先にあったのは前の階層にもあった巨大な扉。


「間違いない、この先にいるのはフロアボスだ」


 ついに見つけた。これでようやく次の階層へ向かうための目処が立った。扉に触れながら意識をその向こう側へと集中し気配を探る。前階層のフロアボスであるゴブリンジェネラルと比べてもそう大した違いは見受けられない。つまりその強さも同格と考えられるはずだ。現在俺たちはレベルにしろ戦力にしろ前階層を突破したときよりも充実している。多少フロアボスの周囲に感じる多くの気配がゴブリンジェネラルに率いられていたゴブリンたちよりも強いようだが、それくらいならば誤差の範囲だ。

 今日はここまでくるのにたいして戦闘をしていない。大蠅が数度と、ゴブリンが2回ほどで、つまりリレザーリビングメイル達の損傷もほとんどないといってもいい状態だ。精霊達が少々魔力を消耗しているが、先ほどの大蠅との戦闘でドロップした下級魔力薬を使えばすぐに万全の状態になれる。挑むならば、今か。 そうと決まればと異次元ポケットから魔力薬を取り出し精霊達の魔力を回復させる。


「よし、いくぞ」


 扉を一気に開け放ち、俺たちはフロアボスの待ちかまえる広間へと流れ込んだ。

 扉を抜けた先にいたのは30対体近くのコボルト達だ。そしてその中央にはコボルトたちよりも二周りは大きな体を持つ、後ろ足で直立する狼、狼男か?


「盾持ちは前衛でコボルトを抑えろ!弓持ちはフロアボスが動いたら牽制、精霊達は急いで雑魚の掃討を!」


 俺の命令を聞いた配下が一斉に動く。コボルトもまたそれを座してみるつもりはないようで、雄叫びを上げながらこちらへと走り始めた。


「コール・アンデット、スケルトン」


 それは死霊魔法のレベルが5に達したときに覚えた魔法だ。骨を媒介にスケルトンを呼び出し使役する魔法で、効果時間は短くスケルトンの強さもたいしたものではないではないが、たくさんの敵がいる場では壁として十分役目を果たすことが出来る。呼び出されたのは右手にシミターと左手にバックラーを装備したスケルトンで、俺の指示に従い前衛のレザーリビングメイル達の間にその身を潜り込ませて迫り来るコボルトへと盾を構える。

 敵の先頭が正面を守る剣持ちを間合いに納めようとした瞬間、炎属性の広域魔法が炸裂し前方の敵に一気に大きなダメージを与える。


「ギャァァァァァァァッ」


 コボルトの悲鳴。その攻撃で突撃の勢いを失った敵を、前衛達の得物が貫きとどめを刺す。


「よし、このまま先に雑魚を片付けるぞ!」


 先のフロアボス戦よりもレベルが上がり、より広範囲にかけることが可能になったフィジカルカースを放とうとしたそのとき、弓持ちが動いた。俺の命令を受けてからじっと狙いを定めていた彼が動く、それはつまりフロアボスが動いたということ。


 もう動くか、雑魚は最初の数体しか倒してない。仕方ないがフロアボスは弓持ちにそのまま牽制させて、こちらに来るようでも前衛になんとか抑えさせよう。


 フィジカルカースの詠唱を中断し、そう命令を下そうとし、それを目撃した。弓持ちの矢を難なく回避してこちらに駆けるフロアボスの姿を。群れるコボルトの間を縫うように信じられない速さで駆けるフロアボスに、弓持ちの攻撃は牽制になっていない。そしてコボルトの間をあっという間に駆け抜けたフロアボスは、壁として用意したスケルトンを一撃で粉砕し、剛毛で覆われた太い腕をその横でコボルトの攻撃を防いでいた剣持ちに向けた。


 まずい。


 警告の言葉を発しようとして、しかしそれよりも早く振るわれた爪が剣持ちの体である革鎧をまるで紙か何かであるかのように引き裂いた。剣持ちがその場に崩れ落ち、光の粒子となって消える。即死だ。

 見方を死に追いやった敵の姿に気付いた槍持ちが目の前のコボルトを無視してフロアボスへと突きを放つ。しかしそれは容易く回避され距離を取られた。


「よくもやりやがったな!」


 フロアボスへ根源魔法を放つ。突き出された手から放出された魔力が電撃となってフロアボスを貫いた。


「グルゥゥォオォォォォォォォォオオオオオオオッ!!」


 フロアボスの雄叫びが広間を揺らす。俺の電撃を受けて足を止めたフロアボスにウンディーネの放つ水の槍が迫るが、敵はそれを跳躍して回避する。頭上を飛び越えようとする敵をシルフの風の刃が襲いかかり、幾つもの傷を負わせて辺りに血が飛び散る。しかし着地したフロアボスはそれがどうしたと言わんばかりに腕を振るい、着地を狙って殴りかかったノームを迎撃し壁まで吹き飛ばした。


 くそ、ダメージはちゃんと通ってる。シルフ達のレベルで出せる魔法の威力からして、おそらく防御力はゴブリンジェネラルよりも低い。だけど、それ以上に速い!ゴブリンジェネラルよりも圧倒的に速い!そのうえコボルト達がまだ残ってるせいでそちらへの対応もしなきゃいけないせいで余計にフロアボスへの対処が難しくなってる。


 フロアボスの行ったたった一度の突撃で前線は崩壊した。剣持ちとスケルトンの一体が抜けた穴をすり抜けたコボルトが攻撃してきたのを間一髪で防ぐが、さらに反対側から仕掛けてきた攻撃を防ぎ損ねて強い衝撃が俺を襲う。


 アイアンプレートが手には入っていて良かった。これがなかったら今のでもっと大きなダメージが入ってた。鎧の上から強打をくれてくれたコボルトを鉄の剣で切り捨て、盾で防いだ方もそのまま切り捨てようとする。しかしそれは背後からの衝撃で不可能となる。一体何がと振り返った先に見えたのは、フロアボスの爪撃を受けて地面に叩きつけられたウンディーネの姿。どうやら彼女が身を挺して庇ってくれたおかげあの一撃を受けずに済んだらしい。


「くそ………………!」


 ウンディーネに突き飛ばされた勢いのまま床を転がり、起き上がりざまに根源魔法をしよう。複数の氷の矢がウンディーネに追撃を加えようとしていたフロアボスに降り注ぐが、それを察知して攻撃を中断すると軽々と安全圏へと退いてみせる。


 駄目だ。あいつを捉えるには速い攻撃じゃないと無理だ。電撃か、次点で風による攻撃か。


 フロアボスの背後から弓持ちの放った風刃が襲いかかり、黒い毛皮に赤い血が飛び散る。しかし威力が低かったかフロアボスはそれを意にも介さず振り返り弓持ちの懐へと飛び込み、先の剣持ちの時と同じように一撃で、弓持ちの体を引き裂いて見せた。


 レザーリビングメイル達はコボルトの攻撃でも傷を負っていた。ボスが相手でしかも直撃を受けたら耐えられない。圧倒的に防御力が低すぎるのか。


 懸念していたことが明確に浮き彫りになった瞬間だった。


 戦力は十分だと思っていた。けど、全然十分なんかじゃなかった。

 壁まで吹き飛ばされたノームがフロアボスへと殴りかかるが、敵はノームの背後へと素早く回り込むことで回避し、再び腕を一閃。精霊達は物理耐性/中のスキルを持っているためにレザーリビングメイルと違って一撃で倒されることはないが、フロアボスの一撃を受け止めるだけの力はなく、再び壁まで吹き飛ばされる。


 一人一人で攻撃していてはフロアボスに攻撃を当てることは難しい。だが連携を取ろうにもコボルトが邪魔でどうしても単独でフロアボスの相手をせざるを得なくなる。ならば先にコボルトを狙えばその隙フロアボスの攻撃を受けることとなる。

 また今度は斧持ちがコボルトを倒した直後を狙われ殺される。悔しさに歯を食いしばり根源魔法を放とうとするが、横合いからコボルトが飛びかかってきたために断念。盾で防いで鉄の剣を振るう。コボルトの首をはね飛ばしてフロアボスへと視線を戻すが、奴はすでに別の場所へと動いており、水の奔流を放つウンディーネを殴り飛ばしていた。


 くそ、くそ、くそ!


 電撃がフロアボスを撃つ。一瞬動きの止まったところに今度こそノームの拳が突き刺さった。

 フロアボスの表情が初めて苦渋に歪む。


 悔しがるのは後だ、フロアボスといえど攻撃が当たればダメージは通る。けして倒せない敵ではない。


「イフリート!俺を護れ!」


 自身を鼓舞しその動きを止めようと再度電撃を放つ。すぐ側へと飛んできたイフリートが、俺の邪魔をしようとしたコボルトをしとめる。そして電撃を受けて硬直したところに2度目のノームの拳が決まった。

 このまま嵌めることができれば……………………。

 そう思った直後ノームが光の粒子となって散った。何故だと目を見開き、ノームの一撃を受けならも振るった腕が轟音をたてて振り抜かれた。

 シルフの風刃がフロアボスの毛皮を切り裂くが、敵はそれを無視して動く。ノームによって動きを止めていたフロアボスから距離を取ったウンディーネへと再度接近し、振るった腕が彼女を光の粒子として散らした。


 もう、そこから先は一方的な蹂躙でしかなかった。少しでも多く、少しでも多くダメージを。相手もダメージを受けているのだ倒せない相手ではないはずだととにかく電撃を放ち確かにダメージを重ねていった。けれどそれでも足りなかった。槍持ちが倒され、イフリートがシルフが爪牙の餌食となり、俺もまた、フロアボスの攻撃を喰らって意識を失った。






 玉座の間で目を覚ます。辺りを見回して見るも俺以外には誰もいない。


「死に戻りか、レザーリビングメイル達は?」


『配下の魔物は死亡後、復活には時間がかかります。また配下の魔物はレベル回以上死亡するとその存在が消滅しますのでご注意ください』


 そうか、回数はあるけど復活は出来るのか。良かった。


「なぁ、レベル回以上ってのはレベルが上がるとどうなるんだ?」


『レベルが上がればその分だけ回数が増えます。しかし復活回数が回復することはありません』


「進化した場合はどうなるんだ?」


『進化した場合は回数がリセットされます』


 進化した場合レベルがどう変動するかも分からないしな。これで復活回数がリセットされず進化したらレベルが1になってそのまま死亡、なんてことはないわけだ。よかった。


「あのフロアボス、名前だけでいいから教えてくれないか?」


『第2階層のフロアボスは狼男、コボルトの上位種です』


 そうか、あれが狼男なのか。正直あのスピードは驚異すぎる。配下の連中の強化をしっかりしないとあれには勝てそうにない。

 これはさっき考えてたことを実行するべきか。皆が復活するのにはまだまだ時間が掛かりそうだしレベルアップでもしてから何をするか考えていよう。次でレベルも15になるしまずは名付けかな。


【エナジーが足りません】


 ………………………なんですと?


 え、エナジーが足りないとは、ついに消費に供給が追いつかなくなったか。く、たしかに最近レベルアップに必要なエナジーの量の増加量が増えてきてたし、無属性のレザーリビングメイルの数も12体に達するほど作ってるし、エナジーを使いすぎたか。けして無駄遣いというわけではないけれど、もう少し使い方を考えなきゃ必要なときに足りなくなる。うん、エナジーの量はレベルアップに足りないだけで結構あるし、俺がレベルアップしたとしてもフロアボスに挑むにはそれだけじゃ足りない。うん、レベルアップは後にしてこのエナジーを使ってエレメンタルナイツを強化しよう。まずは前衛をどうにかしなければあれに勝つことは不可能だ。まず一番に強化したいのは彼等の防御力だ。コボルトまでは何とかなったけれどやっぱり革鎧ではフロアボスの前では紙も同然。これを改善しなければ。

 エレメンタルナイツの防御力をどうにか改善できたら次は精霊達だ。まずまともに攻撃を当てられたのがシルフだけというのが問題だ。攻撃が当たってもダメージが低いというのも大問題だ。精霊達は作り出してからアビリティを覚えさせてなかったし、欠点を補えるよういろいろと覚えさせる必要がある。そのためにもエナジーが大量に必要になってくるな。よし、レザーリビングメイル達を第2階層に向かわせてエナジー集めを優先させよう。どうせ第1階層で手に入るアイテムで有用なものはレザーリビングメイルの素材である革鎧ぐらいだしな。銅系の武器は剣も槍も斧もそこそこ余ってるし、まだ未鑑定のアイテムが山ほどある。まずはこれの鑑定をして使える物がほかにないか調べよう。






 さて、未鑑定のアイテムを鑑定している最中だが、いくつか収穫があった。一つは革の兜だ。第1階層と第2階層のどちらで出てきたのかは分からないがそれが4つ。ちょうどエレメンタルナイツの人数分ある。装備できるのなら装備させておきたい。

 二つ目は鉄製の武器だ。剣が1本に斧が2本あった。おそらく誰かが宝箱から入手したのだろう。これらにはすぐに属性付与を施した。失敗時の損失?もちろん覚悟の上だ。狼男を倒すためには少しでも戦力を底上げしなければならないのだ。失敗を恐れて準備を怠れば先の2の舞になる可能性たってある。

 属性付与の結果は斧の1本に炎属性の付与を行うのに成功したが、もう1本と鉄の剣は失敗だった。失敗した物は仕方がないと俺の使っていた鉄の剣を剣持ちに与えることにした。

 俺の武器はどうするのかって?一つ考えがあるのでそれを試してからだが、まぁ失敗したら新しいのがでるまで銅の剣で我慢するつもりだ。第2階層の雑魚が相手なら銅の剣でも十分戦えるしな。

 とまぁこれが今回の収穫だ。まだすべてのアイテムを鑑定し終えた訳ではないし、鑑定している間にも無属性のレザーリビングメイル達が戻ってきて集めたアイテムを置いていくのでもう少し掛かりそうだ。一度戻ってきたレザーリビングメイル達には第2階層に行くよう命令を出しているのでエナジーの集まりも少しは良くなるだろう。得物は特にコボルトを狙うように指示を出している。コボルトから得られる鉄鉱石が目的だ。傷薬と魔力薬をドロップする大蠅も狙いたいところだが、さすがにあれは効率が悪すぎる。あれは精霊達が復活したら彼女たちに任せるつもりだ。

 とやっている間に未鑑定アイテムの中から鉄の槍が。早速属性付与を行うが結果は、失敗。鉄の槍が塵になって消えていった。今日は少し成功率が悪いようだ。

 だがそれは問題ない。鉄の槍がドロップすることが分かっただけでも十分な収穫なのだ。少しでも戦力を上げるために多少の損失は目を瞑るべきだ。






 そうこうして鑑定が終わるのは皆の復活が終わって少しした後だった。さぁ次はエレメンタルナイツの強化だ。






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名前:黄麻大地おうまだいち

性別:男

レベル:14

職業:魔王候補生

クラス:魔法戦士

生命力:E

力:D

魔力:D

素早さ:D

運:B

アビリティ

剣術LV27(LV5up)・盾術LV23(LV7up)・根源魔法LV28(LV9up)・付与魔法LV15(LV6up)・死霊魔法LV10(LV3up)・ジャンプLV5(LV2up)・ダッシュLV13(LV5up)・鑑定LV32(LV14up)・気配察知LV27(LV5up)・魔力察知LV13(LV5up)・直感LV10(LV4up)

スキル

・根源魔法/炎/雷/風/水/氷

・付与魔法/炎/風/土/水/氷/雷

・死霊魔法/フィジカルカース/コールアンデット

・配下作成

装備

武器1:鉄の剣(炎属性付与)

武器2:木の盾(土属性付与)

頭部:アイアンプレート(冑)

上半身:布の服

防具:アイアンプレート

下半身:革のズボン

足:アイアンプレート(ブーツ)


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名前:

性別:無

レベル:10

種族:レザーリビングメイル

クラス:戦士

属性:土

生命力:C

力:D

魔力:F

素早さ:E

運:E

アビリティ

剣術LV26(LV7up)・盾術LV28(LV11up)・根源魔法/土LV7(LV2up)

スキル

装備

武器1:銅の剣(炎属性付与)

武器2:木の盾(土属性付与)

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名前:

性別:無

レベル:10

種族:レザーリビングメイル

クラス:戦士

属性:風

生命力:D

力:E

魔力:F

素早さ:C

運:E

アビリティ

弓術LV25(LV6up)・根源魔法/風LV11(LV4up)・解錠LV8(LV1up)・罠解除LV4(LV1up)

スキル

装備

武器1:木の弓(雷属性付与)

   :矢


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名前:

性別:無

レベル:10

種族:レザーリビングメイル

クラス:戦士

属性:水

生命力:C

力:D

魔力:F

素早さ:E

運:E

アビリティ

槍術LV27(LV8up)・盾術LV25(LV9up)・根源魔法/水LV7(LV2up)

スキル

装備

武器1:銅の槍(氷属性付与)

武器2:木の盾


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名前:

性別:無

レベル:10

種族:レザーリビングメイル

クラス:戦士

属性:炎

生命力:D

力:C

魔力:F

素早さ:E

運:E

アビリティ

斧術LV28(LV8up)・盾術LV24(LV9up)・根源魔法/炎LV5(LV1up)

スキル

装備

武器1:銅の斧(炎属性付与)

武器2:木の盾


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名前:

性別:女

レベル:5

種族:ノーム

クラス:無

属性:土

生命力:C

力:C

魔力:D

素早さ:E

運:F

アビリティ

根源魔法/土LV9(LV8up)

スキル

・魔力回復/小

・物理耐性/中

装備


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名前:

性別:女

レベル:5

種族:ウンディーネ

クラス:無

属性:水

生命力:E

力:F

魔力:C

素早さ:D

運:E

アビリティ

根源魔法/水LV18(LV17up)

スキル

・魔力回復/小

・物理耐性/中

装備


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名前:

性別:女

レベル:5

種族:イフリート

クラス:無

属性:炎

生命力:D

力:D

魔力:D

素早さ:E

運:F

アビリティ

根源魔法/炎LV14(LV13up)

スキル

・魔力回復/小

・物理耐性/中

装備


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名前:

性別:女

レベル:5

種族:シルフ

クラス:無

属性:風

生命力:E

力:E

魔力:C

素早さ:B

運:F

アビリティ

根源魔法/風LV17(LV16up)

スキル

・魔力回復/小

・物理耐性/中

装備









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