七夕なお話(とあるフランスのお屋敷編)
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アールヌーボーな時代 仏貴族で貿易商の小話
何か誤解してる東洋の七夕伝説
仏パリ
アールヌーボーの時代
とある貴族の屋敷
「今日は東洋では七夕という夏の祭りの日らしいですね
♪」
ナッシュは何やら台所でパンを焼きながら
明るい笑みを浮かべて
彼の主人である貴族で貿易商のジェロームに言う
ジェロームはソフアに座り込み 手に持っていた新聞をそばにある
テーブルに置いて ナッシュに答える
「ああ、何でも…
天空の星の川に住む天帝の娘の一人で巫女である…
織物上手なオリヒメが
隣の国のスケベな男にさらわれて、危ない所を
牛飼いのヒコボシに助けられたが…
オリヒメは天帝の娘で巫女…
ヒコボシは一介の庶民の牛飼い
結ばれない二人だったが
オリヒメの始まり母親が
そっとヒコボシに耳うちしたんだ…
一年に一度、神に捧げ物に
織り上げた絹を天の川に船を出して
天の川、星の川にそっと沈めて捧げる
その時なら逢瀬が
出来るとね…」
「ジェローム様、聞いた話とちょっと違うようですが…」
「七色の色の紙で、折り紙をして御祝いするのですよね♪
それに恋する人の住む
憧れの土地の方向に向かって
沈黙しながら巨大な海苔巻きを食べる♪」
「海苔巻きは…米はスペインやイタリアから入りますが
海苔は東洋のもので…
輸入品が間に合わなかったので
パエリア風にしたご飯を
具ざいに細長いパンにしました」
恵方巻きの話と…七夕を
間違えて聞いたナッシュは
うれしそうに作ったパンを差し出す
「ナッシュ!げ!こんなに長くて巨大なパンかよ!」
「七色の折り紙で部屋も飾り付けしましょうね」
ナッシュは楽しげに笑った♡
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某まんが雑誌でイラスト描いてました
ついいたーnonotya
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