「お前はもう用済みだ」と義弟に十年の巣箱を渡した夫に、十六箱そっくり残して出ます——蜂はわたくしの庭に来ました
指の節が鳴った。宗兵衛が、わたくしの抱えていた採蜜の桶を横から奪ったのである。朝露で濡れた取っ手はするりと抜け、代わりに十年ぶんのささくれが掌へ残った。
「お前はもう用済みだ。蜜は箱が出すもの。今日から十六箱は弥吉に任せる」
分蜂の朝に桶を取り上げるとは、旦那様は蜂よりずいぶんお忙しいのですね。
庭には宗兵衛の親類が三人、今年の採蜜を見に来ていた。皆、先ほどまで蜜の出来を褒めていた口で笑った。わたくしの手より先に蜜を舐める口は、どうやらよく回る。
「兄貴、俺ならもっと手早くやるよ。志乃さんは一箱ずつ見て回るから、日が暮れちまう」
弥吉さんが桶を受け取った。昨年買ったばかりの羽織、その裾が箱の角を撫でている。あの羽織一枚で、十六箱の冬越しが三年ぶん。三年ぶんを着て歩きながら、一箱の羽音も数えないのですから大したものです。
「左様でございますか」
「不服そうだな」
「いいえ。ただ、一番東の箱へ戻りかけている群れがございますので、先にこちらを済ませます」
宗兵衛は眉を寄せた。親類の笑いがもう一度転がったが、箱の上を流れる羽音の裂け目までは誰も聞かなかった。
群れの一部が柿の枝の先へ浮きかけている。わたくしは桶を追わず、煮て柔らかくしておいた蜜蝋を掌へ取り、空けてあった箱の内へ擦り込んだ。甘い匂いを置き、入口を日向へ向ける。蓋を閉めるころには、散っていた羽音が低くまとまり始めた。
「ほら、箱へ入ったではないか」
宗兵衛が満足げに言った。
ええ。わたくしの指が蜜蝋でべたべたになったことを除けば、実にひとりでに。
「今後は弥吉さんがお世話なさるのでしたら、女王の齢だけは控えておいたほうがよろしゅうございます。一番西は二年目、井戸側の二箱は今年——」
「そんなもの、箱に印をつけておけば足りる」
「蜂は印を読みませんが」
「口答えをするな。弥吉なら若いぶん働ける。お前は家の中をやればいい」
家の中。味噌を仕込み、薪を割り、帳面をつけ、売りに出す蜜を壺へ詰めるところまでは、どうやら家の中に含まれるらしい。便利な家だ。庭も蔵も店先も、旦那様が言えば屋根の下へ縮む。
それでも、東の箱から戻った蜂がわたくしの袖へ二匹止まったので、指先でそっと払った。人の都合など知らぬ小さな腹が、朝日に透けていた。
十六箱を弥吉さんが動かし始めたのは、その日の昼であった。
「蔵の近くなら運ぶのが早い」
彼は箱を二つずつ縄で締め、板へ載せて引いた。庭の南側から、蔵の北壁の陰へ。桶までの歩数が二十歩減ることを、たいそう嬉しそうに数えている。
「弥吉さん、そこは冬の北風が抜けます」
「蔵が風除けになるだろ」
「北壁へぶつかった風は、角で巻いて箱口へ入ります。霜も長く残りますので、元の場所へお戻しくださいませ」
「重いんだよ、この箱。採るたびに向こうまで往復するのは無駄だ」
「春先の花も、こちらからでは遠うございます」
「蜂は飛ぶだろ」
飛びますとも。弥吉さんも歩けます。なのに歩けるほうが二十歩を惜しみ、飛ぶほうへ何百往復も足してやる。算盤に蜂の脚が入っていない。
宗兵衛は縁側から眺めたまま、扇子で膝を叩いた。
「箱は同じだ。置き場くらいで蜜の量が変わるものか。弥吉のやりやすいようにさせろ」
「霜で朝の動きが遅れます」
「志乃。任せたと言ったはずだ」
「承知いたしました」
わたくしは頭を下げた。親類は、朝の笑いをまだ口の端へ残している。宗兵衛の羽織の背には日が当たり、移された箱の入口にはもう影が落ちていた。
その夜、月が蔵の屋根へ隠れてから、わたくしは十六箱を一つずつ元の場所へ戻した。
一箱は持ち上がらない。縄を掛け、板を差し、少し引いては向きを直す。十二箱目で腰が笑い、十四箱目で腕が宗兵衛より正直になったが、十六箱目の入口を朝日の側へ揃えたころには、風はわたくしの背を通って蔵の角へ抜けていた。
翌朝、弥吉さんは首をひねった。
「俺、あっちへ運んだよな」
「さあ。箱には脚がないそうでございますから」
「誰が戻したんだ?」
宗兵衛がこちらを見たので、わたくしは朝餉の椀を並べた。味噌汁一杯、蜜なら小壺の底ほど。旦那様の疑いも、そのくらい薄ければ飲み込みやすい。
「余計なことをするなよ、志乃」
「はい」
返事には銭がかからない。戻した箱にも、わたくしの名はつかない。
夏を越す間、弥吉さんは三度、採蜜の時を早めた。
「今なら高く売れる。花が終わってからじゃ遅い」
「その箱は先週採ったばかりでございます」
「まだ入ってるじゃないか」
蓋を開けた弥吉さんが、蜜の重い巣板を掲げた。陽を透かした黄金色へ、宗兵衛の目が細くなる。あの目は蜜の味ではなく、売値を舐めるときの目だ。
「搾れるだけ搾れ。餅屋が祭り前に欲しがっている」
「旦那様、これは冬越しに残すぶんです」
「秋の花でまた貯まる」
「雨が続けば足りません」
「毎年足りているではないか」
毎年足りさせていた手を、春に用済みとおっしゃったのはどなたでしたか。わたくしの舌の上まで出た言葉は、味見もされず喉へ戻った。惜しい。よい毒であったのに。
「志乃さんは心配性だな。減ったら砂糖水をやればいい」
「何箱に、どれほどを、いつおやりになります?」
「減ったときだよ」
「どの音を減ったとお聞き分けになります?」
「音?」
弥吉さんが箱へ耳を寄せる。今は夏の盛り、腹へ響くほど鳴っている。その賑やかさだけを聞いて、彼は笑った。
「こんなにいるじゃないか」
「ええ。今は」
宗兵衛が巣板を桶へ入れた。蜜が縁からとろりと落ち、土へ丸い染みを作る。わたくしは反射で指を伸ばしかけ、引っ込めた。
十年、この家の蜜はよい値で売れた。香りが濁らぬ朝に採り、花ごとに桶を分け、泡を除き、壺へ詰める。壺の口についた一滴さえ、わたくしが舐める前に布で拭った。売り物だから。宗兵衛の家の蜜だから。
「今年はずいぶん採れそうだ」
「弥吉に替えて正解だったな」
宗兵衛の親類が桶を覗き込み、春より大きく笑った。
わたくしが黙って埋めた穴から、蜜が湧いて見えるらしい。箱を戻した夜も、弱った群れへ水を置いた朝も、巣虫を潰した指も、穴の底にいる。埋めれば埋めるほど、旦那様の足元は平らになる。
秋の終わり、北風が初めて庭を削った晩に、一番西の箱の羽音が細くなった。
台所の砂糖壺は空であった。わたくしは自分の手銭を縫い込んだ帯をほどき、夜道を歩いて砂糖を買った。売った蜜の銭ではない。嫁入り前の針仕事から少しずつ残した銭である。ここを間違えると、あとで旦那様の手柄にされる。銭にも親を選ぶ権利くらいあってよい。
ぬるい水へ砂糖を溶かし、十六箱へ分けた。必要な箱へ多く、まだ蓄えのある箱へは少なく。蓋を浮かせた瞬間、冷えた羽音が指の骨へ伝わった。
「これで、今夜は越せます」
誰へ言ったのでもない。返事も要らなかった。
翌朝、宗兵衛は朝餉を食べながら、今年の売上を数えた。弥吉さんの働きで昨年より多く採れた、と帳面へ書かせた。わたくしは筆を置き、昨夜使った砂糖の代を家の勘定には載せなかった。
これ以上助ければ、来年も箱が蜜を作ったことになる。
昼過ぎ、わたくしは庭へ出た。北風を避ける板を立て、入口の狭まりを確かめ、十六枚の蓋を同じ向きへ揃えた。端から、ひとつ、ふたつ。毎朝欠かさずしてきた目方の見積もりが、八つ目で止まった。
十六箱が並んでいた。
嫁いだ年には三箱だった。最初の冬に一群れを失い、春に二つへ分かれ、雨の年には花を追って遠い畦まで歩いた。女王が替わった箱、鼠に底を齧られた箱、真夏に日除けを足した箱。十年で十六になった。
蓋を撫でる指に蜜蝋の匂いが残った。持っていくことはできない。箱も、巣板も、蜜蝋の一片も、この家のものだ。
「旦那様」
縁側で帳面を見ていた宗兵衛が顔を上げた。
「なんだ」
「わたくし、こちらを出ます」
弥吉さんの持っていた縄が、板の上へ落ちた。宗兵衛だけは帳面を閉じず、指を頁へ挟んだまま笑った。
「何を言い出す。蜂を触らせなかったくらいで拗ねる歳でもあるまい」
「拗ねてはおりません」
「なら家へ戻れ。夕餉の支度がある」
「左様でございます。でしたら、この十六箱はそっくりお宅のものでございますね」
宗兵衛の指が、帳面の間から抜けた。
「当たり前だ。俺の家の箱だ」
「冬の餌は、今の蓄えでは足りません。一番西と井戸側の二箱から先に細ります。砂糖水は冷やさず、夕方に。風除けは春まで外されませんよう」
「それなら、お前がやればいい」
わたくしは一番端の蓋を、ほかと同じ向きへ直した。もう傾いてはいなかったのに、指がそうした。
「わたくしはこの十六を、十年、わたくしの群れだと思うて数えておりました。今日は、それを置いてまいります」
庭を風が通った。十六の箱から、それぞれ少しずつ違う羽音が返った。
宗兵衛は立ち上がったが、何も言わなかった。家の女へ戻れとは言える。働けとも言える。けれど、用のない手へ残れと言う言葉だけは、どうにも見つからなかったらしい。
わたくしは蜜蝋のついた指を井戸端で洗った。部屋からも、蜂を扱う品は一つも取らなかった。十年のあいだ手になじんだものも、すべて置いた。
門で両手を開いた。
何も握っていなかった。
宗兵衛は十六箱を所有したまま、わたくしを呼び止めなかった。
* * *
「十年やってた手なら、板を腐らせやしないだろ」
隣町の講の女衆は、慰めより先に板束を出した。よい方々である。同情は腹へ入らないが、仕事は米に替わる。わたくしは板の反りを見て、使えるものと薪にするものを分けた。
「一箱組んだら、いくらいただけます?」
「売れた蜜の一割。空のままなら板代だけ返しな」
「では、空のままにしない置き場を選びます」
「口だけなら半分だよ」
「十年、舌より手を使ってまいりました。舌もなかなか使えますけれど」
女衆は鼻で笑い、釘の入った椀をわたくしの側へ押した。憐れまれずに値切られるとは、なんと清々しい。離縁した女の頬より、板の反りを気にしてくださる。わたくし、この町が早くも好きである。
借りた鍋で、買った蜜蝋を煮た。婚家から持ち出したものではない。板も釘も蝋も、働いて返すぶんまで値が決まっている。誰のものか曖昧でない蜜蝋は、煮える匂いまでまっすぐだった。
組んだ空箱は、柿の木の木陰へ置いた。冬の北風が家の壁で弱まり、春から夏へ咲く花が畦の向こうまで続く場所である。箱口へ朝の光が差す向きにして、内側へ薄く蜜蝋を擦った。
「ここなら入るのかい」
「入ると決まってはおりません。風を嫌い、花へ出やすく、匂いのよい空き家があれば、候補にはなります」
「人間の借家と同じだね」
「人間の家より、姑がおりません」
女衆の一人が釘を落とし、残りが腹を抱えた。わたくしも笑った。品よく暮らすつもりはございますが、姑のいない空箱は実際たいへん風通しがよい。
空箱を組んでは畑を手伝い、畑を手伝っては蜜蝋を買った。最初の冬、わたくしの箱に蜂はまだいなかった。それでも板は腐らず、風除けは倒れず、箱口には朝日が差した。
一方、婚家では、一番西の群れから音が細ったという。
砂糖水は与えられた。ただし冷えた朝にまとめて置かれ、飲み切れずに残った。弥吉さんは箱を蔵の陰へ移し、春になれば戻ると言ったそうだ。戻るはずの春に、井戸側の二箱まで空になった。
(蜂なんぞ、箱さえ据えておけば勝手に湧いてくるものだ——)
その胸の内を、わたくしは知らない。知ったところで砂糖一匙ぶんの足しにもならない。
春の半ば、残っていた群れも次々に箱を出た。弥吉さんは自分で動かした空箱へ耳を当て、長いことそのままでいたという。蜂を粗末にしたかったのではない。ただ、数えなかった。それだけで群れを失うには足りる。
婚家の庭を、かつて笑った親類が通った。一人が十六箱へ目をやり、声をかけずに道の反対側へ渡ったそうだ。笑いは銭にならないと、ようやく気づいたのだろう。ずいぶん遅い勘定である。
最後に来たのは餅屋の主人だった。羽音のない箱を一度見て、持ってきた空壺の紐を結び直した。
「今年は結構でございます」
商いの言葉は静かだ。静かなぶん、戸板へ打つ釘よりよく響く。
そのころ、わたくしは柿の木の下で昼餉を食べていた。女衆が焼いた固い餅に味噌を塗ったものだ。蜜があれば三倍は働ける味だが、ないものはない。味噌にも礼儀はあるので、きちんと二枚食べた。
空が急に翳った。
「志乃、あれ!」
女衆の声に顔を上げると、柿の木の上を黒い粒が渦巻いていた。羽音が重なり、枝も葉も震えているように見える。やがて群れは低い枝へ集まり、房のように垂れた。
わたくしは餅を皿へ戻した。三口しか食べていない。これは由々しき損失だが、あとで取り返せる。蜂より先に餅を箱へ入れるわけにはまいりませんもの。
「布を持ってくるかい?」
「要りません。空箱の蓋だけ外してくださいませ。入口の前は空けて」
袖を肘まで上げ、枝の下へ立った。群れは固くまとまっている。刺すために荒れている音ではない。それでも素手を差し入れれば、皮膚の上を何百という脚が渡る。
「本当に手でやるのかい」
「このための手でございます」
左手を群れの下へ入れ、右手で枝を静かに揺すった。温かい重みが掌から腕へ落ちてくる。指の隙間を小さな腹が埋め、羽が手首をくすぐった。
一度で全部は取らない。掌へ乗った塊を空箱の底へ置き、また枝へ戻る。女衆は蓋を持ったまま息を詰めていたが、わたくしの言ったとおり入口だけは塞がなかった。
二度目の塊を入れたとき、箱口を歩く蜂の向きが変わった。外へ散るのではなく、内へ続いてゆく。枝に残った群れもほどけ、柿の葉の間から細い流れになって箱へ下りた。
羽音が、空だった板の内側で満ちた。
よし。
声に出せば逃げそうで、喉の奥だけで拳を握った。十年ぶんを持ち出さず、たった二つの素手で、わたくしは最初の一箱を得た。これはもう、誰の帳面にも横取りさせません。
「蓋を」
「はいよ」
蓋が閉じる直前、最後の数匹が箱口へ滑り込んだ。婚家の十六箱は同じ春に黙り、こちらの一箱は柿の木の下で鳴り始めた。先に整えた空箱へ、群れが入った。ただそれだけのことである。
けれど、わたくしの掌にはまだ温かさが残っていた。
その一箱は夏までに巣板を満たした。次の春には三箱、その翌年には七箱になった。女衆は空箱を組む手を増やし、わたくしは群れごとの音と花の移りを数えた。
宗兵衛が門前へ来たのは、最初の蜜を採る少し前であった。
戸を叩く音で分かった。十年聞いた叩き方は、腹立たしいことに耳から抜けない。門の隙間から見ると、宗兵衛は荷車を引いており、背には古い空箱が一つ載っていた。
「志乃。開けてくれ」
「ご用件をどうぞ」
「話がある。夫婦だったのだ、門前で済ませることではないだろう」
「こちらは仕事場でございますので」
「弥吉では駄目だった。箱が空になった。お前なら戻せるのだろう」
詫びではなく、復帰の頼みであった。さすが旦那様、空になっても入れ物から先に数える。人の手を欲しがるときまで、手の持ち主は勘定の外だ。
「戻ってくれ、志乃。今度はお前に任せる」
わたくしは門の掛け金へ手を置いた。開けなかった。
「蜜は箱が出すもの」
宗兵衛の背で、空箱が荷車の揺れに鳴った。
「箱は十六、そっくり旦那様のお手元に残しました。わたくしは何一ついただいておりません」
「だが、お前はここで蜂を——」
「わたくしの手で、こちらの箱へ入れました」
門の内側で両手を開いた。あの日と同じく、今も何も握っていない。宗兵衛は門板の向こうでしばらく動かなかったが、やがて荷車の柄が軋み、空箱の音が遠ざかった。
秋、初めて自分の名で蜜を売った。壺へ貼った紙には、簡潔に「志乃の蜜」と書いた。ひねりも飾りもない。十年なかったものは、名ひとつで充分に甘い。
「売り物を先に舐めるんじゃないよ」
講の女衆が、壺の口へ伸びたわたくしの指を叩いた。
「味を確かめているだけでございます」
「三度も?」
「一度目は香り、二度目は舌触り、三度目はわたくしへの褒美です」
「褒美が一番多いじゃないか」
焼き餅の上へ、搾りたての蜜を細く垂らした。艶のある筋が焦げ目へ染み込み、持ち上げると端から一滴落ちた。今度は布で拭わず、指で受けて舐めた。
甘い。
花の時期も、風の抜けも、群れの具合も分かる。それでも、自分のために味わう蜜がこれほど甘いとは、十年かけても知らなかった。
「あんた方、もう一枚焼いてくださいませ」
「さっき二枚食べたろ」
「搾りたてを舐めずに売るだけの十年は、人を辞めさせますの。ですから今日は二枚目を焼きます」
「四枚目だよ!」
女衆の声を聞きながら、わたくしは柿の木の下を見渡した。新しい箱が並び、その向こうでも羽音が重なっている。十六を超えてからは、数えるたび少しだけ口元が緩んだ。
これは箱の数ではない。
わたくしの仕事の数であり、わたくしが食べてよい蜜の数である。
「焦がさないでくださいませ。蜜がもったいないので」
「自分で焼きな!」
「では五枚目も参ります」
差し出された餅へ、わたくしは遠慮なく蜜をかけた。
ここまでお付き合いいただき、ありがとうございます。
「悪くなかったな」と思われたら、★や感想を残していってもらえると、とても励みになります。
作者ページには他の短編も並んでいます。よろしければどうぞ。




