筋肉令嬢、聖女に選ばれる
赤黒い毛に身を包んだ二十頭の野犬のような魔獣――『ダスカヴィル』。
それと相対するのは革の鎧に身を包んだ一人の女だ。身長180cmを超える長身もさることながら、女の腕、足、首は筋肉の装甲で覆われており、丸太のように太い。
「相も変わらず、こうして数だけは一丁前に揃えてるんだな」
牙を剥き出し、生臭い息を吐くダスカヴィルを一瞥して、女は嘲笑する。
「来い、クソ犬ども。またウチの領地荒らそうって言うんなら、私を喰い殺してから行け!」
その言葉を聞いた瞬間、ダスカヴィルの目の色が変わった。陣形なんてものは存在しない、連携は皆無。ただ各自が自分の意思のまま、女へと襲いかかる。
自身へ迫る牙を見て、女は獰猛に笑った。
拳を固く握りしめ、まとめて三頭、ダスカヴィルの頭部を撃砕する。
「最低限の知性は必要だぞ。是非、それを学んでから死んでくれ」
女の赤眼が鋭く細められる。襲いかかる魔獣に対し、女の両拳が猛威を振るう。頭部を破砕し、首をへし折り、背骨を踏み潰し、心臓を貫き、――その様は一方的な蹂躙そのものだった。
次第に、女の身体は血液で赤黒く染色されていった。しかし女には一切の傷は無い。全ては群がる犬の返り血によるもの。
そうして、女の両腕が肘まで赤黒く染まるまで虐殺は続いた。
野犬の牙はついぞ女の体に傷をつける事はなく。女の周囲には野犬の無惨な亡骸と、血液の湖が築かれている。
自分を取り囲む惨状をぐるりと見渡した女は、ほぅ……と息を吐きながら、リラックスするように大きく伸びをする。
「ふぅ。やっぱり近頃の魔獣の出現頻度や数は異常だよなぁ……」
灰になっていく亡骸を見て、女はふと考えてしまう。
本来、魔素が潤沢にある『魔境』に棲息しているはずの魔獣が、人里に降りてくるのは月に一回あるか程度の筈だが、一ヶ月半前ほどから毎日のようにこうして魔獣が人里に降りてきている。
最初は強い魔獣でも森に出たのかと考え、一ヶ月以上も森に出向いては魔獣狩りをしていたが、一向にそんな魔獣と出会う事はなかった。
だとすれば森に食料が無いせいかとも考えたが、森の中には見渡さずとも分かるほど木の実が豊かだった。
つまり、一切の原因は不明のままということだ。そして、毎日のようにその原因を思考しては――
(うん、わからん!)
思考時間、わずか一秒にしてそう結論付ける毎日。
考えてもわからないものは仕方ないと割り切り、死骸の灰の中に混じる黒く濁った結晶――『魔石』を回収していると、遠くの方から「おーい」という声が聞こえてきた。
声の方に目を向ければ、燕尾服を見に纏った老紳士がこちらへ走ってきていた。
「おーい、クリスティナ様ぁ! 此処に居られましたかー!」
「ん? ああ、爺やか。なんだ何か用か?」
「ええ。ゼファル様がお呼びに――って、また魔獣狩りをしていたのですか!? 貴方は伯爵家のご令嬢、危ない事は止してくださいと何度も――!」
「ああ、はいはい。それじゃあ私はお父様の所に行くからな」
爺やと呼ばれた老紳士――ルゼットの言葉を聞き流しながら、ポケットに無造作に魔石をしまったクリスティナは自分の暮らす屋敷へと駆け出した。
背後でルゼットの「話はまだ終わって……ああもう!」という声を聞きながら。
屋敷へ戻ったクリスティナはぎょっと目を見開く使用人たちを無視して、父の待つ書斎へと向かうと、ノックもせずに扉を豪快に開け放った。
扉の先にいたクリスティナの父ゼファル・アルファイトは、突然入室してきた自分の娘の姿を見て、大きくため息を吐いた。
「来たか、クリスティナ。また魔獣狩りをしていたのか?」
「そうです。なにか問題でも?」
「……いや、魔獣狩りをすることに今更とやかく言う気はない。ただ、屋敷に戻ってくるならせめて血の汚れくらいは落としてから入ってきなさい」
「でも、私を呼びつけたということは急ぎの用件があるということですよね?」
血塗れのクリスティナは悪びれる様子も無く、父に問いかける。娘の質問に対して、ゼファルは無言の頷きで返した。
伯爵家の令嬢としては、あまりにも豪胆すぎる自分の娘にゼファルは頭痛を覚え、皺の寄った眉間を押さえると、手元に置かれている書状に視線を落とした。
「……先ほど王城からの通達があってな。貴族の娘全員に一週間後、聖教会本部に出席するようにと王命が下った。『聖女選定の儀』とやらを行うようだ」
「聖女って……御伽噺に出てくる存在の事ですよね?」
クリスティナも何度かは聞いたことのある有名な御伽噺だ。かつて世界は闇に閉ざされ、希望も夢も笑顔もない時代があった。そんな世界に光を齎す為に奮闘し、全てを癒した存在こそ――聖女だ。
「そうだ。どうやら賢者エルピレスが残した古代の記録と、今現在の世界状況が酷似しているらしくてな。取り急ぎ聖女を選びたいそうだ」
「酷似? どんな風にです?」
「――『魔境』の暴走、と言えばお前も分かるだろう?」
その言葉にクリスティナはハッとする。
近頃の明らかに異常な魔獣の襲撃、その理由をすぐに察してしまったからだ。
「魔境が放つ魔素の濃度が上がっているんですか?」
「そういう事だ。原因は不明だが、魔境は何かしらの影響を受けて力を強めている」
「確かに状況は理解しました。でも、それと聖女にどのような因果関係が?」
「なんでも『魔境の活性化』が始まると、貴族の娘の誰かが『聖女』として覚醒するらしい。何故かは聞くな。俺だってその理由を知らん」
全て言伝に聞いた話であるため、ゼファルも王城でどのような会話があったのかは知らないのだろう。
「それで? その『聖女選定の儀』に私も出ろと?」
「そうだ。一応、お前も貴族の娘だ。……万が一があるかもしれんからな」
「ハハっ。私なんかが聖女? あり得ないでしょう」
「同感だ。我が娘ながら、お前には向いてないだろうな。ただ、これも良い機会だろう。来年にはお前も『学院』に入学しなくてはならない。今のうちに、世間一般のお嬢様というのを知っておけ」
父の言葉にクリスティナは後頭部を掻いた。
つまり、父はもっと落ち着きと慎みを持てと言いたいのだろう。常に血に塗れ、生傷の絶えない『魔獣狩り』を止めろ、と。
それは貴族としての格を保てという当主としての忠告であり、同時に父として戦場に立つ娘への心配が混同した言葉であると、クリスティナも理解しているつもりだ。
しかし、それはそれ。
その言葉にどんな意味が込められていようと、今さらそれを聞き入れることはできない。
「残念ですが、私は今更守られるだけのお嬢様になるつもりはありませんよ」
「…………あぁ、知っているよ」
ゼファルはそれ以上、自分の娘に何かを言うことはなかった。
◆
一週間後――。
その日、王都には多くの貴族令嬢が集っていた。目的は当然、聖協会本部での儀式を受けるため。
周囲を見渡せば、お付きの護衛とともに来たのであろう、華やかなドレスに身を包んだ令嬢が多くいる。当然、中には華やかとは言えないドレスを着ている少女もいる。金銭的余裕のない貴族生まれなのだろう。
それでも全員が全員、動きにくそうなフリルの付いた服を着用している。
…………一人を除いて。
「あぁ、何故このような場でドレスを着てくださらないのですか……。これでは伯爵家の令嬢として、まるで箔が付かない……」
「仕方ないだろう。私はああいうヒラヒラした服は嫌いなんだ。それに私のサイズに合うドレスが無かったんだ」
「はぁぁ……。これでは伯爵家の令嬢ではなく、何処ぞの騎士と思われるやも……」
「騎士かぁ。……私としては、そっちの呼び名の方が嬉しいけどな」
クリスティナの現在の格好は飾り気の無い白いシャツと、黒のスラックスのみ。装飾具も無ければ、化粧もしていない。その体格や短髪も相まって女性ではなく、男性に見えてしまう。
その事を憂いたのは、クリスティナのお目付役として同行していたルゼットだ。彼はわざとらしく皺の寄ったこめかみを押さえ、溜息を吐く。
「……にしても、やっぱりというべきか私は後回しにされてるな」
「でしょうな。お嬢様は到底、聖女に選ばれそうな性格も格好もしてませんから」
「私だって一応は貴族令嬢なんだけどな。まぁ、お父様に言われて仕方なく参加したから、別に後回しでも構わないけどな」
そんな軽口を叩きながら、クリスティナは目を閉じて自分の番が来るのを待つことにした。
そうして、待ち続けること三十分ほどが経った頃。
「――クリスティナ様で、お間違いないですか?」
そう問うたのは、黒い修道服に身を包んだ修道女。
彼女の問いに、クリスティナは静かに首肯を返す。
「では、こちらへお越しください」
「はいよ」
修道女の後に続くようにして、クリスティナが歩き始める。付き人であるルゼットは、選定の間に立ち入ることは許されないらしく、その場で待機するそうだ。
ふと、クリスティナが周囲を見渡せば未だ順番待ちをしている他の令嬢の姿が目についた。
どうやらクリスティナが最後では無かったらしい。
そんな時、女の甲高い声が教会内に響き渡った。
「ちょっと! 私をまだ待たせるつもりなの!?」
「申し訳ありません。一人ずつ順番にご案内していますので、もう少々お待ちください」
「ふざけないで頂戴! 私は侯爵家の娘なのよ! そんな私を待たせ続けるなんて――!」
「ですが、これも規定ですので――」
待ち時間が長いことに我慢の限界を迎えた侯爵家の娘が、近くにいた修道女に対して怒りをぶつけている様子だ。
対して、怒号を浴びせられている修道女は頭を下げ、顔を真っ赤にした女を宥める事に努めている。
そんな光景を見てしまったクリスティナは、眉間に皺を寄せた。
本当なら此処であの令嬢の前に出向いて一発顔面にお見舞いしてやりたいところだ。しかしダスカヴィルの頭骨を殴り砕く腕力を持つクリスティナが、多少力を抑えて殴ってしまえば間違いなくあの令嬢は昏倒では済まないだろう。
そこまで考えて、クリスティナは数度の深呼吸のあと、彼女たちから目線を外した。
「皆さんも大変ですね。あんなのの相手をしなくちゃならないなんて。私だったら手が出ちゃうかもしれないですよ」
「あはは……これでも一応は聖職者なので。それに……相手は貴族様ですから。反故にはできません」
「……やっぱ、聖職者って心が広いんですね」
「そう言って貰えると嬉しい限りです」
そう言って微笑んだ修道女は教会の奥にある鉄扉を押し開き、地下へ続く階段を下り始めた。
そんな彼女の後に続いて階段を下りていくクリスティナは、ふいに右の壁に目を向けた。
「…………壁画? これって、まさか……」
そこに描かれていたのは、剣を天高く掲げた一人の男とその姿を仰ぎ見る戦士たち。そして、彼らの足下に斃れた異形の怪物。
その画をクリスティナは知っている。
その光景はかつて、少女が憧れた英雄譚の一節と酷似していたのだ。
「――聖女の加護を得た英雄は、その輝きを以て大いなる魔を討ち、厄災を滅ぼした」
呆然と壁画を見上げるクリスティナの横で、修道女が物語の一節を暗唱する。
「この地下階段の左右の壁には色んな英雄譚の一節を表した壁画が描かれているんですよ」
修道女が左の壁へ視線を動かす。
そこにはまた異なる英雄譚の一節を模した壁画が刻まれていた。
何故、と言うクリスティナの疑問を察したのか、再び進み出した修道女が言葉を続けた。
「今よりも遥か昔。多くの英雄が活躍した『英雄の時代』の起源となったのが、聖女だと言われています。だから、こんな人目の付かない地下階段に英雄譚の壁画が飾られているんです」
「なるほど」
「クリスティナ様はお好きな英雄譚はありますか? ちなみに私は『炎の騎士』のお話が好きなんです」
「確かにあの話も良いですよね。ただ、私としてはやっぱり『極星の剣士』の話ですかね。ほら、なんせ戦いの規模も大きいですし!」
「やはりそのお話ですよね! 一番派手でカッコいいお話ですから!」
自分を先導する修道女と壁画に描かれた英雄達の話をしながら、しばらく歩いているとクリスティナは彼女の案内のまま『祭壇の間』の奥にある扉の前に立つ。
すると、修道女が扉を開くと、その奥には薄暗い地下階段があった。
「ここから先は足元が見えにくくなっていますので、気をつけてお進みください」
修道女はクリスティナにランタンを手渡すと、階段を下りていく。薄暗い地下階段をしばらく進んでいくと、一枚の木製の扉が見えた。
恐らくはあの扉の先が目的地なのだろう。修道女が扉に手を掛け、押し開くとその先に広がっていたのは眩しいばかりの『泉』だった。
透明感溢れる水で満たされた部屋の中に掛かった一本の橋。穢れを知らない純白の大理石で舗装された道に、その両脇に植えられた多様な植物。その中央に見える書見台には、一冊の古びた本が置かれている。
しかし、部屋の内装以上にクリスティナの興味を引いたのは、この部屋を満たす『光』だ。地下にある部屋で天井をガラス張りにしている訳ではないにも関わらず、まるで太陽に照らされているようだ。
この部屋には『神聖な何か』があると悟らせるのに、それだけで充分だった。
「ようこそ、選定の間へ。私は聖教会教皇ラヴリスと言います」
「……あ、あぁ私はクリスティナ・アルファイト。よろしくお願いします」
選定の間に圧倒されていたクリスティナに、選定の間で今日一日儀式を執り行っていたのだろう老年の男性――教皇ラヴリスが自己紹介をした。
「…………で、私は何をすれば?」
「この道を進んだ先、祭壇の中央に置かれている『聖典』を開くだけです。そうすれば自然に選定の儀は行われます」
「へぇ……そんな簡単で良いんですね……」
何か祝詞のようなものを覚えて唱えろ――などと言われると思っていたクリスティナは、あまりにも簡単な儀式の内容に拍子抜けと言った様子で、書見台の置かれている祭壇中央へ。
そして、古びた書物――『聖典』と表紙に書かれたその本を開く。
『――見つけた』
「……は?」
『そうか。君が……。なるほど、随分とまた毛色の違った娘だ。いや、だからこそ君が選ばれたのか』
男にも、女にも聞こえる声が直接脳内に響き渡った。
誰だ――と問おうとして、クリスティナは自分の身に起こる異変に気づいた。
(声が出ない!?)
声を発そうと喉が動く、舌が震える。なのに、肝心の言葉が音となって外に出ない。
いや、それだけではない。どんなに動けと体に指示を出しても、指一本たりとも動かない。
『あぁ、初めてだ。君のように力の強い少女が選ばれたのは。万を超え、時の刻み方も忘れてしまうほどの長い時間、君たちを見てきたが、その中でも君はかなり特殊だよ』
困惑するクリスティナをよそに、一人語りを続けている声の主は愉しそうに笑っている。
一体何が面白いというのか。
その真意を推し測る事もできぬまま、クリスティナは謎の声に耳を傾ける事しかできない。
しかし、しかしだ。
この声が一体何者なのか。ここまでの一方的な話で大方の予想はついてしまう。
(この声は……多分『神』か、それに類するなにかだ。話の状況からして間違いない。そして、それが私に話しかけてるって事は――)
『――そう、その通りだ、クリスティナ。君が新たな聖女に選ばれた』
謎の声はクリスティナの言葉を引き継ぎ、続けた。
どうして私の名前を知っているのかとか、思考を読めるのかだとか、そんなものは恐らく『神』に近しいであろう存在に訊ねるのは野暮というもの。
故にこそ、クリスティナの疑問及び質問はただの一つに帰着した。
(……どうして私なんだ? 私はとてもじゃないが聖女のイメージにはそぐわない見た目だろう)
『へぇ。この状況にも大して動じないのか。……だとしたら、答えはそれだろうね。何事にも動じない胆力、それが君にはあった』
(本当にそれだけか? だったら、他の奴にも当て嵌まるんじゃないのか?)
『かもね。でも、だから君なんだ。君は強い。それに裏打ちされた度胸が君にはある。度胸があるだけじゃダメ。力があるだけでもダメ。必要なのは、この二つを併せ持つこと。それが今回の聖女に求められた資質だったって話だよ。
――だから、君が選ばれた』
それがクリスティナが聖女として選ばれた理由。
誰よりも力を持ち、誰よりも度胸がある。クリスティナはこの条件に当て嵌まっていた。
(その話振りじゃ、これまでの聖女は違った資質が必要だったみたいに聞こえるな)
『うん。その通りだよ。これまでの聖女に求められたのは、慈愛と善性。民を癒し、世を治す力さ。でも、今回ばかりは事情が異なる。今のこの世界には英雄が居ない。絶望に立ち向かい、限界を超克していった傑物が居ない』
それまで愉快そうに笑っていた声はその鳴りを顰め、悲哀に満ちた声色に変わった。
『その勇気を以って人々を奮い立たせた英雄達のような、人を導ける力を持つ聖女が必要だった』
(それが……私だと?)
『そうだ。だからこそ期待させてくれ、新たな聖女。僕の身勝手な願いだが、英雄達が命を賭して守ったこの世界を、再び訪れようとしている『終末』から救ってくれ』
謎の声がそう言ったと同時、クリスティナの左手の甲に紋章が浮かび上がった。
それは『聖女の刻印』。
クリスティナが聖女となった事を示す印であり、一方的な願い。
(物語の英雄のように、か。あの声が言っていた『終末』が何か分からない。でも、きっとそれがこの世界の異変の根幹なんだろ)
いつの間にか動くようになった体を動かしながら、クリスティナは紋章の浮かび上がった左拳を握りしめる。
魔獣が増えた理由である『魔境の暴走』に、あの声が言っていた『終末』は間違いなく関連している。であれば、クリスティナも無関心を貫く事はできない。
「……英雄のようになれるかは分からないが、その『終末』とやらは私がしっかり倒してやる」
その紋章にクリスティナは誓った。
終末を討ち果たすことを。そして、あの声の願い――世界を救うことを。
◆
その日、世界に新たな聖女が誕生した。
誰よりも最前線に立ち、その剛腕を以って魔獣を打ち砕く『異端の聖女』が。
ここまで読んでいただきありがとうございました!面白いと思っていただけたなら、これ以上に嬉しいことはありません!
僕個人としては筋肉ムキムキの人が聖女に選ばれるという展開が書けて楽しかったです! ただ元々長編にするつもりの作品だったので、短編として消化してしまったのが悔やまれる……。
くそっ……! 俺に長編を書ける力さえあれば……っ!




