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旅の道【2】

 それから何事もなく数日の馬車の旅、街から出たことがなくてワクワクしていた私も3日を過ぎた頃には既に暇を持て余していた。


「日が落ちてきたな…、よしっ今日はここまでだな」


 シプナスさんの言葉で各々が野営の準備を始めた。

それぞれ役割があるようで次々と野営地が出来上がっていった。


…そして私は特にすることもなく、私のテントも一緒に建ててくれて本当にすることがなくなってしまった。


 暇なので何かできることはないかと聞きに行ってみようかな。

そう思い聞きに行くことにした。


「依頼主はドンと座って飯ができるのを待ってたらいいんだよ」

と言われてしまった。


「でも暇なんです。何かありませんか」

「そうだな…」


 木の枝でも拾ってきてもらおうか、などと言っているとランビエさんが話しかけてきた。


「失礼ですが何かスキルはありますか?それによってはできることも変わるでしょう」


確かにスキルがあればできることがあるだろうけど


「すみません。秘匿中にしてはいますけど私、スキル一つも持ってないんですよ」


 レベルも1ですし、とギルドカードの機能である情報秘匿を解除して2人に見せる。


「本当に一つも持っていないな」

「でもスキルを持っていないならスキルの項目がでることもないでしょう?」

「確かに俺も初めのうちはなかったな」


 話を聞くにスキルがない人にはスキルの場所は隠せないらしいのです。たしかに無いものを隠しても意味はないですよね?

 あーだこーだ言って話し合っているのを聞いていたら食事ができていたらしく、話を止めて夕飯を食べます。

 食べ終わった後もほかのみなさんはまだモヤモヤするのか話し合っていますが私にはもうさっぱりです。


 早々に話についていけなくなって頷くだけになってしまったので今日はもう眠ることにしました。


ーおやすみなさい...

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