98.初めての魔法の授業
お昼はティルと食べました。
おごってもらって、学食のおすすめメニューを教えてもらったので、冒険しなくてもしばらくはおいしいものが食べられそう。
後、これはやめといたほうがいいというメニュー…豆盛り合わせ。
大ボリュームの煮た豆がこんもり盛られているメニューで、メインの付け合わせとして頼むらしいのだが…ティルも私も苦手なんだよ、甘くない煮豆。
そこだけは日本人の舌が残っていると思う。
考えても見てくれ、甘くない餡子とずんだが出てくる世界。
今日の午後はさっそく魔法の授業である。
ちなみに私の属性である風魔法の授業は、金曜日。今日は火曜日なので火魔法だ。
初回の授業なのもあり、今日は教室で授業らしい。
魔法実技場もあるので、座学と織り交ぜてなんだろう。
選択授業ではあるが、基本的に魔力を持つ貴族しかとらないうえに、自分の属性以外の授業をとる生徒はほぼいない。
属性で授業が分かれるため、基本的には同じ属性のみんな一緒に受けることになる。
というかこの学校、大学っぽくて選択授業の段階であんまりクラス分けって意味がないんだけどな。
「火属性魔法を担当する、ファルハス・フレイマ伯爵ともうします。今日は1回目ですので火属性魔法の基礎を講義します」
およ、フレイマ伯爵だ。
先生をしているとは聞いていたけど、火属性魔法の講師だったんだな。
もちろん伯爵様なので、いろんなパーティーでよく挨拶をもらっているわよ。
カーフテトラ派閥の方だ。
さすが学校の教師をされているだけあって、秩序ある平等を唄うカーフテトラ派の人って印象だったことを理解できたわ。
逆にアークレイは金は出すけど教師は少なかったはずだ。
まぁあっちは軍部が多いからな。
騎士学校に行くと、教師はほとんどアークレイ派閥だそうだ。
ちなみに、貴族はどちらかの学校に行くことが義務付けられている。
私は女の子だから騎士学校とかアウトオブ眼中だったので全く気にしていなかったのだ。
グランデお兄様は騎士学校卒だそうなのに、興味がなくて存在自体を貴族学校に入学してから知ったぐらいだ。
ちなみに、貴族学校のAクラスは男女比がアレなのだが、BやCクラスだと女子のほうが多かったりする。歪んでるぜ全く。
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ぶっちゃけ、今日の授業はあんまりおもしろくなかった。
魔法基礎の復習って感じ。
まぁ私がそう感じただけで、必死にノートをとっている子もいたので、あれだけど。
生活魔法とも通じる内容だったので、そこまで難しくはない。
ただ、やっぱり相性というのがあるらしくて、火属性をつかうための心構えとか、注意点を教えられた感じ。
生活魔法だと呼ばれている火起こしの魔法も、結局は火属性魔法なんだそうだ。
多少なりともほかの属性が使えるっていうのは、そういうことなんだな。
水属性の魔法についても、飲み水程度出せるわけだから、同じらしい。
あれは、だれでも使えるように魔法のイメージや呪文を整理したことでできたそうなので、同じようなことができれば、ほかの属性でもがっつり魔法が使えるんだと思う。
そういう研究するのも楽しそうだなぁ…せっかく魔法がある世界なんだし、魔法少女に…
あと3年で限界じゃないかな魔法少女と名乗れるのは。
どちらかというとティルにさせたい。
魔法少女(男の娘)もゆる。
次回から魔法の実技授業だそうで、今度はお外でやることになるそうだ。
体操着で来いとのこと。
そういえば、そんなものももらっていたと思う。
あと、予習するときは必ず練習場を使うように言われた。
学校内の練習場は必ずだれか教師が常駐しているらしく、何か事故があってもすぐ対処してもらえるそうだ。
混んでなければ学校の練習場を使わせてもらって練習しよう。
家でやるには誰か魔法に詳しい人呼ばないとできないからな。




