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コミックス5巻7月4日発売&電子書籍版発売中【連載版】公爵令嬢に転生してしまったので、メンタル乙女な俺は、全力で女の子を楽しみます  作者: シャチ
11歳になりましたの

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91.デートの帰り道

デート話最終回、次回から12歳になる予定

展示会場を見て回り、帰る為に馬車に乗り込む。

当然馬車の中は私たち二人だけだ。

展示会で見てきた様々な物の話をしたいところだが、まずは切り込むことにする。

「というわけでティル!陸軍に魔導銃の導入を!」

「いや、いいけどさミランダ、あれ防御魔法で簡単に防げるんだよ?」

「一対一の場合でしょ?あれ隊列組んで発砲してみなよ。私やティルならまだしも、普通の人のシールドなら破損できるでしょうよ」

「うーん、どうだろうなぁ」

「まぁまずは魔物討伐に使ってみたら?」

「いや、すでにつかってる」

「あ、そうなの?」

銃を見てちょっと興奮していた私も、やっと落ち着いてまいりました。

恥ずかしいですわ。興奮してしまって。

なんでも、すでに魔物討伐部隊では標準装備になりつつあるとか。

近衛兵とかは、要人防衛が主目的だから、そういった銃関連の武器を持っていないので、私が目にすることがなかったようだ。

専守防衛が、今各国のトレンドだからね。

どうも、70年ほど前にあった大戦で、今の国境が確定して以降、国家間の戦争はあまり起こっていないんだそうだ。

ただ、どうも北のルドルフ帝国の国内がきな臭いらしい。

帝国とはついているが、地方分権がかなり進んだ地域なので、外敵がいないと国内で内戦がおこりやすいんだそうだ。

ルドルフ帝国では、そういった小競り合いはしょっちゅうあるらしい。

そう考えると、カーフテリア平和。


「しかし、久々にツヤツヤしてたね」

「そう?普段は枯れてる?」

「いや、普段からしてるけど、目の輝きの方向性が違う気がする」

ふむ、それはそうかもしれない。

「ミランダは疲れてない?」

「私は大丈夫。ティルの方が疲れてんじゃない?げっそりしてるよ?」

「さっきのミランダのせい」

「あ、そう?癒しいる?」

「いる」

ティルがぽてっと私の方に頭を置く。

「寝てもいいよ」

「じゃあねる」

そのまま膝枕体勢になるティル。

うむ、かわゆいやつめ。

ティルの頭をなでながら私もぼーっとする。

最近、割と忙しく動き回っていてぼーっとしてる時間なかったな。

ネットもゲームもない世界でも、あわただしく動いていると、まったりはできないもんだな…

ティルも何とか時間を作ってくれてくれて、こうしてデートしたけれど、いつもは忙しくて会いに来てくれる時間を捻出するだけでも大変みたいだ。

王族だから、王都に関する仕事の判断が必要だとは言え、トップのティルにばっかり負担が行く状態は避けてあげたいな。

国王陛下も一日中公務に追われているというし…やっぱり各部署の決裁権などの明確化が必要だとおもう。

ティルなんてまだ13歳なのに、都知事みたいな仕事しているわけだから、サポートがいるとはいえ大変だろうし…何とかならんかね?


馬車が揺られる事15分。

ミランディール王都別邸に到着。

「ティル、ついたよ」

「ん、おきる」

のっそりとティルが起きる。

金髪の女顔イケメンの寝起きの顔はなかなか来るものがあるな。

思わずきゅんとしたぞ。

「うん、ティルのカッコよさとかわいらしさを再認識した」

「ふふ、なにそれ」

「今の私にできることは少ないけれど、いつでも頼っていいからね。甘やかしたげる」

「うん、ミランダだけが支えだから」

「それは大丈夫か、おい」

いろいろつらいことがあるんだろうが、それは今度私の趣味部屋で聞くぞ、あんまり他人に聞かれたくもなかろう。

「はぁー仕事したくない」

「まさかティルからその言葉が出るとは」

「ミランダは前世で散々言ってたね」

「「おうちにいるのに帰りたい」」

二人で笑いあう。

あぁやっぱり気兼ねなく、二人で会話できるのいいな。

「また今度私の離れに来なよ。まったりお茶しながらお話ししよう」

「うん、よろしくね」

エスコートしてもらって馬車を降りる。

ティルはそのまま馬車に乗りなおして王城へ、あんまり無理するなよティル。

来年になったら学園でも会えるから、そん時はなんか支えてやれればいいな。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 熟年夫婦みたいだけど、恋愛っぽくなってきた!
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