90.魔道具、または武器展示会場
前回の続きです。
サブタイの番号間違えて1個すすめちゃってましたよ。
直しました。
今度は魔道具展に来ましたよ。
展示物を見る限り、家電展って感じだな。
機械展示会に引き続き、護衛騎士の方々に囲まれて移動ですよ。
「お、冷蔵庫がある」
「最近、水魔法と風魔法を応用した回路をつかって小型化に成功したらしいよ」
「なるほど、うちにある冷蔵庫は、ほぼ倉庫だったもんな」
「一般家庭ではまだ買えないだろうけれど、男爵家レベルでも冷蔵庫が導入できるようになるだろうね」
「ってことは、高級料理屋にも入り始めるかな?民間の保管は基本暗室かしら?」
「だろうね」
イメージ的には、横置きにした木箱だが、扉を開けるとひゃっこい空気が出てくる。
その隣は…薬缶だよなこれ?
「瞬熱…なんだろうこれ?」
「ケトルかな?」
「あー瞬間湯沸かし器ってことか」
係の人が実践してくれたが、普通に火にくべて温めるのに比べると段違いの速さでお湯が沸いていた。
本当にケトルだなこれ。
家にはポットみたいなのがあったが、あれはお湯になるのに二時間ぐらいかかってたから、すごい進歩だ。
「割と家電チックなものが多いね」
「そうだね、魔導具は家電だよね」
ティルと会話しながら他のブースも見て回る。
「お風呂の文化がないからドライヤーとか無いのが何とも」
「お城にお風呂作る?」
毎日入れるお風呂は魅力的だが、こっちの世界に慣れすぎて、お風呂に入ることを忘れかけてるんだよな、私。
「それなら温泉掘り当てようぜ」
「それもいいね」
さて、次のコーナーは…
ん?なんかこれ見よがしなピンク髪の少女がおる。
見た感じ同い年。
ゆるふわピンク髪。
私を差し置いての美少女。
なんだ、ヒロインちゃんか?やっぱりこれゲーム?
ただ、服装に色気はない。だいぶ職人って感じ。
あ、後ろに引っ込んじゃった。
てかこのブースに展示されているものは何だろう?
どうみてもライフルだわね…
「こちらはどういうコーナーなの?」
「はい、最新鋭の魔導銃を展示しております」
「フリントロック式か…弾は何をお使いですの?」
そこにはフリントロック式と思われるマスケット銃の数々や、それのショートバレルバージョンみたいなものが置いてある。こっちはラッパ銃かな?
こんな物があったとは、魔法のある世界だから、飛び道具は無いと思っていた。
「基本は鉛を鋳込んだものを弾として使います。それ以外にも製造時に特定の魔力を込めた弾を扱うことで、ご自分の属性ではない魔法効果を相手に与えることもできますよ」
なるほど、本当に魔導銃なんだな。その名に偽りなし。
てかほしい、超ほしい。
先込め式だから扱いが難しいだろうけれど、ぜひ購入してばらしてみたい。
何なら改良してみたい。
前世じゃ実銃なんて触れないから、エアガンを愛でていたので、実銃は初めて触るな。
「ミランダ、欲しいとか言わないよね?」
「顔見てわかるでしょ?」
「うん、すげー欲しがってるのが漏れ出てる。ちゃんと公爵様の許可とってね…」
「うっ、さすがに取れる気しないな…」
「じゃあ、あきらめて。私も最近初めて使ったけど結構難しいから」
「だろうね、先込め式って注意しないと手が吹っ飛ぶからね」
「そういう知識じゃミランダにはかなわないんだよなぁ」
王子とその婚約者がぼそぼそ会話しているのを見ていた係の人がすごい困惑顔をしている。
迷惑かけてごめんて。
「ミランディール公爵令嬢かとお見受けいたしますが、大変お詳しいようですね」
「えぇこういうもの”も”大変好きで、少し勉強をしておりますの」
「公爵令嬢でも、このような勉強をなさるのですね…」
「将来の王妃ですから、国の発展のために必要な物はしっかり勉強いたしますわ」
完全に言い訳です。
ただ好きなだけですごめんなさい。
でも、魔導銃なるものがあるのは衝撃だ。
ティルよこれ使って国軍の改革をするぞ!
いつまでも剣と盾じゃ他国に舐められることになるんじゃないかな?
こんな武器が出てくると、それこそ戦争が変わるぞ!
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