85.うぐぅ!!
来ました。
注意、あれです。あの話です。
後書きにすこし解説を使いしました。
ミランダ・ミランディールです。
体調不良です。
えぇなんつーか、おなかが痛い。腰が重い、頭がもったりしております。
この状態がすでに3日目…これあれか?あれなのか?
しょうがないので、先進女性医療研究所、先女研へ。
「あら、ミランダ様どうされました?」
裏口から入ると、リン・ディベラさんから声をかけられる。
「あ、おひさしぶりですリンさん。ちょっと、ヴィオラさんいません?ご相談したいことが」
「…辛そうですね、少々お待ちくださいね」
ほかにも待っている人もいるからな、いきなり来て見てもらえるとも思えないが…しばらくするとリンさんがもどってきた。
「ミランダ様、私でよければ診察をしますが」
「あぁなるほど。お願いします」
ヴィオラさん最近めちゃくちゃ忙しいと聞くからな…貴族夫人によってたかって状態だとか。
特に、更年期障害の研究を始めてから、もうひっきりなしだそうなのだ。
てか、貴族夫人をモルモットにしていいのかヴィオラさん…
「で、ミランダ様、症状をお伺いしても?」
「えぇ、腹痛と、腰の痛み、頭が重たいというかもやがかかったような感じが3日前からありましてね」
「きましたかね」
「やっぱりですかね」
「えぇ、間違いなく。ナプキンは用意されてます?」
「あります」
「初めてなので、どれぐらいの量が出るかはわかりません。少ないかもしれないですし、多い人もいます。そこは個人差がありますから」
「なるほど、しかし、これは確かに生活に影響が出ますね」
「そうでしょう?最近はこの症状を軽減する薬も研究中ですが…まずは痛み止めいります?」
「ください」
おぉー結構しょぼしょぼだわ。
こんなにつらいとは思わなかった。
ただ、私の症状から考えると、まだそれほど重くはないようだ。
初めてだからかもしれないが、今後重くなったりすると、本当に動けなくなるぞこれは…
女性の社会進出を打ち出して立ち上がったこの研究所が貴族平民問わず注目を集めているのが、よくわかった気がする。
自分ごとになるとやっぱり違うわ…
「では、これが痛み止めの飲み薬です。食後のお茶の時に飲んでください」
「まって、お茶と一緒に飲んでいいの?」
「大丈夫なはずですよ」
うん、お茶と一緒飲んでいい気はしないんだが…水の方が絶対に良いと思う。
たしかカテキンと結びつくんじゃないか?
「リサさん、可能であれば、水で飲むのと、お茶で飲むので効果に差がないか研究できないかしら。私も試してみるわ。今日は水で飲んでみる。」
「なんか違うんですかね?」
「違う気がするのよ。私の勘が訴えるわ」
「そうなのですね。ちょっとライト様とも相談してみます」
まだ、薬の飲み合わせなんて研究されてないだろう。
今は必死に効果がある薬を探して生成しているところだ。
最近は化学も進化してきていて、それぞれの元素の取り出しとか、化合物の精製だとかも発展してきているから、これからだろう。
でも、薬は毒にもなる。
せっかく効果がある薬でも、飲み方を間違えれば効果は出なくなるはずなので、用法用量は定めないとダメだと思うのだ。
て、それどころじゃない。
マジで調子悪い。そりゃティルも前世で機嫌悪くなるわ。こんな状態でグダグダ話しかけられたらキレる自信がある。
なんて無頓着なことをしていたんだと、この後世で反省することになるとは…
今度ティルに会ったら、しっかり謝っておこう…
ちなみに、ミランダちゃんの今回の症状は、ちょっとおかしいのです。
初潮で、こんなに症状が出ることはありません。
実は別の病気が疑われますが、その辺はまだ発展途上のため風邪との差が不明確という意味合いで、ちょっとわざとらしくしております。
これは、ミランダちゃんが「もとは男性だった」というところが大きいため、これは異常であると気が付けていません。
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