77.発見!ビスマス結晶!
すっかりビスマスのこと忘れてた。
酸化ビスマスはお薬になるんですね。
ちょっと巻末を書き直しました。
いよっしゃー!!!ビスマスが見つかりました。
えっと、ビスマス自体はずいぶん前から発見されていた鉱石だったみたいなんだけど、我が国では鉛の産出時のおまけというか、ゴミとして扱われていたのだ。
おかげでなかなか見つからなった。
鉛精製時に捨てられていたビスマスを回収することができたので、やっとビスマス結晶で遊べるのだー!!
「というわけでお母様。新しいアクセサリーを作ってみたのです」
普通にキッチンコンロの温度でビスマスが溶解できてよかった。
おかげで、あの独特の結晶構造のアクセサリーが作れたのだ!
完成した結晶が追酸化して変色しないように、ニスをもらってきてぬってみた。
今回は見事に虹色に発色したので、そこから色を変えたくなかったのもある。
「ずいぶんきれいな色の石ね」
「ビスマスと言います。サンジョルジュ侯爵の鉱山で産出するので、我が国での消費を増やせれば、廃棄物がお金に化けますわ」
「捨てられているの?独特の形状で面白いし、色も鮮やかだわ」
「私のデザインしているドレスと合わせることで、より未来的な衣装になるのではと思っております」
お母様がアクセサリーをまじまじと眺めて確認される。
そして、私のデザイン画を見て、うなずかれる。
「ミランダ、さっそくルイを呼びなさい。あなたのデザインでドレスを作らせるわよ」
「!!ありがとうございます?」
「なんで疑問形なのよミランダ」
「いえ、採用していただけるとは思わなかったもので」
「娘が考えた、新しいブームを作ろうとする動きを親がサポートしないで何が公爵家ですか。任せなさい」
というわけで、私のデザインした幾何学模様ドレスと、ビスマス結晶アクセで固めたお母様が夜会にでてからというもの、ビスマスの売り上げが爆上がりしているようでして、新規で結晶を作ろうと、原料を入手しようとしたらべらぼうに値段が上がってしまった。
くそ、流行を作ったのはいいが、自分が楽しめなくなっちまったじゃないか…
ただ、また侯爵様から感謝状と金一封が届いて、懐がホクホク。
とっても無駄遣いしたい。
最近、体の成長もしてきたので数着ドレスを新規に作ることにした。
そろそろ年明け社交が始まるから、仕立てといたほうがいいだろうしね。
ティルに呼ばれるお茶会や食事会は、ティルが用意してくれているので、それ以外のドレスは自分で作らないといけない。
お友達に会う時や、お庭お散歩するときはちゃんとドレスを着ているんだけど、離れでのお仕事の時なんかは、下手するとお仕着せっぽい恰好をしていることがあって、リサやステラさんからぼろくそ怒られる。
仕方ないじゃん仕事してんだよ。よごれるだろ!
いつもドレスなんて着てられないわ。
そらー普段からかわいい服を着たいけど、TPOだTPO。
そのせいか、私が結構ラフな格好をしているので、研究所の人たちも結構ラフな格好をしている。
楽だってさ。
特にディベラ親子が大絶賛。
いっそ、仕事をする女性用のオシャレ着を作ろうってルイさんと共謀してなんかしている。
いいんじゃないかな、今後女性の社会進出のためにも、騎士のようにズボンを普通に着用するのもいいと思うんだ。
ないからはけないけど。
完成したら試着するって今のうちに伝えておこう。
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