63.王妃教育がいったん終了してしまった
久しぶりのミランダちゃんの趣味の話
はい、終わりました!
しばらく王城に通わなくてもよく成るですのよ。
今後は学校卒業後に教育再開だそうですよ。
ただ、国の歴史とかそういった勉強も、ダンスレッスンやマナーレッスンも終わっている状態なので、卒業後はあれでしょ、夜の教育でしょ?知ってる!
耳年増で申し訳ない10歳である。
うーん?ただまだ未成年なのもあるが、性的に興奮したことなんてないな。
大丈夫だろうか?ティルとハグしてもそういう気分にはならんしな。
そういえば、王妃教育の最後の方は、各領地の特産品のお勉強だったのよ。
王妃の仕事の一つとして、海外から来た要人に対して、自国の特産品を売り込むことも有るので、大切な勉強だわよね。
おかげで、探していた石が結構見つかった。
パワーストーンとか誕生石とか。
ただね、この世界に誕生石ってなかったのよ。
ああいうの何時生まれた文化なんだろう?せっかくだからゴスミランダで誕生石をつかったアクセとか売ろうかな?
というわけで、お母様に相談すべく、細工師のバースさんと相談して、宝石商のおっちゃんにもおいでいただき、記憶にある限り誕生石をひねり出し、思い出せないところはイメージに合う石を選定してみる。
あとはお母様にプレゼンだ!
「お母様お時間をいただき、ありがとうございます」
「ミランダのお願いですもの、いつでも言ってくれれば時間は作りますよ」
お時間ありませんかと言ったら、本当に翌日に時間を作ってくれたのよ。
まぁお母様は普段、貴族夫人の最高位なので、いろんな高位貴族のお茶会だ夜会だに参加されているので、お忙しいかと思ったら、そうでもなかったみたい。
まぁ普段はお屋敷の女主人だから、屋敷の運営はお母様の役割だからね。
お父様も仕事で家にいないわよ。
「あのですね、宝石に新しい概念をつけて、販路拡大ができないかと考えたのです」
私はみんなで選んだ12種類の宝石と、サンプルとして作ったお母様の誕生石のネックレスを取り出す。
「こちらが、各誕生月をイメージした12種類の宝石と、サンプルとしてお母様の誕生石でつくったネックレスです。ものによっては格安な宝石もありますが、相手の誕生会の際などにお贈りすれば、目立つと思いますの」
「なるほど、それほど大きくない宝石ね」
「はい、ちょっと裕福な平民でも買えるサイズから、貴族向けに大きいもの、または小さいけれど装飾を工夫して高価にしたものを用意しました」
「なるほど、貴族向けだけではないのね」
「はい、せっかく国内で産出してもサイズの関係で出せないものを、ちょっとしたプレゼント用として活用することで、より宝石・鉱物資源を有効活用することで、新しいビジネスになると思うのですよ」
お母様が感心したようにうなずいておられる。
これは好感触だな。
「では、次のお茶会でさっそくお披露目しましょう、花言葉のようなものをつければ、なお売れそうね」
「そこについてはお母様にお任せしますわ。いまだに花言葉は苦手でそういうのが考え付かないのです」
「それぐらいは私に任せなさい」
よし!お母様に丸投げできたぞ。
誕生石についてはかなりマージンも取れるので、次は自分で石を研磨できる設備を用意してやる。




