5.6歳になったぞ!
社交シーズンが終わり、トステッド兄様が涙ながらに公爵領に戻ってから1ヶ月。
6歳になりました!
6歳になると、貴族親類のお披露目会があるんだそうで、今日は公爵家王都邸で、私の誕生日パーティーが開かれる。
といっても、私はまだお子様なので夜会ではなく、お茶会にちかい。
ミランディール公爵の派閥の貴族で、伯爵家以上のものが集まるそう。
全部で9組とか聞いたかな?侯爵家が2、伯爵家が7だそう。
同い年の友達ができるかな?と思っていたのだが、みんな年上だそうだ。
どうも、カーフテリア王国の第一王子がちょうど8歳だそう。
要は、王妃狙いで同い年の人口がいびつに歪んでいて、私はその標準偏差のはしっこにいるわけだ。
貴族は、必ず12歳から貴族学校に通うそうで、王子も例外じゃないから同級生として入学して、逆玉ンンッ。
正妃でも側室でもなれればという下心があるからという。
そういう意味では、お母様はこの世界ではずいぶんご高齢で頑張られたんだな。
32歳じゃ今の日本じゃ普通だろうけど、16歳から出産する方が多いこの国では十分高齢出産だろう。
何故30で子作りをしなかった我が家。
別の理由で燃え上がっちゃて出来た子なのかな私?
でもちゃんと親の愛情は注いでもらえているので、望まれてないわけじゃないみたい。大丈夫。下世話でごめんて。
パーティーが始まると、子供の皆さんがご挨拶に来てくれたんだけど、皆8歳の子ばかり。6歳の私、完全におもちゃにされております。
いや、いいよ。おままごと楽しいもん。私に付き合ってくれてありがとう。
みんな年上なのに。貴族でもやるんだね、おままごと。
ただ、思っていたおままごとと違う!
普通はお父さん役、お母さん役がいて、子供がとかでシートを敷いて家に見立てて「おかえりなさい、貴方。ごはんにします?それとも私?」とかやるじゃん。
まぁ貴族だからそんなこたぁないわけよ。
びっくりしたわ、侯爵家のご令嬢がお母様役、まぁそうよね。
で、付き合ってくださった美形の伯爵家のご長男がお父様役。
攻略対象かしらって程美形でびっくりしたわ。子供でもイケメンってわかるのね。
で、私は娘役に抜擢。ぶっちゃけ座っているだけ。
他の伯爵家ご令息が、商人役なんかで、宝石やドレスを売りに来て、あれが良いこれがいいと侯爵家ご令嬢が選ぶマネや伯爵家ご令嬢に採寸されたり、「奥様お似合いです」とか褒められたりという、貴族の買い物ごっこを楽しんだ。
なるほど、そらそうだ貴族のご婦人がキッチンに立つわきゃない。
ただ、面白かったのが、そういうおままごとをする用のアイテムがあったこと。
ちょっと安っぽいけどドレスとか、真鍮製のアクセサリーとか、あと食べ物の模型。
俺、こういうの大好き!
幼少期よりおままごと用のマジックテープでくっついててプラスチックの包丁で切れるやつとか、大人になっても食品サンプルとかほしくて仕方がなかったのだ。
木でできた彫刻のようなトマトやキャベツをずっと握ってたわ俺。
これがまた精巧な作りで、ミニチュアだけど本物と見紛うばかりなの。
うーむ、これはドールハウスも行けるかもしれん。
2時間ばかりのお茶会が終わると、みんなあっさりと帰って行った。
派閥の子達ごめん。誰も名前覚えてない。せっかく遊んでくれたのに。
あと、お父様からは明日からはしっかり勉強するんだぞと念押しされた。
そうね、社会に出て困らない様にしっかり勉強に励むことにするよ
おままごとセットとか憧れませんでした?
未だに、あれバリって剥がすの気持ちいいんですよね




