46.軍部改革
ティルから資料が届いたので中身を確認していましたのよ。
我がカーフテトラ軍の編成表ってやつやね。
さすがに表に出す資料だから具体的な編成人数だとかは伏せられていたけれど、どんな部隊があるかは全部書いてあるようだ。
国王をトップとして、陸軍の将軍と海軍の将軍が続くのか…これは大変だな。
陸軍は…魔法騎士団を筆頭にして、ドラゴン騎士団?騎兵師団、歩兵、衛兵隊。
海軍は…船ごとの部隊なのか、戦列艦10隻、フリゲート50隻ね…
我が国は海に面してはいるが、港をもっているのはミランディールとアークレイだけなので、それほど海軍がいないんだよね。
海軍港があるのはアークレイ側。海軍の偉い人もアークレイ出身だったはず。
うーん、そうか司令部ってないのか…
まぁ情報伝達手段のメインが手紙か早がけって時代において、軍部全体をまとめる総司令部を作るのは難しいからなぁ…とはいえ、海軍と陸軍の仲が悪いのは問題。
あれ?でも魔法があるんだから戦場とかで戦況を素早く伝達する方法があるんじゃないのかな?
そうすれば陸海軍の合同軍事演習とかを繰り返して、司令部を設置する方向に持っていけると思うんだよね。
あと、ドラゴン騎士団って何?我が国ドラゴンいるの?じゃあ空軍できるかな?
わからんことはティルに聞いてみるか。
「というわけで、参謀本部として司令部を作って、陸軍が持ってるドラゴン騎士団を空軍として独立させると、運用の幅が広がるんじゃないかと思うわけですよ」
「たしかにドラゴン騎士団はドラゴンに騎乗する軍団だけど、それを空軍?」
「ドラゴンの積載可能重量がわかれば、空爆ができるじゃないですか」
「空爆」
そう、爆弾抱えて飛べるなら、空爆に使えるわけよ。
現在の軍艦は側面防御は強いけれど、上面の防御は無いのだから、もし海戦となった時、ドラゴンが派遣できれば戦局は一気にひっくり返るはずなのだ。
「あと、そうなるとほかの国のドラゴン騎士への対抗が必要になると思うんですよ」
「そうだろうね、他国のドラゴン騎士がブレスなどで、地上部隊をせん滅するのをけん制する役割もあるから」
「となると、ドラゴンの個体や個別の装備も考えないといけませんね。そのためには、兵装の開発と輸送などを引き受ける工廠という考えも一緒に導入しませんと」
「工廠?」
「兵器開発は戦い方の変化によって新規技術を織り込んで発展させるために必要ですし、それらの兵器をどこへ優先的に配置し、どのように輸送するなどの計画を立てるのがお仕事ですわ。それを司令部直轄にしてくださいまし」
「つまり、軍の装備に対する決定権を司令部が握ることで、全体を統括しようということかい?」
「ですわね、陸海軍が独立して開発していても、技術は偏り使い物にならないものばかり出来上がりますわよ」
「ありがとうミランダ、わからないことが出たら、また教えてほしい」
「いつでも呼んでくださいましね。協力いたしますわ」
さらに1週間はお茶の時間で軍事関連の話をし続けることになったのだけれど、この数年後、まさか国王陛下からお呼びがかかるとは、この時、思ってもみなかったのである。
結構ほかの作品でもドラゴンに騎乗する兵士ってでてきますけど、ドラゴンの使い方ってどうなんでしょうね?
私的にはマルチロールの戦闘攻撃機なんじゃないかなぁーと思っていたりするわけですよ。




