45.王妃教育と殿下とお茶の時間
あけましておめでとうございます。
今日から再開いたします。
うっす、ミランダでございますわよ。
ティルの誕生日会から1ヶ月が過ぎまして、王妃教育がスタートいたしました。
基礎学力は問題がないとのことで、周辺各国の言葉と食事や挨拶のマナーの教育を受けておりまする。
後は、国の内情に関する勉強も併せてしておりますわよ。
王妃のお仕事はファーストレディーとしての国の看板のほかに、国が行う慈善事業なんかの視察が主なので、今までの社会の勉強より一歩踏み込んだ感じの勉強でございますね。
言語はねぇ私、英語苦手だったんだけど、この世界での他国の言語って、基本が一緒でイントネーションとか発音が一部違うって感じなのよ。
東北弁とか関西弁とかそんな感じ。
国によってそのまま聞いても通じるし、通じないときもあるってイメージかな。
よかったよ、まったく別の言語を覚えなくて、何とかわかるもん。
ただ、海を渡った先の言語は全く意味不明。これはわざわざ覚えなくてもいいって。通訳さんがつくそうだよ。よかったよかった。
ただ、挨拶自己紹介ぐらいはできるようになっているけどね。
公爵領は海外貿易をしているので、それは小さいころに教えてもらった。
さて、王妃教育なんですが、王城で行われておりまして、大体午前中で終わりなのですよ。
朝お父様と一緒に登城して、お勉強が終わったら、ティルとお茶して帰るって感じ。
ティルが絶対に寄ってくれと強い要望をだしまして、必ず毎日お茶をしているのよ。
その日勉強したことの情報交換とか、ドールハウス工場の進捗とか、後はたわいない話をする。
デートかな?
前世よりデートっぽいことをしているとは思う。
今月は土日以外は毎日お勉強だけど、来月からは週3日になるとのことで、今度は殿下を我が家に呼ぶ予定。
こないだの約束を実行せねば。
「ところで、星の観察はどう?」
「木星の観察に終始してますね。できれば天王星を見つけたいんだけど、どこを観測すればいいかわからないんですのよ」
「何言ってるかわからない」
「広い宇宙でどこに狙いを合わせて、定点観測すればいいか不明。だれか紹介して」
「そもそも、確実にあるの?」
「わからん。多分惑星の重さとか軌道の計算しているような学者がいれば、重力変動から予測位置を割り出せると思うんだよ。あと小惑星帯」
「誰か詳しいものがいないか聞いてみるよ」
「お願いね」
なんだかんだで、まともな娯楽が芝居小屋とかしかないので、こうしてたわいもない話をするのが楽しい。
あぁー王家のお茶うまー。
「そういえば、ミランダって軍事関係詳しかったよね?」
「ん?史実に関する兵法とかなら近現代史としては詳しいけれど、中世は知らないよ?」
一応はミリオタもやっていたので、ある程度の階級だとか軍事ドクトリンみたいなものの知識はあるのよ。そういう話は前世でもしていたしね。
私もティルもジャンルは違うけど歴史好きではあったから、そういう知識はある。
「それでいい。カーフテリア王国は陸海軍があるんだけど、やっぱり仲が悪くてね」
「あー派閥争いってやつ?」
「そんな感じ」
「なるほど、わが軍の保有戦力を教えてもらうことって可能?それがもらえれば考えようはあるんだけど」
「わかった、準備するよ」
「ん、てか婚約者がそんなこと首突っ込んでいいの?」
軍事機密じゃないのかなそういうの。
「そうではあるが、王妃教育の一つには入ってくるよ。軍の最高指導者は国王だけど、第二位は王妃だからね」
「ふむ、なるほどね。そういうことなら何か提案できるように、がんばるわ」
そういえば、カーフテリア王国の保有軍事力とか知らないもんな。
魔導騎士団があるのはお兄様が所属しているし知っているけれど、他は知らないし。
どんな軍団があるのかなぁ?
いよいよ軍事革命ですわよ!
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