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44.ドッティール殿下の誕生日(2)


両親が控室を先に出ていき、私は一人で残されておりまする。

あとで、ティルが迎えに来るとのこと。暇。

ぼーっと外を眺めておりますれば、城壁の外では市民の方々が殿下の誕生日をお祝いしているようで、お祭り騒ぎのよう。

ぶっちゃけ単なるお祭りだわね。

市民からすれば殿下の誕生日なんて名目でしかなく、何かしらイベントがあればそれに乗っかるだけなんだと思う。

テレビもねぇラジオもねぇだもんね。

本はあるけど市民にゃ高いし、学校も教会での日曜学校ぐらいだと聞くし。


そういえば、市民の生活をちゃんと知らないな私。

今日婚約を発表され、ティルが12歳になれば立太子されるわけで、将来は王太子妃だから、そのあたりはきっちり把握しとかないとなぁ。

うーん、意外とめんどうくさそう。

なにせ、翌月からは王妃教育も始まると聞いているし、自由時間どれぐらいあるかなぁ?

個人的には我が派閥と同盟派閥のカーフテリア公爵的には、立憲君主化したいそう。アークレイ公爵は反対の立場だそうだけれど、すでに市民議会はあるのだし、貴族の在り方なんかは考えていかないと、市民の反発を食いますわよ。

…もしかしてミランダがループしていたのってフランス革命みたいなのが起こって断罪されたとかじゃないよね?


「待たせたねミランダ」

いろいろ考察していたら、ティルがやってきた。

二人で腕を組んで並んで歩く。

うん、なんか新鮮だな。

付き合ってた頃だって手なんてあんまり握らなかったもんな。

「エスコートされるのも悪くないね」

「可愛い女の子と一緒に歩くのは気分がいいね。中身オッサンだけど」

「それは言わないお約束」

2人で小声で会話しながら会場へ。

入り口には国王陛下と王妃陛下がおまちでした。

「大変お待たせいたしました」

「こんなかわいい子が嫁いでくれることになり、うれしい限りだ」

陛下からお言葉をいただいた。ちょっと照れる。

そういえば、陛下に会うのって2回目か。

ティルと似てなくて、結構がっちりとした体格なんだよね。

似てるのは髪と目の色ぐらいか。

王妃陛下に似てくれて、ありがとうティル。

それに最近は、かわいいとかきれいって言われるのうれしくなってきたんだよな。

実際可愛いしな!わはは。


ファンファーレが流れ出、陛下たちが入場、私たちはその後ろについていく。

「皆の者、面を上げよ、今日は息子のドッティールの誕生日を祝ってくれ、ありがたくおもう。そして、ドッティールの婚約者が決まったので皆に紹介する」

小さく名前を呼ばれて、一歩前に出る。

きっちりカーテシーをしてから顔を上げる。

「ご紹介にあずかりました。ミランディール公爵の長女、ミランダ・ミランディールにございます」

再度礼。でティルの真横に移動する。

「うむ、ミランダ嬢はまだ8歳ではあるが、見目麗しく、知性あふれる淑女である。来月からは王妃教育が始まることとなるが、皆の者よろしく頼むぞ」

ここで、王家からのご挨拶は終了。

あとは立食形式の昼食会になる。


私とティルは二人並んでいろんな貴族から挨拶を受けている状態。

ねぇ流石にお腹減った。

「ミランダ様、ありがとうございます」

「トランスティーナ様、それは“おめでとうございます”の間違いですよね」

「あら、おほほ」

全くお茶目なんだから、アークレイ公爵が微妙な顔してるじゃないか。

「まぁ娘の思い人との縁をつないでくれたようで、ミランディール嬢には感謝する」

「ありがたきお言葉?」

「ははは、君もずいぶん変わった令嬢のようだ。ドッティール殿下も苦労しそうだな」

「えぇ、まったく」

おい、ティルてめぇ。

その後、カーシャ様やうちの派閥のお偉いさんたちともあいさつを終えて、やっと解放される。

はよ、飯食わせろ。

「ミランダ、顔に出ているよ」

「でしょうね、出していますし」

「せめて、猫かぶって」

「むり、限界」

ティルがサンドイッチとか手でつかめる料理を持ってきてくれて、やっと一息つく。

「うん、普通」

「おいしくない?」

「いや、普通、特別おいしくもないね」

「そうだよねぇ。どうも味が微妙なんだよね」

「うちの料理今度食べに来なよ。おいしいよ」

「ミランダが改良したの?」

「一部は」

「じゃあ、今度行く」

「なんならコックをレンタルしようか?」

「それは…ミランダの家で食べてから考えるよ」

さよか、王子じゃキッチンへは入れないだろうから、味の改革ができなかったんだな。

ミランディール家では、海に面しているのもあって、ダシを取る文化があったのだ。

おかげで、飯がおいしい。

別に私が全部何かをしたわけじゃないけれど、捨てられていた昆布からダシを取ることを勧めてみたのだ。

うちのブイヨンには昆布が浮いてるの!

今度ティルのために昼食会でも開いてあげよう。

こうして、ティルの誕生日会は平和に終了した。

そういえば、ティルを女の子たちが取り囲んだりというのはなかったわね?

年末でございますね。

皆さま良いお年を!

あと、すこしお正月休みいたします。

ちょこっとおまちくださいね

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