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コミックス5巻7月4日発売&電子書籍版発売中【連載版】公爵令嬢に転生してしまったので、メンタル乙女な俺は、全力で女の子を楽しみます  作者: シャチ
7歳になったよ

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31.敵の敵は味方ではなかった

今日はトランスティーナ嬢が来まーす。

表向きには、アークレイ様と呼ばないとだめよね。

てか、本当に来てくれたよ。

最悪親に止められて、来ないと思っていたもんな。

しっかりと状況を説明して、ぜひトランスティーナ嬢に将来の王妃になってもらえるようにしなくては!


「お招きいただき、ありがとうございます。ミランディール様。今日はあいにくの曇り空ですが、先日お会いした時と変わらずお美しいですわね」

「お越しいただき、ありがとうございます。アークレイ様。あいにくの天気ではありますが、アークレイ様の御美しさを見れば、この天気も気にはなりませんね」

うぅ、がっつり貴族的な挨拶なんてふだんしねーから肩がこるぜよ…

「早速ですが、私の部屋にご案内いたしますわ。おいしいお茶とお菓子をご用意しておりますの」

「そうですわね。ここでは話せないこともあるでしょう。よろしくお願いいたしますわ」

ホホホホ、ウフフウフ。

こえーよ、わたしらまだ一桁歳やぞ。

こんな年齢から貴族のあれこれで雁字搦めなんていやだー。

だが仕方がない、お互い敵対派閥、ましてやトランスティーナ様は敵地に乗り込んできている感覚だろうから、肩ひじ張ってないとお連れの人に、あとから言われてしまうだろうし…

「こちらですわ、少々遠くて申し訳ありません」

「いいえ、ミランディール家は我が家と比べ大差ありませんわ。むしろ狭いとさえ感じます」

うぉ、嫌み攻撃だ。

アークレイ公爵家は中道右派、我が家は国王派だけど穏健派なので、中道左派のカーフテトラと仲が良いのよね。

アークレイ公爵家は貴族がより権力を持つ側へという感じ。現在の世界の潮流とはちょっとずれがある。

きっとお家もうちより広くて豪邸なんだろうさ。


早速部屋の中に入ってもらったのだが、出迎えるのは我が家の大量のぬいぐるみたち。

綺麗に整列してテーブルの周りにおいてありますよ。

最近できたぬいたちも参列させている。

お、トランスティーナ様の顔が若干緩んだ。しめしめ。

「ミランディール様は、ずいぶんぬいぐるみをお持ちですのね」

「はい、5歳の時、高熱を出して寝込んだ際に頂いたぬいぐるみたちがメインですが、今も大切にしております。アークレイ様はお好きですか?」

「え、えぇまぁただ私、もうぬいぐるみで遊ぶような年齢ではございませんので」

「遊ぶといっても、私も今は愛でている程度で、もっぱら作っておりますよ」

「ぬいぐるみを作る?」

「はい、これとかがそうですね」

そういって円卓の賢者たちをテーブルに並べる。

「まぁ、かわいらしいですわね」

「そうでしょう?これならカバンの中に入れて一緒に連れて歩けるんですよ」

「ミランディール様、本題は王太子殿下についてでしょう?」

お、早速切り込んできたな!では早速切り替えそう。

「はい、私、王太子殿下には興味が…」

「その件ですが、ぜひミランディール様にお譲りいたしますわ」

「な、なんですとぉー!?」

私が考えていた戦略がこの時すべて瓦解したのである。

大した戦略でもないけれどさ…え、なんで?どうして?

皆さま、いつも誤字報告ありがとうございます。

自分ではどうしても発見しきれなくて助かっております。

これからもよろしくお願いいたします

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