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コミックス5巻7月4日発売&電子書籍版発売中【連載版】公爵令嬢に転生してしまったので、メンタル乙女な俺は、全力で女の子を楽しみます  作者: シャチ
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15.初めてのちゃんとした社交?

今日は、先日お手紙をもらったマーガレット様が遊びに来られます。

彼女は7歳、私の1個上の侯爵令嬢。

私の方が爵位は上だけど、貴族としては向こうが先輩だ、失礼がないようにしないとな。

ちなみに、我が国は公爵家を筆頭に3つの派閥があるのだけれど、うちは国王派だそうっすよ。

アークレイ公爵が中道右派、軍事部門の方が多いらしい。カーフテトラ公爵が中道左派って感じらしい。

ほかにも小さい右派や左派もいるそうだけど、おおよそこの国は中道保守よりだそう。

まぁ聞いた話、ここ50年戦争もないそうだし、順調に周辺国とも同盟を結んでいるから平和でしょうよ。

ぶっちゃけ人間同士で争うぐらいなら、魔物の討伐を重視しないと国の平和が安定しないそうで、たまに国家間合同で討伐作戦とかするんだって。グランデお兄様が言ってた。

合同討伐とかすれば、お互いの軍事力の誇示にもなるから、戦争抑止力にはなるかもね。


「突然の申し出を受けていただいて、ありがとうございますミランダ様」

「いえいえ、マーガレット様。今日は、お人形を見せてほしいとのことですけど、どうしてですの?」

「服飾師のルイさんが教えてくださいましたの、変わったデザインのドレスを人形用に作ったと」

なるほど、ルイさん経由で広まったのか、なんかゴスロリデザインべた褒めしてたもんな。

夜会では使えないけれど、奇抜で面白いって。

「では、わたしの部屋で待ってますので、こちらへどうぞ」

「まっている?」

「お人形さんは物じゃないんです。娘です!」

「は、はぁ」

む、理解されないやつだ、これ以上は話しても無駄だ。

「とにかく行きましょう」

さて、私の部屋はぬいぐるみで埋め尽くされているわけだが、それとは別にドール用のショーケースを用意してある。

「この子がラミちゃん、ルイ様に衣装を作ってもらった子で、こっちがマリアです」

「あら、名前があるのね」

「そうですよ、ドールに名前を付けるのは常識です」

「は、はぁ」

くそ、響かねぇな。

「見たかったのはラミちゃんですわね、こちらです」

私は手に取ってマーガレット様に渡してあげる。

扇子と日傘を装備させたままだわ。

「すごいですわね、この傘と扇子も精巧ですわ」

「細工師のバースさんの仕事ですのよ」

「これは、私自身が着てみたいわ」

「え」

マーガレット様本気ですかい?

「る、ルイ様に頼んでみてはどうでしょう?」

「そうしてみるわ、このブーツも素敵ね、どんなアレンジをしてもらいましょう」

このあと、マーガレット様とお茶をしてお別れした。

なんだ人形に興味があったんじゃなくて、衣装に興味があったのか…

あれ?でも派閥にゴスロリが誕生しそうだけどいいのかな?

まぁ別に私が着るわけじゃないしいいか…

私の見た目なら甘ロリの方が似合うだろうしな、今度作ってもらおうかな?

まだまだ、社交できてはいないと思うのです。

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