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10.服飾師さんと細工師さん

こんにちは、ミランダでございます。

淑女教育でしゃべり方をダメだしされまくりました。

未だにちょっと前世の感覚があるせいで、言葉が淑女としてあるまじき乱暴さになるとステラさんにしこたま怒られました。

頑張って直していきます。

さて、今日はお父様が紹介してくださった細工師の方がお見えになります。

主にお母様の宝飾品や、お父様の時計の発注を受けられている方だとか。

まさか一人で全部やってねーだろうな?

「お初にお目にかかります。ミランディール公爵家のミランダと申します」

すでに応接室でまっていた細工師の方に淑女の礼。

「お初にお目にかかりますミランダ様。私、公爵家と専属契約をさせていただいております。バースと申します」

すっと立ち上がって帽子を取って礼をしてくれた。

職人って雰囲気があるけれど、身だしなみは整っている。

細工師なら豪快なおっちゃんってことはないか、ちょっと神経質そうな細身の男性だ。

「お呼び立てして申し訳ございません。私の人形のための小道具を作っていただきたいのです。」

そういって、リサにプレゼントしてもらった人形を持ってきてもらう。

名前つけたよーラミちゃんだ。自分の名前からとってやった。ワハハ

「私の兄のプレゼントなのですが、折角頂いたのにこの一張羅しかなく、小物もないのです。せっかく貴族令嬢のようなのですから、扇子や日傘なんかが欲しいのです」

「なるほど、扇子と日傘ですか…このお人形のサイズに合わせてということですよね?」

「そうです。イメージとしてはこのような感じでできないでしょうか?」

「これは随分と細かいですね…」

「ですので、細工師の方のほうが受けていただけるのではと」

「組立は私がやりましょう。ですがこの日傘や扇子に貼る布はレース職人を探したほうがよさそうですね」

「そうですか…」

「ですが面白い試みです。やってみましょうこのデザインはお借りしても?」

「はい、大丈夫です」

「まずは見積もりをしてみますので、価格を見てご判断ください」

「わかりました」

ちなみに渡したデザイン画は、ゴスロリ風の黒いレースをがっつり使った日傘と、総レース仕上げで骨組みにも細工を入れてある扇子だ。

ふっふっふ、ラミちゃんゴスロリ化計画だぜ。


「お久しぶりですお嬢様。新しいドレスをとのことでしたがどうされましたか?」

「お久しぶりですルイ様、只今回は人間用ではありませんの」

服飾師のルイ様がお見えになった。

ボールクック子爵の次女の出で、今は我が家のお抱え服飾師をされているデザイナーさん。

良いものを御作りになるかたで、お母様のドレスは大体この方の作。

家の派閥以外のご婦人からも依頼があるそうだけど、納期も価格も倍になるらしい。

それだけとっても客が取れるんだから凄腕だと思う。

「こちらがデザインで、この子に着せたいのです」

「拝見しますね…すごい量のフリルとレースですね」

「はい、全体は黒を基調として、白いフリルやレースをふんだんにあしらい、スカートはボリューム感を、靴も、えーと、底の高いもので、身長を稼ぐのです。で、この子に着せたいのです。」

「お人形用ですか!これは大変そうですね…」

「できますでしょうか?まずは見積もりをしていただきたいのですが」

「いえ、服飾師としての血が騒ぎますね、人間には着せられない構造も試せそうですし」

「…作り方はお任せしますが、着せたり脱がせたりできるようにしてくださいね?」

「うけたまわりました。しかし面白いデザインです。お嬢様はデザインセンスもあるようですね」

「いえ、それほどでも」

はははーと乾いた笑いが出てしまった。

前世の知識だ、スマン。

とりあえずは、ラミちゃんゴスロリ計画は始動した!

頑張って正面と背中側のデザインも描いてみたが、どんな出来になるかなぁー

あと、お小遣いで足りるかな…とにかく楽しみだ!


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私、死ぬほど誤字が多いのでご協力いただけると助かります

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