事の始まり
胸が苦しい、体が熱い。
仕事が終わり家に帰ってきた俺を待ち受けていたのは、突然の体調不良だった。
玄関の鍵を閉めたまではよかったが…いやこれは良くないのか。
靴を脱ぐこともできず倒れ込んだ俺は、意識を手放した。
目の前に美幼女が居る。
美しいプラチナブロンドのストレートヘア、写真加工をしたんじゃないかと思うほど大きなエメラルドグリーンの瞳、白い肌。
まるでお人形のようだ。
こんなドールが欲しかったと脳裏をよぎるが体が動かない。
しかし、ドールにしては人間らしさがある…夢かこれは?
『私の名前はミランダ・ミランディール。公爵家の娘です』
なに?公爵家?外国にはそんな名前の公爵の娘さんがいるのか?
『私は元の世界で、あなたと同じタイミングで死んだようです。お願いです両親を悲しませたくないのです。私が消滅する前にあなたに体を預けます。私として生きてください』
まてまて、どういう理由でそうなるというのだ。
俺だって両親は健在だし、彼女だっていたんだ。突然死んだとなればみんなが悲しむ…はず。
『では、お願いします。良い人生を送ってください。私はループにつかれました』
いやいやいや、俺は了解していないし、全く訳が分からない。
え、なんだ?異世界転生ってやつか?
しかもループに疲れたといったか?
俗にいう断罪ループものってやつか?
混乱した頭はショート寸前だったらしく、フッと意識を失った。
気が付いたとき、俺は綺麗な天蓋がついた大きなベッドに寝ていた。
ご評価いただけると、連載版も頑張れると思いますので、ブクマ、評価お願いします。




