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17 夢
次は…なんだ?
鳥?魔鳥と言うものだろうか。
僕は逃避する
だって有り得ないのだ。
目の前で
さっきまで一緒に話していた
彼が
もういn…
…あり得るはずがないのだ。
有り得てはいけない。あり得るはずがない。
「あの…その…、今日はお休みになりませんか…?きっと、疲れているはずです。」
そうだ。
僕は疲れているんだ。
はは。
だってそうだろう。
「どうしてっ!…なんでこんな…そんな訳…」
何を言っているのかはわからないがそんな事はありえないさ。
さあゆっくり休もう。
僕は定位置と成りつつあるソファで睡眠を取ることとした。
「待って…るぞ…」
…?なんだ…?
「待ってるぞ。俺は、死後の世界で。お前を。何時までも。お前が、死ぬまでな。」
?!?!?!
何だったんだ、今のは…夢?
そういえば今の人は誰だろう。
見覚えはある。
だがわからない。
もう寝よう。
「…待っているぞ。何時までもな」
嫌なこと。
何でも忘れられたら良いですよね。