15 魔獣討伐
その弾丸は、数十メートル先の黒い大きな影に向かっていき、衝突する。
静かな銃声。
飛行する光の弾丸。
甲高い破裂音。
魔物の悲鳴。
飛び散る赤いナニか。
更に大きな咆哮。
二発目の発射。
こちらを見る。
その目と目が合った時、その顔に弾丸が炸裂し、鮮血の花火となる。
そしてそのクマらしき魔物は大きな音を立て倒れ伏した。
「fkiinlilsehd。」
その声で我に返る。そうか、終わったのか。
二人でクマに近づいた。完全に沈黙している。
その後、彼はクマを解体して行った。
爪、牙、眼球、そして心臓部にあった紫色の結晶。
あれはよく異世界ものである魔石みたいなものだろうか?それを抜き取るとクマから一気に威圧感が消えた。
そこに残るのはただの無惨な死体だった。
彼は肉も含めてめぼしい場所を取り終えると持っていたスコップで穴を掘り始めた。
そして残りをそこに捨てると周りに水をかけた。
なんか変な臭いがした。
そして埋め終わるとこちらに進むジェスチャーを。
そして僕らはまた道無き道を進み始めた。
割と書いた気がするけどまだ20分ちょっとなんですね…