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1 異世界?召喚されました
「ここは…」
知らない天井、知らない部屋、知らない人。
「お目覚めになりましたか?」
目の前の知らない女性が話しかけてくる。訳も分からず黙っていると。
「突然の事で困惑されているでしょうが私の話を聞いて貰えませんか?勇者様。」
周りを見渡しても勇者っぽい人はいないようだが…
「勇者様…?」
『勇者』と言うのは僕の事のようだ。なんて無理のある冗談だ。
「あの…」
そろそろ相手側が限界のようだ。何かリアクションをしないとだろうけど。
「生きてます?」
「まぁ…」
異世界での最初の会話。やっぱり僕には『勇者』は向いて無さそうだ…
半年前に書いたの流用してたので少し直しました。
別に王の間がある訳でもないのについて行く場所ないので直しときました。
この部屋しかないですね。