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舞闘

たくさんの男女が身を寄せ合いクルクルと踊っているダンスホールをセナの手を取り2人で中央の空いてる場所に進み、お互い向き合って一礼をして身体を寄せ合い手を繋ぐ。やや軽快な音楽に合わせてゆっくりとステップを踏み始める。

一応昼間にファイネンに簡単なレクチャーをしてもらったのだが、こういうのはやはりやったことないとやはり難しい。練習中は失敗するたびに密着状態からのワンインチパンチで腹を殴られるというスパルタ教育だった。痛くはないと言いたいとこだったか衝撃を体に通されるという行為はなかなかきついものだった。衝撃が芯に残る感じといえばいいのだろうか・・・。

あの人、ほんと何者だ?

おかげで難しくない程度のステップは踏めるようになった。

クルリとターンを決めつつ多少はダンスとして様になってるのをセナが驚く。


「なに?意外とやれるんじゃない。びっくりしたわ」


驚きで大きく瞳を見開き俺を見上げていじわるな笑みを浮かべる。


「セナとは戦闘の練習も付き合ってもらってるからな。息を合わせやすいのさ」


そう言ってやり返すようにニヤリと笑うとセナは一瞬で顔を真っ赤にして俯く。

昼間に練習したかいがあったというものだ。

この調子でクールに決めるぜ!!と思った矢先


ドンッ


俺の後ろを踊っていたカップルにぶつかりバランスを崩す。危うくセナの足を踏みそうになり慌てる。


「あ、すいません」


俺はかろうじて振り返り謝る。そんなに大きく動いた気はしなかったんだが後ろに注意してなかった。後ろのカップルは特に気にした風でもなく踊りながら離れていく。クルリとステップを踏みなおし方向転換をする。先ほどまで楽しそうに踊っていたはずのセナが少し険しい表情に変わっていた。


「どうした?セナ?」


そう彼女に声をかけた矢先に


ドンッ


また人にぶつかる。さっきより強くぶつかったせいで少しよろけてセナにもぶつかり彼女を抱きかかえたまま危うく倒れるところだった。


「す、すいません」


俺は後方のまた違うカップルにぶつかったのを謝る。相手はスッとこちらを見ることも謝ることもなく離れていく。そんなに狭い会場ではないのだが・・・

俺はまた少し方向を変えてセナをエスコートしようと彼女をみてギョッとなる。

彼女の顔は明らかな怒りの表情に変わっている。

さらに戦場に立つ気配に近いものをみなぎらせている。


「気を付けなさい。どうも目の敵にされてっ・・・」


ドンッ


俺が回避行動をする間もなく今度は彼女の背後から別のカップルがぶつかる。

その時、俺もたしかに見た。ぶつかった時の連中の浮かべた薄ら笑いを。

態勢を崩すセナを優しく抱き止めつつ衝撃を逃がすために少し後退する。

そういうことか。どうやら周りにいるカップルは俺たちに敵意を持ってるらしい。

しかし性質わりぃな。こういう嫌がらせみたいなことをするとは。

一瞬この会場に戻ってきたときに会った性質の悪い笑みを浮かべたおっさんの顔が浮かぶ。


「セナ、ダンスはやめて戻ろう」


俺は彼女の身に危険が及ぶのが嫌でそう言うと、俺を見上げた金髪の少女の目に怒りの炎が宿っていた。すでにやる気満々といった感じだった。


「あんたふざけてんの?売られた喧嘩は買うにきまってんじゃない。社交界舐めてんじゃないわよ!!」


そう啖呵を切るとステップのビートが少し早くなる。蒸気した頬、ギラついた瞳、彼女の美しさに火が灯ったようだった。

しかし、社交界こえーよ。陰湿だよ。

俺は改めて周りを見渡す。回りにいる4組のカップルが俺たちを囲んでおり明らかにこちらを意識している。気持ちを切り替え、俺も敵を認識して口元を歪めて彼女と気持ちを一体にする。


「お手柔らかに頼むぜ。セナ」


セナはやる気になった俺をみて微笑みコクリと頷く。慣れないダンスに俺は集中し身体を動かす。

その直後、セナの背後のカップルが勢いよくこちらに突進してくる。

俺はセナの身体をクルリと回し華麗に回避させる。そして今度は俺の後方から男性が回りながらぶつかりにくるのをこちらからぶつかり勢いを相殺、そのまま向こうの態勢を崩させてこちらの踊るスペースを確保する。


「やるじゃない。コツがわかってきたみたいね」


セナが嬉しそうににこやかに笑う。彼女は本当にこういう笑顔が似合う。

息をつく間もなく俺たちを挟もうと2組のカップルがぶつかりにくる。俺たちは抱き着くくらいにお互い密着してスルリと2組の体当たりを躱す。

俺たちがいた場所で2組のカップルがぶつかる。

クルクルと俺たちは回りながら華麗にかわしたところで音楽はクライマックスを迎え止まる。

俺たちも最後に綺麗に止まりお互いお辞儀をして終わる。

ある意味息もつかせぬダンスバトルを見ていた会場が拍手に包まれる。

セナが肩で息をしつつ周りに手を振りお辞儀をする。俺もバテバテだったが彼女に習い周りにお辞儀をする。

俺たちは頭を上げてお互いをみて見つめ合い、最高に気持ちよく笑い合った。


そしてゆっくりと次の曲が流れ始める。

先ほどまでの壮大な音楽ではなくゆったりとした静かにダンスするのであろうと思われる音楽。

俺は周りを見渡すとパートナーを変えつつ皆が先ほどよりゆっくりとした動きで踊り始める、

ムードのある雰囲気だった。

さて、もう一曲セナに踊ってもらおうかと思案していると

ドスンとボディブローを食らい、俺は少しよろける。びっくりして彼女を見ると


「さ、私のとの御遊びは終わり。ほら、あの子が待ってるわ」


そうセナは言いながら視線を向ける。俺はその目線を追うとそこには優しく微笑むルシアナが立っていた。

俺はセナを見るとそこに彼女はおらず帰ろうとしていたところに他の男性がダンスのお誘いをしていた。セナは一瞬俺を見て、少し目を伏せると男性の誘いに乗るように彼の手を取っていた。

俺はそれを見て得も言われぬ気分になったが、気を取り直して俺の聖女様に向き直り歩みを踏み出した。

ちょっとダレてます。

舞踏会の雰囲気がよくわからず四苦八苦。状況を上手く表現できません。知識不足が露骨にでるなぁ。

なんか納得いかないがなんとなく伝わるのだろうか・・・・。

2回くらいで終わらそうと思ったパーティー偏がまだ続きますw


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