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未来大国の果てに  作者: 鳥山有志
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近代国家に未来はない

ここは2700年のとある国である。2600年に第4回世界大戦が始まり今も続いている。確実に戦争よりも酷い、人類は発展しすぎ能力を使いすぎた。その戦争の結果が招いたものは大陸を4つ滅ぼしたという、事実のみだ。死者は数えきれず、手足がない人間は珍しくもない。しかし、人は愚かなため余った大陸をかけて、今もなお戦争をしている。

この話はこの戦争に終止符を打つため立ち上がった一人の男の物語。

2700年の8月28日くらい街で黒のパーカーに身を包み歩く少年。彼の名は高槻カイト。この戦争で失ったものは多くカイトもまた、家族を失った。目の前で家族を殺され、また、家族のおかげで生き延びた。カイトは今、力が欲しいのだ。そんな時街に敵が攻めてきた。

この発展した世界では、わざわざ地上に降りて戦う必要もない。なぜなら空から兵器を落とせば終わる話だからだ。しかし、敵はそうしない。

理由は、絶望の中の絶望を与えるためだった。

敵は地上に降り、火やらレーザー光線やらで、人を1人2人と殺していった。カイトは急に死に恐怖を抱いた。これの感覚は2回目だ。1回目は思い出したくもない。家族を失ったとき。そして今だ。今カイトの目の前には武器を持った敵がきみの悪い笑みを浮かべている。彼は死を悟った。目をつぶり恐怖で立てもしない。そんな時どこかで声がした。温かいような、懐かしいような、そしてどこか恐ろしいような声がした。

周りには聞こえてないことは自分が一番よくわかった。その声は「今君は何が欲しい?」カイトは息を吐くように言った「力が欲しい、もう大切なものを、人を失わない力が欲しい」その声は「その力に君は勝てるか?ましては、自分のものにできるのか?」と聞いてきた。カイトは言った「勝てるか勝てないかじゃない。自分のものにするんだ。何も失わないために」

そう言い放った。そのとたん、体の底から、何かとてつもない力が湧いてきた。最初はその力に興奮していた。しかし、その力は大きすぎて意識がだんだん遠くなっていた。しかし、その力は止まらなかった。まず、目の前にいる敵が一瞬で消えてしまった。そして彼の意識が戻るときは約直径3kmほど何もない平地だった。


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