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転生天使の変わった日常  作者: ふゆふゆ
島でも騒動編
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82話 トントン拍子??

今は何時だか分からないけどきっと夜中、私たちは全員で広場みたいな少し開けた場所に来ていた。キャンプファイアみたいに火をおこし明るくする。そして、主要な人物が集まる。


私は地上に戻るときにはすでに羽を収め人間として立ち回っていたのでロザリントさんが来ても大丈夫だった。その時ウリエルさんは既に彩さんと話し終えて居なくなっていた。おそらくロザリントさんらが来ることが分かっていたのだろう。


熊木「いきなりだがお前たちはどこで何をしていたのだ?」


あ「私たちは島の人たちの避難をしてました」


彩さんは『浮遊石』については出来るだけ言及しないようにと言われた。


熊木「それがあの人らか?」


あ「え、えっと……そう、ですね」


う「あ、それは私から……」


彩さんは私が助けた獣人たちのことは知らないから私から話す。


ロ「そんな?!私が、知らない所でそんな……」


獣人「………」

エルフ「………」


ロザリントさんは本当に知らなかったようでかなりショックを受ける。それは他の管理者も同様で顔を見合わせた。


熊木「それについては我々の失態、管理不足だったと認めよう。対応について考えねばな。いろいろあるがまずはこれからどうするかだ」


島の水道管は壊れ地面はほぼ全体的にひび割れている。幸いなことに、水は収まり壊れたところがよく見えるようになっていた。


戦えるくらい広いスペースのあった水道管だ。それが全体的に壊れたとしたらかなり修理やら何やら大変だろうと思う。始祖光わたしの力であればすぐにでも直すくらいのことは出来るだろうけど話がややこしくなるのでしない。


熊木「正直なところ状況がいまいち分からんのだ。急に島が崩れただの制御装置が壊れただの……」


精密には違うけど確かに事態は急だった。


ロ「少しいいかな?さっきから縛られているあの2人はだれ?」


ロザリントさんはオスカーとケルンのことを指差す。2人はウリエルさんにやられたのか気を失っている、


う「あ、えっとあれはこそ泥の人です」


ロ「こそ泥?この2人が?」


悪魔だということは言えないし言ったとしても信用してくれるかすら怪しいから説明はすごく難しい。


う「さっきも言った通り私があの獣人さんたちを見つけた時に怪しい行動をしていたので捕まえたんです。そしたらそれが正しかったようで2人から火薬の匂いがしたんです」


ただのでっち上げのウソだけどそうでもしないと言い訳が思い付かない。適当なウソなのに最近誤魔化すのが上手くなった。天使が、ましてやこの私がそんなことを言うこと自体がおかしなことだけど()()()()証拠。


熊木「その火薬で爆破したのか……全くこいつらは……」


信じてくれたのかな?………ん?待って待って……今……


熊木「どう責任をとらせてやろうか……」


熊木さんは2人に近づいて行った……


ケ「……死ね」カッ!!


う「っっ?!あぶなっっあ゛あ゛っ!!……」ザシュッ!


熊木「っっ?!」


ケルンが急に目を覚まし熊木さんを魔力で攻撃しそうになったところを私が庇い私が受けドサッと倒れた。おでこにくらい一瞬だけ気を失いかけたけどなんとか耐えた。


あ「うららちゃん?!っっく!」


ケ「っっうぐ?!」


彩さんがとっさの対応でケルンを地面に頭から押さえつけた。


熊木「っっ……だ、大丈夫か?!」

か「うららちゃん!!」

ロ「うららちゃん?!………な、なんなの、今の魔力は……見たことない……」


突然のことで皆混乱した。仕方がない……私は頭から血が出て右目に流れ痛く開けられないけど、お構い無しに上半身だけ腕で持ち上げてある言葉を発した。


う「(ゲートよ、開いて)」


あ「っっ?!」『その言語……?!』


私は天使語で発したのだった。魔力を使うのでエルフにはバレてしまうけど仕方がない。天使語で喋ると同時に魔方陣を指先で空中に書く。今さらだけどゲートは直接目の前に作るのと遠距離で作るのがある。遠距離の場合は魔方陣が必要になる。


彩さんはその意味を唯一(悪魔以外)理解しているのでケルンとオスカーの下に魔方陣が現れるとともに離れた。そして、2人は消えていった。


…………


う「………彩さんごめんなさい……」


あ「……とりあえずキズを抑えなさい」


やってしまった。仕方がないとはいえ、かなりの人(助けた獣人ら、管理者など)が見てる前でやってしまった。当然、沈黙していて状況を理解しようとしている。


ロ「……い、今……のは……?」


ロザリントさんがまず口を開く。


あ「お見苦しいところをすいません。今のは私たちの問題ですし責任でもあります」


彩さんが深々の頭を下げた。私もそれに続いて頭を下げる。


ロ「ど、どういうこと?せ、説明が……」


あ「ごめんなさい、それについては詳しくはお話出来ません……」


まさか!それでも彩さんは話さないつもりなの?!私でもびっくりした。……ざわつき始める広場で、


熊木「キズは本当に大丈夫か?ひどい出血だが……」


う「え!あ、はい……」


熊木「そうか……我々はソレについてあまり追及しないようにしよう。ロザリントもいいな?」


熊木さんが意外なことを言った。


ロ「え!し、しかし……」


熊木「もういいだろう。私をわざわざ庇ってくれたのだ。それに人には話したくないことの一つや二つはあるものだろう」


う、あ「………」


ロ「っっ……そうですね。私からもごめんなさい。知りたいがばかりに……」


ロザリントさんも分かってくれたみたいだった。まさかそういう形で済ますとは思いもよらなかった。


あ「こういうやり方もあるのよ」


彩さんは小声で私に言ってきた。でも不思議がられたのは消えることはない。きっと他にも理解したいという者も居る。


熊木「まあ何はともあれ終わったのか?なら腹ごしらえだ!昼から何も食ってなかったからなハッハッ!」


えええぇぇ!!あんた昼に食料の問題がどうのこうの言ってじゃないの!!差が激しいからとかなんとか……


獣人「め、飯……もしかしてまともなやつが……」

エルフ「腐ってないですか?」


う『の、乗り気だ……』


ロ「しかし熊木さん!それでは避難している人たちのことは……」


そうだ。まさしくその通り。この場に居る人たちが良くても他がダメだったら意味が無い。しかし、


熊木「忘れたのか?ここは世界的に認められたアウトキャスト島だ!そんな島が崩壊してしまっては困るのは世界共通なのだ。つ・ま・り……」


管理獣人「あ!あれは?!」


どこからか大きな旅客船が汽笛を鳴らしてくるのが見えた。


熊木「島がピンチだと世界中に報告しておいた!だから住民の避難や食料を分けて貰えるようにしたのだぁ!!」


と、トントン拍子すぎる……まさか世界を巻き込むような考え方をするのは予想外すぎた。確かに熊木さんの言うとおりで『人間界』で人間と人外とのやり取りの合意の上で『アウトキャスト島』は成り立っているので困るのはお互い様だという。


そういうことで、まとまったのかまとまってないのかよく分からないまま終わる結果になった。


◆◆◆◆◆


それからというもの、まず島が崩壊しそうになった原因の水道管の件について、それは世界で腕の技術の高い者が直す及び強化に努めてくれるようになったらしい。世界から来るなんてそれだけ大事な島だということだね。


比較的被害が少なかった第1、8~10区には島の主に人外が一時的に暮らすようにしていた。人間は各々の本国に大体はやって来た旅客船で帰ってしまった。もちろん残った者も居る。


私が助けた獣人たちは熊木さん及び管理者たちの居る施設でしばらく預かることになったらしい。これらに対応して後にどうするか決めるという。


あと、住む所もそうだけどやっぱり差別についてはすぐには変われないしどうしようもないことだから問題は発生してくるし、今回の件でさらに激化してしまった。


これについては本当に仕方がない。ゆっくり時間をかけてでも少しずつ和解したり慣れたりするしかないと熊木さんは言っていた。


私たちはというと次の日にすぐに帰ることにした。いろいろ謎が多い奴らだと思われているけど、島を救ってくれた救世主として扱う人も居ていろんな意味で居づらくなったのですぐにでも離れることに。


そして次の日の帰りの船で、


あ「本当、いろいろあったからしばらくこの島には来たくないわねぇ~」


う「た、確かに……でもまあ、私は来れてよかったと思いましたね」


か「私も他の獣人を見れて満足です♪」


そういえば叶夏ちゃん昨日の夜に他の獣人たちとすごい喋ってたなぁ。


とまあ、いろいろ話してる時に私はふと思った。


う『私ってもしかして疫病神だったりして……』


だって事件が起きたのも私が来てからだし………まさかね。ハハハ……

島編これで終了です。もうそろそろ100話までいきそうなのでまとめ的なものを書こうかと悩んでいるところです。まあ自分勝手で書いているやつなので興味があるのかは知りませんが、、、

さて次回はゆうくんが主体の話になります。35、36話に出てきたキャラも出ます。(@^^)/~~~では

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