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73話 話を整理と次のこと

あれからちょっとしてから、私はまた『天界』にやって来ていた。天界の図書館を通りすぎ奥の扉の前へ、そしてまた天使語で合言葉?を言い中へと入る。


ダ「何しに来た?」


う「言わなくても分かってるくせに……」


ダ「時間は問題ないか?」


う「うん大丈夫。今日はめいいっぱい聞けるよ」


私はとにかくいろいろ聞きに来た。ダアトは今回のことも分かってるはずだからここに来た。前よりかはこの空間に慣れたので少しくつろげるぐらいにはなった。


ダ「ここは始祖光シュピラーの安息所ではないのだがな……」


◆◆◆


ベルドラムが死んだ後、その遺体は勝手にボロボロと消えていった。デトレフとエリノアはまだ気を失っていたのでそのまま『天界』へと送った。どうなったかは知らない。捕虜にされるとかなんとかだっけ?


他の魔物や残ったゲートを全てきれいにしてから天結界を消し洞窟は元通りになった。これで完了、まさか激戦になるとはということをホルツァーさんにきちんと報告すると、


ホ『まさかそんな事があったなんて……』


キ『お前は魔力を感じなかったのか?すごい魔力だったぞ』


ホ『え?!そ、そうだったんですか?私は、気づきませんでした』


キ『ともあれ、よくやったな。後は私たちに任せればいい。勝手に任せた奴がしっかりと働いてくれるからな』


ホ『が、頑張りますぅ……』


元々協会側がやるべきことだったので私に任せたことをキャンベールさんは意外にも申し訳なさそうにしてきた。ホルツァーさんはキャンベールさんに後でこっぴどくいかれたそうな……


◆◆◆


ダ「今回のは、今後にかなり影響を与えたようだ」


う「そうなんですか?」


ダ「分からんのか?ベルドラムは最上位級悪魔であるからして『魔界』への支配も広い。それが居なくなるともちろん情勢は崩れる。更にその一角が落ちたのだ、同列の最上位級たちが黙っているわけがない」


う「…あ………で、でも、仕方ないことだったし………」


ダ「まあそうだな。始祖光シュピラーが野放しな以上、いつでもどこからでも奴らは狙い放題な訳だ。場所と時間を決めるような奴らでもないだろう」


今回のでまた『魔界』に激震が走るという。


ダ「始祖光シュピラー


う「は、はい?」


ダ「今回勝ったからといって油断するでないぞ?」


う「し、しませんよ……」


ダ「まあこうして見ると始祖光シュピラーが大活躍で天使らが有利だとおもいがちだが実はそうも言っていられないようじゃな」


ん?どういうことでろう?『天界』も攻められているのかな?


ダ「始祖光シュピラーは『アウトキャスト島』という島を知っているか?」


う「あ、知ってます。それが何か?」


『アウトキャスト島』(詳しくは32話へ)か。たしか世界的に認められた獣人やエルフのための島だよね?急になんだろ?


ダ「始祖光シュピラーがのんびり人探しをやっているうちに悪魔はそこで暗躍しておるらしい」


う「え?!あ、暗躍って何を?」


ダ「詳しくまでは分からんがもちろん悪魔のやることじゃ、分かるだろ?」


う「…………もしかして遠回しに私に行けと……?」


ダ「そうか!」


う「っっ?!」


ダアトは急に閃いたように言う。


ダ「確か『アウトキャスト島』は人工の島で原材料や原理が未だに解明されていないと言われているが実はこの『天界』にある『浮遊石』を使い島の安定を保っていたな。奴らめ、それを狙っておるのか………その可能性は高いな……」


あ、あの~?何をおっしゃっているのですか?全然意味が分からないです~?『浮遊石』ってなに?


ダ「『浮遊石』は簡単に言えば始祖光シュピラーだ」


う「…………はい?」


ダ「正しくは始祖光シュピラーではないが、始祖光シュピラーと同じくらいの魔力、力をもった『人間界』にはない石のことじゃ!」


う「……はあ……?つまりあれですか?『浮遊石』は始祖光わたしと同じようなものだから悪魔にとられたら始祖光わたしが利用されたと同じということですか?」


ダ「分かってるじゃないか~」


ダアトはにっこり笑顔で言う。


う「あの、私学校というものがありまして……」


ダ「学校と世界とどっちが重要じゃ?」


う「学校です」キッパリ


ダ「コラ?!」


う「っっぅぅぅ……行けばいいんでしょ?行けば。はぁぁ……」


どうして私が?理不尽だぁ。私が始祖光シュピラーだからってぇぇ……もう……


う「………あ、……そうだった……」


そういえばすっかり忘れていた。


う「ダアトさん、このマークは一体なんなんですか?」


ダ「ようやくそれに触れたかノロマめ」


う「わ、私は真面目に聞いてるんですけど!」


さりげなくお返しされた。


ダ「それは『力の共有』の証である。共有だから意味は分かるだろ?」


力の共有?証?共有、なるほど、あのとき私が魔力の剣を使えたのはゆうくんが剣を使えたからそれが私にも出来たということか。逆にゆうくんがあんな速い対応が出来たのは私がそう出来るからゆうくんにも出来たとかそういうこと?


意外とこのマークの意味は分かった。でも、


う「メタトロンとサンダルフォンって……」


ダ「ベルドラムが言っていた通りじゃな」


昔の大戦で私とゆうくんみたいな連携をやっていたということか。


ダ「そうじゃったな、ソレも今後影響は大きい要因じゃろう」


う「………?」


ダ「ベルドラムは悪魔でありながら始祖光シュピラーに、及び敵に力を与えたようなものじゃ。己の好奇心の為にな。じゃがその分、始祖光シュピラーへの当たりもより強くなるだろうな」


う「いうなら余計なことをしたベルドラムの分が私に来ると?」


ダ「そう言うこと。相方にもちゃんと言えよ」


う「あ、相方って……///」


なんか恥ずかしいからその言い方はやめてほしい。


ダ「あと愛の力とかそう言う訳ではないぞ」


う「本当に?!」


ダ「っっ?!そこまで気にしていたのか……」


良かった。ちゃんとした理由があったんだね。べ、別に愛……でも………私は、か……かまわないんだけど………ね……


ダ「赤くなってるぞ」


う「///ななな、なってない……///」


◆◆◆◆◆


ここは『アウトキャスト島』。その名前の通り人外が大半を締める島。もちろん人間もいる、しかしほとんどは獣人やエルフだ。そんな中、島の端の方で誰にも聞かれないような所で交わされる会話。


?1「おい聞いたか、あの最上位級のベルドラムが殺られたってよ」


?2「マジかよ?!一体どこの天使だ?」


?3「分からねぇのかよ、始祖光シュピラーに決まってるだろ」


?2「あぁそうか!」


?3「こうなったらなおさら早く『浮遊石』を手に入れないとな。始祖光シュピラーに勘づかれたら厄介だ」


?1「そうだな、俺たちは早くアザゼル様のお声に答えないといけねぇからな。始祖光シュピラーよりも早く『浮遊石』を手に入れる!」


?2「だがよぉ。この状況を今はどうにかしないといけないよなぁ」


島の端の方なのに何やら騒がしかった。


?「あんたはそっちを探して!」「くそーー!どこに行った!こそ泥め!!」「捕まえて火炙りよ!」


?3「元はとはいえお前が店の商品を万引きするからだろ」


?2「お、俺は悪くない!」


?1「なんで悪魔がそんなことで神妙になってるんだよぉぉ!!」


悪魔たちは逃げていたようだった。

ようやく長い章が一旦終わりです。前にも言った通り次は新しい章です。早速、島に向かうわけですが向かう前になにやら事があるようです。(@^^)/~~~では

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