61話 どうしたいのか
ここ最近記憶と精神がおかしいところがいくつかある。誰か納得出来るような説明をしてほしい。………と、思いながらも今日も学校へ行こうと、
母「なにしてんの?今日休みでしょう?」
う「え?………あぁ、そうだった……」
母「………」
おかしなところはまずこれだ。
◆◆◆
そしてまたある時学校にて、
先生「ではこの問題を……天野さん」
う「………」
先生「……?天野さーん?天野さーん?」
う「え?あぁはい!ええっと……」
こんな感じにボーッとすることも増えた。
◆◆◆◆◆
私が暴走した時のその後、帰りが遅いとれいくんに私が血まみれで倒れているところを発見された。身近な天使で傷を治せるのは私か彩さんだけだったから彩さんがそのあと私を必死に治癒してくれたらしい。
美鈴ちゃんは自分で痛みを無くす、そんな薬を勝手に作って今では普通に元気だった。薬というか美鈴ちゃん大概だね。
で、一番の問題だった瀬莉愛ちゃんだけど、
せ「………そんなことが…………うん、大丈夫。私信じるよ、うららちゃんのこと。今まで黙ってたからごめんは無し。むしろ私の方がうららちゃんに迷惑かけてしまったから、こっちこそごめんなさい」
私が天使であるということを説明をちゃんとして許してくれた、信じてくれた。そうあっさりと、と思うかもだけど獣人やエルフがこの世界に居る時点で天使が居たって普通だ、という風に丸め込まれた。
そういえばリュカとブォウンはいつの間にか姿を消していた。魔界へ撤退したと美鈴ちゃんとれいくんは踏んでいる。そのおかげというかあれ以来ストーカーのような誰かに見られてることは無くなったそうだ。
これだけ話て出て来てないゆうくんはというと、
り「どこでなにしてんのかね?ゆうは……」
こ「きっと元気にしてるわよ」
う「………」
学校でその姿を見ない。しばらくの休学扱いになっているらしい。美鈴ちゃんやれいくんに問いただしても2人とも知らないという。
あのれいくんでさえもゆうくんがどうなったか知らないと言っている、予想では私を守るために姿を眩ましたかというもの。どうしてそんなことをする必要があるのか?まったく検討もつかない。
電話も連絡も音沙汰無く家にももちろん居らず彩さんは『天界』を探しても見つからないと言う。天魔監視協会のホルツァーやキャンベールさんにも連絡してみたけど知らないし探しても見つからないと言った。
まさか、もう、死んで………
イヤ!そんなハズない!そう思いたくない!イヤだ……
そう思うたび苦しくなる。きっとそんなことが相まって記憶も精神もおかしくなったんだと思う。
私は自室で独り、
う「……今日ね、実は凛花ちゃんと小春ちゃんに私が天使だってバレちゃったんだ~……………あれ?……そうだっけ?……そうじゃなかったっけ?……………分からない……分からないよ…………」
髪をグシャと崩れそうなくらい頭を抱えながら涙が溢れる。
る「うらら~ごはんよ~っって!なに泣いてるの?大丈夫?」
う「っっ?!あぁ、うん、目がさっき絵の具食べたから変な匂いがするんだと思う……」
る「な……なに言ってんの……?」
う「……え?」
あれ?どうしてお姉ちゃんがここに居るの?……ん?私、今何考えてたっけ?
あれ?おかしい……おかしいよ………おかしい…の?なんだっけ?
◆◇◆◇◆◇
み「……ら………らら……………ちょっとうららちゃん!!」
う「え?な、なに?」
み「なに?じゃないわよ。ボーッとし過ぎ!ちゃんと前見なさい!」
う「っっ?!」
ある日、うららちゃんの目と鼻の先で電車が通過している最中だった。私が止めてなかったら本当に危なかった。あと目がまるで死んでる。
み「危な過ぎてしょ……それからいつまでメソメソしてるのよ」
う「メソメソしてないよ」ツーン
み「してるわよ!もう!そんなんじゃうららちゃんいじっても面白くないじゃない」
う「えぇ!ダメだよ!私は美鈴ちゃんのものでしょ?」
み「っっっ?!」
つ、遂に認めたあああぁぁ!!こ、これでうららちゃんが私のものに!………って、バカ!うららちゃんがこんなこと言うハズがないじゃない。いや、でも言ったのはうららちゃん本人で、でもうららちゃんの本心でもなくて……ってあああああああぁぁぁぁぁぁ!!
違うわよ!普段絶対に否定するのに違うことを言ううららちゃんの様子がおかしいってことなのよ!
で、でも~♪そんなうららちゃんが私のものならそれはそれで~///
………はっ?!ダメダメ!自分を見失っちゃダメ!これはうららちゃんがおかしいのが悪いのよ!私の欲のためにおかしなうららちゃんをウフフするのは私の望んだことじゃないわ!
う「なに1人で顔振ってるの?」
み「///あぁいやこれは何でもないからぁぁ///」
う「フフッなにそれ?変なの?」
はわあああああああぁぁぁぁ!!あぁダメ、このままうららちゃんを持ち帰りたい………今なら本当に自由に………
バチーーーン!!
う「っっ?!」ビクッ!
私は自分で自分の頬を叩いた。そしてうららちゃんの肩をしっかりと掴み、
う「っっな、なに?!」
み「本当にそれでいいの?あぁいや私がウフフすることじゃなくて……ゆうのことよ!!」
う「っっ?!」
せっかくだから私が思っていることを全て話してぶつけてあげるわ。
み「それでもうゆうのこと諦めたつもり?」
う「ち、ちが、そんなんじゃ……でも、いっぱい探したし……」
み「それで見つかってないならその程度ってことよ!」
あのとき私がみっともなくゆうにしがみついて泣き面見せながら助けてくれと頼み「分かった」の一言で済ませてくれたように……
み「うららちゃんは本当にゆうが居ないと何も出来ないのね。それで?今後の人生ゆうに甘えていくつもりだったの?それでゆうが居なくなったから「はい!もう終わりだぁ!」ってこと?」
毛嫌いしながらもいつも何だかんだで行動していたように……
み「そんなわけないでしょ!始祖光だ、ってことは関係なく1人の人として見られてるんでしょ?だったらそれに答えるのはうららちゃんがゆうを1人の人として見なきゃいけないのよ」
うららちゃんも苦難しているでしょうけどゆうもその分苦労しているのよ。
み「今のは例え話だけどつまりは……うららちゃんはどうしたいの?」
う「…………わ、私……は………」
よし!うららちゃんの目に輝きが戻った!
う「……私は………ゆうくんに……会いたい…………」
み「うん」
う「会いたいよ、顔を見たい、声を聞きたい」
み「え、えぇ……」
想いが強いようね……
み「で?どうするの?」
う「探す………に決まってるわ!」
もうあては無いと言っていいほど探し回った。だけど可能性が無いわけではない。それにまだ探してない場所もある。
み「まったく……早くそれを言いなさいよ……」
う「ごめんね………それから……ありがとう///」
み「あたりまえじゃな~い♪」
いつものかわいいうららちゃんが帰って来て私まで嬉しくなった。
う「///あ、あと、私は美鈴ちゃんのものじゃないからぁ///」
今回から新しい章の枠組みです。次回はとりあえず手がかり探す回ですね。(@^^)/~~~では




