15話 私、天使であることがバレる!!
どうしよう、どうしよう!どうしよう!!お姉ちゃんに羽を見られた!もうきっと弁解も出来ないよね。どうしよう!
る「何なのよ、それ…」
う「う、うぅ…これ、は…」
る「かわいいじゃないの!!」
う「へっ?!!」
お姉ちゃんはそう言うと私にベタベタしてきて、
る「こんな年にもなって天使の真似でもしてるの?♪まったくも~かわいいんだからぁ♪うわ!ふわっふわぁ♪」
う「///あぁん!ちょ、ちょっとお姉ちゃん!っんん!///」
お姉ちゃんは私が天使の真似をしていると思っていて羽をずっと触ってくる。
る「なんて声出してるのよ。あれ?取れない…」
う「いいっ?!!いっったぁぁ!!ひ、引っ張らないでよ…」
お姉ちゃんは羽をとろうと引っ張られて激痛がはしった。
る「……え?どういうこと?どういうこと?」
◆◆◆◆◆
る「…え?天使?死んだ?どういうこと?」
私はお姉ちゃんに本当の事を話した。話してしまった。私は、その、嘘はつけないから…ましてや家族にそんなことを黙っているなんて私には出来なかった。当然お姉ちゃんは驚いていて、
る「いやいやいや。生きてるじゃんうらら。死んだなんてそんなこと…」
お姉ちゃんは私の沈んだ顔を見て口が止まる。私も私でなにをどうすればいいのか分からなかった。
う、る「……」
しばらく沈黙が続きようやくお姉ちゃんが話す。
る「…まあ、それを信じろと言われてすぐに信じる人なんていないと思うわ。…でも…それが本当なら、どうして今まで言ってくれなかったの?」
う「そ、それは…同じ天使の人から言うなってバレるなって言われていて…」
る「うららはそのよく分からない天使の言うことを信用したわね」
う「?!!」
る「もしその天使が悪い天使ならどうしたわけ?」
う「そ、そんなこと…」
る「うららの性格は優しくしてくれる人にはホイホイついていくからね。どうせその天使は下らないこと考えて…」
う「そんなこと無い!!」
私は夜中なのに大声を出した。
う「た、確かにもし悪い人だったら私じゃどうしようも出来ないけど…でも、そんなこと無い。私はあの時とても迷った。どうしようか焦った。そんな時に手を差し伸べてくれたのが倉島くんと彩さんなんだもん!」
る「倉島くん?彩さん?」
う「あ、その、天使の人の名前…」
2人には私から悪いこと(バレること)をしてしまった。後でどう説明したらいいのだろうか?でも!でも!
う「私には…無理だよ…」
る「隠し事、嘘をつくこと…でしょ」
う「え?!」
お姉ちゃんは私の考えることが分かるように言う。
る「当然でしょ。だれの姉だとおもってるの?」
姉だから妹の考えることが分かるらしい。私にはお姉ちゃんの考えはわからない。お姉ちゃんが今何をどう思っているのか。
る「はぁ~今日はもう遅いからもう寝るけど、明日はちゃんとお母さんの前でも話すのよ。どうせ隠すことが苦しいんでしょ」
う「う、うぅ、分かった…」
明日か、明日は学校も休みだし特にする事が無いから良いんだけど。明日か、全部が知られるのね……バレないでって念をおされてたのになぁ。
る「ああそう、あとその天使の2人も連れて来なさい」
◆◆◆◆◆
ゆ「…で、なんで俺は呼ばれたんだ?」
あ「うららちゃんかれ大事な話があるとかないとかは聞いたわ」
ゆ「大事な話?」
う「…こ、こんにちは」
次の日、倉島くんと彩さんを町の公園で待ち合わせをして私の家に行くことになった。2人とも私を監視してるくらいだから私の家は知っている。でもわざわざ公園にきたのは…
あ「どうしたの?神妙になっちゃって?」
う「あ、あの、ごめんなさい!」
あ「えぇ?!」
ゆ「なんだ、急に?」
唐突に謝る私に2人は驚く。
う「えっと、その、昨日、私のお姉ちゃんに天使であることがバレてしまいました」
ゆ「………はぁ?!」
あ「あらあら」
う「ほ、本当にごめんなさい。私、私、バレてしまったとはいえやっぱり家族には黙っていることができないです…」
ゆ「なるほど、今日呼ばれたのは一緒に説明しろってことか」
あ「まあ、いずれはこうなることも予想は出来たのだけど…案外早かったわねぇ」
2人はあっさり了承してくれた。いずれはバレると分かっていたみたい。
う「本当に本当にごめんなさい。きっと怒られる…と思うし2人にも何か言われるかもしれない…」
あ「いいわよそれくらい」
ゆ「まぁしゃーなしだ」
2人は私のために一緒になってくれるみたい。本当にありがとう。私なんかのために。
あ「私なんかのためにとか思ってるでしょ?」
う「ほぇ?!!」
あ「そんな顔してたからそう思っただけ♪」
彩さんに考えることを当てられてしまった。なんだか彩さんは結構人の心境を悟ることが上手いよね。
◆◆◆◆◆
あ「初めまして。私は谷村 彩と言います。こっちは倉島 悠翔です」
ゆ「ど、どうも」
母「これはどうもご丁寧に。うららの母です」
彩さんはお母さんと丁寧に挨拶をしている。……なんだか三者面談みたい…今は三者ではないね。
う「………」
あ「先に結論を申し上げます。お宅のうららちゃんは実はもう人間ではありません。人間としての生はあの事故で終わってしまいました。では今は何かと、魂そのものはうららちゃんのままですが天使としての生として生きておられます」
母「……」
る「天使としての生?本当に…」
私が天使であることの言付けをしてるけどやっぱり難しいようですぐには理解は出来ない。
そのあといろいろ話して挨拶以外黙っていたお母さんが口を開く。
母「…だいたいの事情は分かりました。こうしてうららが居るのはあなた方のおかげだと言うことは感謝しようとは思います。ただ…その危険なことにはうららを巻き込まないでください」
ゆ「…」『やっぱそう言うよな…』
う「だ、大丈夫だよお母さん!」
一同「っっっ?!」
私が口を挟み話し続ける。今、そう、今だから思っていることを自分の言葉で言う。
う「もちろん怖し全然訳分からないけど私は決めたの、変わるって。こんな天使になったのは最初は怖かったけど今は後悔してない。それに私の人生は私が決める、そう私自身を信じてるの……だから…その……」
思っていることを、今私の心境を言い放った。私はもう大丈夫だよと。
母「……分かった。危険なことにはお母さんが手を出すことは出来ないけど困ったことがあればすぐに相談に来なさい。これでも2児の子ども持ちの母よ」
る「あの泣き虫だったうららがこんなにも成長していたなんて…もちろんお姉ちゃんにも相談してよね」泣
う「お母さん、お姉ちゃん、ありがとう」
良かった、分かってくれた。自分で発した言葉はちゃんと責任を持たないといけないからその責任を果たさなくてはいけない。でも、私はやるよ、必ず成し遂げてみせる。
ゆ「……フッ」
あ「良かったわねうららちゃん♪」
う「うん!2人もありがとう!」
彩さんによると別に天使であることがバレてしまってもそれを了承してくれるなら別に良いみたい。私はやっと一つの重い荷物を降ろせた気がして楽になった。
問題発生&解決でした。ふゆふゆです。実は今回文字数が3000を越えたんですよね。いつもは2500くらいをめどにやっているのですが今回は越えました。まあ別にちょっとした違いです。特に気にすることも無いです。(@^^)/~~~では




