表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生天使の変わった日常  作者: ふゆふゆ
大悪魔救出?!編
112/139

98話 巡り合うように過ぎていく

キャンベールさんとも別れ私は家に向かう。その帰り道にスマホが鳴った。その相手は美鈴ちゃんで、


み『もしもしうららちゃん? 今いい?』

う「うん、いいよ」

み『ん? どうしたの、元気無い?』


返事の声で今の気分を当てる美鈴ちゃん。


う「まあ、ちょっといろいろあって」

み『そうなの? わたくしも同じよ』


今電話してきてくれたのは良かった。それでお互いにあったことを話した。


み『なるほど、確かに戦争のようになっちゃうわね……』

う「いやいやそれより、ヴィンフリートってあの……?」


私の話が霞むくらい美鈴ちゃんの話が衝撃だった。


◇◇◇◇◇


み「そ、あの最上位級悪魔よ」


わたくしは電話越しに聞くうららちゃんの声ですら今の具合も分かる。なにより電話の方がわたくしの耳元で話しかけて来てるようでたまらないわ!(おっとヨダレが……)


そしてうららちゃんの話にも驚く。コデルロス、ティルク、ルーバッカにキャンベール、か……ここぞとばかりの天使が出揃ったわね。わたくしが名前を知っているくらいだもの。確かにお互いぶつかれば激戦は必須でしょうね。


う『私、結局どうしたらいいのかまた分からなくなっちゃった……』


み「まあ、どちらにしても大悪魔が関わってるから動かざるを得なかったでしょうけどね」


うららちゃんの言い分も分かる。争いが起きないのであればそれに越したことはない。だけどこのままだと争いは起きそうだし何よりわたくしは反対してるけど始祖光うららちゃんが先頭に立ちそうになること。


目的のために邪魔は排除する考えは破壊者にありがちだけど、誰かを助けたいと思う方も実は同じ。わたくしだってお父様を助けたいから邪魔者は排除したいわよ。でもそれを一番やりそうなのがうららちゃんだ、ってこと。


ただそうと決まった訳でもなくあくまでも可能性ってことだから……うららちゃんが迷うなら代わりにわたくしがそれを実行してやるわよ。


う『え? ちょっと、なに?』

み「ん? どうしたの?」

う『ちょ?! ま、待って!』

み「何がよ? 何があったの?」


うららちゃんが突然何かに否定し始める。


う『や、やめてくださ…ブツ……』

み「うららちゃん? うららちゃん?!」


電話が切れた。一体何が……?

それと同時に魔力を感じた。しかも2つ。1は少し離れた所、もう1つはわたくしの間近に。


デ「おいおい、手伝えってまさかこの裏切り悪魔のことかよ」

み「えぇ?! あ、あんた、デトレフ?!」


最上位級悪魔のベルドラムの部下だった悪魔のデトレフがゲートを通じやって来た。わたくしは一旦距離を置く。


み「な、何しにきたのよ?」

デ「俺だって本当はお前らなんかとつるみたくねぇよ! でもあのクソ天使が手伝わないと「罪人を罰する炎の燃料にする」ぞとか言ってきて脅して来やがるんだよ!」


知らないわよそんな事……でも……


み「手伝うって何よ……」

デ「俺は根っからの悪魔だってのに悪魔の相手をしろって、もはや裏切りじゃねぇかよ!」


だから知らないわよ!


み「あー、つまりその天使がわたくしたちを手伝えと?」

デ「本当は拒否したいんだがな! あのクソ天使が……」


とにかくうるさいし、様子が変だったうららちゃんが気になってデトレフの話を最後まで聞かなかった。別に聞かなくてもいいでしょ……


デ「まあ、その瞬間ときがお前らの最後だ……」


◆◇◆◇◆◇


ソ『……確かにお伝えしました』


ゆ、あ「…ええええぇぇ?!!」


俺と彩は始祖光うららの監視役なので各々ソランジュから集合の話を聞き驚いた。まさか現七大天使と言っていい天使がほぼ出揃うとは……


ゆ「1つ(アスタロト)のことに大袈裟になったな……」


これはもう本当にどうなるか分からなくなった。


◆◇◆◇◆◇


う「どうしてここに居るんですか? ティルクさん」


私は美鈴ちゃんとの電話の最中で急にティルクさんが私の目の前のゲートから現れ周りをキョロキョロしていた。


テ「へぇ~ここが人間界か~。いかにも空を飛べないような生物が住みそうな家ばかりね。あ、そうそう私は始祖光シュピラーと話したいと思ってたのよ」


来てそうそう人間を下に見るティルクさん。


テ「始祖光シュピラーはどうしてそんなに人間にこだわるのかしら?」

う「え?」

テ「だって人間は魔力も無いし飛べもしない、なのにどうして人間であろうとするのかなぁと思って」

う「……。じゃあどうしてそのことを知っているんですか?」


なんだろう? ティルクさんは人間のことをあまり良いように思ってないのかな?


テ「キャンベールとの話を聞いていただけよ。あのキャンベールが始祖光シュピラーとならべらべらと喋るから思わず聞いちゃってたのよ。聞いたところあまり戦いたくないらしいじゃない。それは人間の感情があるからではないか、ってことに引っ掛かったのよ」


人間の感情だから戦いたくない?


テ「始祖光シュピラーは元人間だと聞くわ。その感情がまだ残ってるから戦いたくないんでしょ? もう人間の記憶なんて無くして天使として悪魔を葬りさるようになればいいのに」


人間の記憶を無くす?


う「どうしてそんなに人間に執着しているのか分かりませんが私はたとえ始祖光シュピラーとして転生しても人間であろうとするように決めてますし、それに戦いたくないのは私個人の性格からくるもので人間とは関係ありません。もちろん人間ではなく天使だという自覚はちゃんとあります」


テ「……」


私はきっぱりと言った。ティルクさんは少し黙りその後、


テ「そぅ、始祖光シュピラーはあくまでも人間側なのね……」


残念そうな顔をして言った。




?「輝ける光よ、それは闇に溶け込む程度の光か、それとも闇をも穿つ闇か?」


う「っっ?!」ゾッ!


突然、別の声が聞こえその方向を向くと瀬莉愛ちゃんを巻き込んだブォウンが居た。まったく気配を感じなかった。しかし今度は分かりやすい魔力をかもし出してゲートからブォウンの兄だというリュカが現れた。


リ「よう始祖光シュピラー、前の借りを返しに来たぜ」


リュカを見ると思い出す。美鈴ちゃんが……


う「っっ……あなたたち、どうして……」

リ「どうしても何も、始祖光シュピラーを捕らえに来た他あるまい!」


リュカは魔力を高め私とティルクさんごと巻き込みゲートを作りだし景色が変わった。そこは『魔界』だった。


う「っっ?! ここは魔界!」

リ「さーらーにー! 逃げられないように俺の結界へと誘おう!」


リュカはヴィンフリートやクレアのように自分専用の結界を作り出そうと魔力を高めた。


テ「私は降りるわ」

う「え?!」

テ「だって、()()になんて手を貸したくないもの。じゃあね~」

う「えぇ?!」


突然ティルクさんが離脱宣言をしてきて結界が完成する前にゲートを作り帰ってしまった。


リ「なんだ仲間割れか? まあこちらの好都合だな」

う「っっ……」


リュカは笑みを浮かべる。


分かったよ、分かったわよ! 私がやれば良いんでしょ! いつもの始祖光わたし任せでアスタロトだって私1人で助け出してやるわよ!


と、いろんな事がありすぎて、もはやヤケクソのように私は前を向いた。リュカが『魔界』に連れて来たのなら行く方法を考えなくても良いと思うように前を向く。

最近毎日更新出来てないですがサボってる訳ではないです、って前も書いたような気がするけどまあいいや! いそがしながらも書いているのでどうしても遅れてしまうのは許してください。

次回は戦闘に先立ったうららちゃんにどんどん皆が気づいていき・・・(@^^)/~~~では

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ