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なんで姉ちゃんが機嫌を悪くしてるんだ？
どうしよう心当たりがない。
心当たりがあった方がすぐ謝れるし楽だったんだが…
「お、お姉ちゃん。なんで機嫌悪くしてるの？」
こういう時は思い切って聞くのが一番だ。
怖いけど。
「…北がよかった」
「え？それだけ？」
「そうよ、それだけよ何か悪い？」
なぜ逆ギレされないといけないのか。理不尽だ。
「まっまぁボスっぽい情報も聞けたし結果的に、ね？」
ちょっと上目遣いで言ってみる。
「なんで地味に可愛いのよ。まぁいいわ」
落ち着いてくれた。よかった。
「あ、そうだ名無しの妹A、呼びにくいから名前教えてよ」
名無しの妹Aってなんだよ。
まぁ名前知らないからしょうがないとは思うけどよ。
このゲームではステータスは自分と自分が見せようと思った人にしか見えない。
情報漏洩を防いでくれるちょっとした運営の優しさだ。
「じゃあお姉ちゃん、私から見せるね」
名前 ノエル
職業 弓術士
所持スキル
短弓スキルLv１
中弓スキルLv１
長弓スキルLv１
短剣スキルLv１
隠密スキルLv１
氷魔法Lv 1
回復魔法Lv１
体力強化Lv１
攻撃強化Lv１
運強化Lv１
ステータス
体力：12
魔力：10
攻撃力：6
知力：5
防御力 : 5
素早さ：5
運：6
「ふーん、［ノエル］ね。いつも通りじゃん。
ほんでスキルは全種類の弓スキルに回復あとは…」
「もう私のステータスはいいじゃん。次はお姉ちゃんの見せてよ」
「わかったわノエル。そのかわりあとでじっくり見させてもらうわ」
「これが私のステータスよ」
名前 エテ
職業 剣士
所持スキル
長剣スキルLv 1
中剣スキルLv 1
火魔法Lv 1
雷魔法Lv 1
体力強化Lv 1
魔力強化Lv 1
攻撃強化Lv 1
知力強化Lv 1
防御力強化Lv 1
素早さ強化Lv 1
ステータス
体力 : 12
魔力 : 12
攻撃力 : 6
知力 : 6
防御力 : 6
素早さ : 6
運 : 5
ふむ名前は［エテ］姉ちゃんもいつも通りじゃん。
でスキルは予想通りか…回復魔法選択しといてよかった。
「ノエル。どう？私のステータスは」
「そうだね、名前のエテからスキルまでだいたい予想通りだったね」
「もっと別の反応もあるじゃん。ま、いいわ
さて、ノエルの名前もわかったし南に戦闘に行くわよ」
「ちょっと、エテ待ってよ」
名前 ノエル
職業 弓術士
所持スキル
短弓スキルLv１
中弓スキルLv１
長弓スキルLv１
短剣スキルLv１
隠密スキルLv１
氷魔法Lv 1
回復魔法Lv１
体力強化Lv１
攻撃強化Lv１
運強化Lv１
ステータス
体力：12
魔力：10
攻撃力：6
知力：5
防御力 : 5
素早さ：5
運：6
