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「これが...ISOの世界。」
それは圧巻だった。
目で見える道行く人。足に感じる石畳の感触。鼻に感じる食べ物の香り。
どれをとっても現実と遜色なかった。
放心していた俺を元に戻したのは屋台のおっちゃんだった。
「そこ邪魔になるからどいときな」
思い出した姉ちゃんを探さないと行けない。
西門前だっけな。
おっちゃんに礼を言うと西門にむけて走り出した。
何かいる西門前で一人足をせわしなく動かしている変な人がいる
あれが姉でないことを祈りたいが生憎西門前には一人しかいない
「すみませんお姉ちゃんですか」
勇気を持って声をかけてみた。
「お、きたきたこんな可愛いのがリアルじゃ弟なんて信じられないよ」
姉だった。
可愛いという言葉から分るかもしれないが今の俺は女だ。
これには深ーいわけがある。
あれは3年ほど前にさかのぼる。
名前
職業
所持スキル
短弓スキルLv1
中弓スキルLv1
長弓スキルLv1
短剣スキルLv1
隠密スキルLv1
氷魔法Lv 1
回復魔法Lv1
体力強化Lv1
攻撃強化Lv1
運強化Lv1
ステータス
体力:12
魔力:10
攻撃力:6
知力:5
防御力 : 5
素早さ:5
運:6