筋肉少女帯
筋肉少女帯。
泣く子も呆れる日本が誇るダメロックバンドだ。
いや、演奏は巧いのよ? しかもめっちゃ。
ダメなのはアレだ。オーケンなw
踊るダメ人間とかおまえだろw
というツッコミを入れても怒られない程度には、奇天烈な人物だ。
さてメンバー紹介だ。(現在)
大槻ケンヂ:ヴォーカル。通称オーケン。
内田雄一郎:ベース。通称ウッチー。
本城聡章:ギター
橘高文彦:ギター。通称ふーみん
ドラムはサポート体制で正規メンバーはいない。
個人的には元の太田明の手数の多いドラムが好きなので復帰を願いたいところだが、色々とあるらしく、絶望的だ。
さて筋少といえば(一発変換可能w)オーケンというくらいキャラクターが濃ゆいヴォーカルを抱えたバンドの音楽性は、ひとことで言えば、ごった煮、だ。
ふーみんのメタル魂のメロディラインに乗せスタイルも、ウッチーの偏屈プログレ魂に揺すられるスタイルも、メンバー全員で合唱するスタイルも、オーケンのイマイチ外している音程で歌い上げるバラードも、何でもありだ。
ごった煮の中で私が好きなのは「サーカス団パノラマ島へ帰る」というアルバムだ。
その中でも『アメリカン・ショートヘアーの少年』という曲が大好物だ。
静かに厳かに始まり、中盤で山場を迎え、静かに終わる。
曲調も好きだが、この曲の大田のドラムの音が好きなのだ。
空間系のリバーブを効かせたスネアの一発一発が脳髄に響き渡りしびれるのだ!
ひゃっはー!
それと「SISTER STRAWBERRY」の中の『夜歩く』も好きだ。
ポリリズム的な変拍子で語り型の歌で太田のドラムの巧さがピカリンと光る。
これも錆辺りが盛り上がる今日なのだ。
アテクシ、こんな曲が好物なのですよ。
『機械』『再殺部隊』
などのメタリックな曲。
『生きてあげようかな』『ノゾミ・カナエ・タマエ』『少女の王国』
などのもやっとする曲
『スラッシュ禅問答』『じーさんはいい塩梅』『踊るダメ人間』
なんていう、お前らしかこんな曲作らんわ!といえる曲。
まさにごった煮だ。
このごった煮に頭をゆだね、カオスの中で瞑想するのも、オツなものなのである。