絶景に
「おー並んでないよー?」
香奈は走りながらトロッコの方に向かっていった。
俺とさちも走って追い付くと、トロッコ前の係員が
「何名様ですか?」
と係員は笑顔で聞いてきた。
「3人です」
「では一番前の席をご利用くださいませ~」
「あ、はい、」
一番前で一番きれいに景色が見られそうなので内心嬉しかった。
「では、どうぞ~」
と言う係員の掛け声と共に列車は動き出した。
列車は少し走るとすぐに絶景を見せてくれた。
「おおおー‥‥!これはすげぇ」
と心の中で思った言葉が出てきてしまった。
右に向かってゆっくりとカーブをして行き左側を見ると
そこは遮るもの一つとしてないきれいな海岸が見えた。
「海、綺麗だねぇ~」
「ああ‥‥」
絶景に見とれていた。
どれくらいの時間がたったのだろうか、その景色を見ていただけで。
「夕方だったらもっとロマンチックだったのかなぁ~?」
と香奈は小さな声で呟いた。
気付くともう発着点に列車は着いていた。
「ありがとうございましたー!またお待ちしてますね!」
と係員は言った。
「すごかったな~、次はちょっとアイスとかそんなの食べないか?」
今は少し冷たいものを食べたい、そんな気分だった。
アイス大好きなんですけど‥‥すぐ腹が下ります‥‥(泣)




