優也くん
「とりま、会計してくるから」
そう言い残して俺はレジに向かおうとした時、なぜか
香奈も
「あ、わたしも付いていく~」
と言ってくっついてきた。
こんな所を柚葉に見られたら大変だ、とか思ったらフラグになるだろうなぁ~
などと考えていたら回収してしまった‥‥。
柚葉が目の前にいる、バッタリ会ったパターンだ。
「あ、柚葉ちゃんだ~」
状況を全く知らない香奈は柚葉の所へ向かっていった。
「‥‥。」
一方、俺の妹はもうすでに何かを悟った顔をしていた。悟ってるんじゃねぇ。
「みんな、どうしたの?それに隼人までさ?」
まあ、今はさちがいることがただひとつの救いだ。
さちに向かって目を向けると
「 」
何も言わなかったが、
「あとでまた別に何かをおごってもらうからね。」
とそんな顔をしていた。
「ん?」
よく見てみると柚葉の後ろに人影が見えた。
誰かいるのだろうか。
「あ、気付いちゃった?」
俺が柚葉の後ろを見渡すような動きをしたのに気がついたのか
「ほらっ、他人のフリをしてないで前に出て」
柚葉の後ろに隠れていたのは俺よりは背が小さな男の子だった。
中学1年生くらいだろうか。
「この人は隼人の1つ下の優也くんだよ」
「そうなのか、俺は隼人だ、よろしく」
まさか、これでたったひとつの差とは。
驚きだ。
「はい。」
俺は握手を求めたが断られてしまった。
第一印象は良くないな‥‥。
優也くんは隼人くんと仲良くなれるのでしょうか‥‥?




