表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
26/26

第26話

 彼は私から少し離れてこう言った。


「どういう事?何で俺の名字知ってるの?俺、まだサナに


 名字言ってなかったよな」



どう答えたらいいか、分からない。


でも、もう言うしかない。



彼に、私が彼の元同級生で、‘山本さやか’であるという事を告げた。



その事を聞いた後、彼は「・・・・・・ごめん」とだけ私に言い、その場を去っていった。



店で久しぶりに再会してから、今まで彼に嘘をついていた私が悪い。


・・・・・・私が悪いんだ。



分かってたけど、本当の事は言いたくなかった。


山田君・・・・・・


山田君・・・・・・。



もうダメだ。終わった。


中学の時彼に振られた時以上に、ショックが大きかった。



落ちこんでいたその時、彼から電話がかかってきた。


「もしもし、山本? ・・・・・・さっきはごめん。


 俺、まさかサナが山本だって思わなかった。本当に、別人になってたから。


 別にサナが山本でも、俺そんな事気にしないよ?でもな、ずっと嘘つかれてただろ?


 何で今まで正直に話してくれなかったんだ?過去は過去だろ?


 俺はあの時、彩の事が好きだったから山本を振ったけど、別に山本の事が嫌いだから


 振ったわけじゃない。今、俺は・・・・・・山田進は・・・・・・


山本さやかが、好きだ〜!!」



 

耳が痛くなるくらいの大きな声で、彼は電話越しに叫んでいた。


「・・・・・・私も、山本さやかも、山田進が 大好きです!!」


私も彼と同様に大声で叫んだ。



その時、誰かが私の肩を‘ポン’とたたいた。


驚いて後ろを向いたら、そこには通話中の彼がいた。



「さやか」


彼は私の名前を呼び、私を抱きしめた。



外の寒い空気を感じられないくらい、彼のぬくもりが暖かかった。






話を中途半端に終わらせてしまいました。

続きはまた書くつもりです。


違う話ですが新しく‘まきこ’

を書き始めましたので、良かったら読んで下さい。

感想等いただけると励みになります。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ