表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12/26

第12話

「‥もしもし」


「クリム?俺。誰だか分かる??」


山田君…って分かるよ。。。


「やま…」


「ん?やま?が どした?」


危ない!うっかり山田君って言ってしまうとこだった…!

山田君が名前言ってた時‘進’って言ってたから…山田君って言っちゃったら、何で知ってるの?ってなっちゃう。


「進でしょ?分かるよ。どうしたの…?」


「クリムの声が聞きたかったから電話したんだ。…迷惑だった?」


「全然迷惑じゃないよ、嬉しい。」


「嬉しい…か。営業トークじゃなければ最高なんだけどな。クリム今日は何時まで仕事?」


「今日は2時までなんだけど、終わってからジュリと飲みに行くの。」


「女二人で?変な奴多いから気をつけなよ?俺、心配だなぁ。2時までだったらまだ起きてるから、良かったら電話してよ!クリム仕事中だし長電話になったら悪いから そろそろ電話切る。じゃ、また。」


「もう切っちゃうの…?うん、分かった。終わったら電話するね。」


「バイバイ。仕事頑張れよ!」


山田君はそう言うと電話を切った。


…短い会話だったなぁ。。


電話が終わって待機席に戻るとジュリが

「電話どうだったの〜?」

と聞いてきた。


「ん〜…別に普通の会話だったよ。私電話苦手だから、会話もそんなにしなかったし」


「そっかぁ〜。クリム電話苦手なんだ。ジュリは彼氏と毎日電話してるよ〜!毎日声聞かないと落ち着かない。」


「山田君とは彼氏彼女じゃないし…電話でどんな話していいかも分からないし…仕事終わってから電話するねって言っちゃったけど、電話かけにくいよ…」


「何で?何で?!相手が迷惑がってないんだし、じゃんじゃん電話しちゃえばいいじゃん!クリムは気にしすぎだよ〜」

「そうかな〜?」


「そうだよっ!あ、後一時間だね。頑張ろ〜!」


「うん。」


一時間の接客があっという間に終わった。


「疲れたね〜!あ、店長に今日は送りいらないですって言ってくるね〜。タクシーで行こ!」


ジュリはものすごくハイテンションだった。


「お疲れ様です」


女の子達と店長にあいさつしてから、ジュリの彼氏のいるホストクラブに向かった。


続く


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ