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小説の書き方の覚書  作者: かおる。


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時制をどうするか 一人称の小説の場合(AI壁打ちメモ)

 時制。


 迷いますよね~、これ。

 どういうルールなの?

 全部過去形じゃおかしいし、過去形と現在形が同じ段落に混在していいのか、ものすごく迷う。

 ライティングスクールみたいなところに通えば教えてもらえるかもしれないけど、趣味で書いてるんでそこまでは……。


 AIに校正させると、時制で注意されることも多い。

 でも、段落でみればそうかもしれないけど、ページ全体を通してみたら違うじゃんってことが起こる

 最終的には、必ず自分の目で確認しますが、時間が掛かる……。


 ニュアンスの違いで、どっちがいいか決められない箇所も出てくる。


 自分なりにルールを決めておいたほうがいいと思ったので、AIとの壁打ち記録を残しておきます。


 今書いてるのが一人称視点なので、取りあえずその視点限定でChatGPTに相談してみた。


 ***


【時制って、主人公は現在形、他人目線は過去形とか、なにか基準はないのかな?

 地の文は基本過去形がいいとか】


 あります。

 ただし、「絶対ルール」というより、小説の文体としての慣習です。


 結論から言うと、一人称小説なら


 地の文は基本的に過去形

 強調したい瞬間だけ現在形


 が一番多いです。


 あなたの作品も、ほぼそのスタイルになっています。


 ***


 次にGeminiに相談してみた。

 同じ質問を投げかけても、能書きばかり返ってきてイラっとしてしたので、質問を変更。


【具体例を出して、効果的な時制の使い方を解説して】


 主人公目線の現在形をベースに、他人の行動を過去形にするスタイルは、アクション小説において「主人公の主観(リアルタイムの知覚)」と「周囲の状況(手遅れ、または完了した事実)」を対比させる強力な武器になります。


 具体的なシーンを例に、効果的な時制の使い方とその理由を解説します。


【具体例】現在形と過去形を混ぜたアクション描写

【例文】


 正面の敵が引き金に指をかけた。


 ──まずい。


 俺は咄嗟に床へ転がる。

 鼓膜を激しい銃声が震わせた。

 一瞬遅れて、背後の壁に弾丸が食い込んだ。

 火花が散る。

 視界を遮る煙の向こうで、敵が次の一弾を装填した。

 間に合わせる。俺は床を蹴り、一気に距離を詰める。



 *この書き方がもたらす3つの効果


 1. 「他人の過去形」=「主人公の出遅れ・驚き」になる


 例文の「食い込んだ」「装填した」は過去形です。

 主人公が「あ、弾が壁に当たった」「敵がもう弾を込めた」と一瞬遅れて認識したニュアンスが出ます。他人の行動を過去形にすることで、「敵の行動が常に一歩先を行っている」というピンチの演出や、敵のスピード感・脅威度を際立たせる効果が生まれます。


 2. 「自分の現在形」=「カメラの視点」になる


「転がる」「震わせる」「詰める」を現在形にすることで、読者のカメラが常に主人公の身体にピタッと張り付きます。これにより、読者は主人公と一緒に「今、まさに戦っている」という強い没入感(シンクロ感)を得られます。


 3. 過去形が「アクセント(句読点)」になり、読みやすくなる


 すべてを現在形(〜する、〜だ)にすると、文章の語尾が単調になり、読んでいて急き立てられるような疲労感を与えてしまいます。要所に他人の行動として「〜した」が入ることで、文章のリズムにメリハリが生まれ、スピード感がありつつも状況がすんなり頭に入るようになります。


 *さらにクオリティを上げるための「執筆ルール」


 このスタイルで書くときは、以下の基準を持っておくと迷わなくなります。

 主人公の五感(見る・聞く・動く) = すべて現在形(例:〜を睨む、〜を察知する)

 敵の攻撃・周囲の環境変化 = 主人公が対応する動機になるので過去形(例:床が抜けた、ナイフがかすめた)

 主人公の反撃・回避 = リアルタイムで進行するので現在形(例:懐に飛び込む、拳を叩き込む)

 敵の動き(過去形)を受けて、主人公がどう動くか(現在形)という「原因(過去)→ 結果(現在)」のサイクルを作ると、アクションの因果関係がハッキリして非常に読みやすくなります。



 このガイドライン、結構使えるんじゃない?

 っていうか、時制のチェックこそAIにやらせるべきでは?


 自分でルールを決めても、何度も見直しているうちに頭が飽和状態になってわけが分からなくなってくる感覚……ありますよね。


 文末が全部~した。になってると単調に感じるし。

 かといって、手直しするとあとで見直したときに、アレ??みたいな……。


 なので、こういうフォーマットを作ってみました。

 そして、Geminiに自画自賛された。

 このプロンプトは素晴らしいですね、だってw


 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



 ■時制のチェック

 ・アクションシーンなどで時制が混在する場合があります。矛盾がないか確認する。

 ・文末が全て「~した。」と並んでいたら、変化をつけるように指摘する。


【例文】

 正面の敵が引き金に指をかけた。


 ──まずい。


 俺は咄嗟に床へ転がる。


 鼓膜を激しい銃声が震わせた。

 一瞬遅れて、背後の壁に弾丸が食い込んだ。

 火花が散る。


 視界を遮る煙の向こうで、敵が次の一弾を装填した。

 俺は床を蹴り、一気に距離を詰める。



 ・視点人物の五感(見る・聞く・動く) = すべて現在形(例:〜を睨む、〜を察知する)

 ・敵の攻撃・周囲の環境変化 = 主人公が対応する動機になるので過去形(例:床が抜けた、ナイフがかすめた)

 ・視点人物の反撃・回避 = リアルタイムで進行するので現在形(例:懐に飛び込む、拳を叩き込む)



 ・出力フォーマット

 以下の形式で、指摘のある箇所のみリスト化して出力してください。


 ・該当箇所:「(前後の文脈を含めて引用)」

 ・リライト案:

 ・理由(なぜこちらが良いか):


 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 こういうフォーマットを考えるのって、意外と楽しいかも。

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