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タケミカヅチの回想③

 夢を見ていた。

 観音町の境内でひなたぼっこをしていると、急に空から煮干しが振ってきた。一つ二つ三つ・・・俺は空から落ちてくる煮干しを追って、境内から飛び出した。

 一体、これは何のご褒美なのだろう? 俺は深いことを考えず、ただ煮干しを追い続けた。いつの間にか商店街にたどり着いていた。

 商店街の道路には大量の煮干しが落ちていた。俺は一つ残らず、それをかき集めようとした。しかし、その時、煮干しから手足が生えて、いきなり逃げ出した。

 何なんだ、これは!?

 俺は思わず叫びそうになる。でも、追いかける。走る煮干しを追いかけると、いつの間にか大きな川にたどり着いた。たぶん、鴨川だ。煮干したちは、ぴょんぴょんと次々、川の中に跳んでいった。すると川の中を泳いで、どこかに消えていった。いつの間にか俺は眠っていたようだ。

 いや、待てよ。なぜ俺は煮干しに狂喜乱舞する? 俺は猫になってしまったのか?

段々と俺の意識と、山田電機という猫の意識が俺の中に浸食している。

 しかし、と思う。収穫はあった。


『しろがねの猫』


 どうやら、あいつも同じ世界にいるらしい。だとしたら、このまま少し待つしかないのか。

 俺は、必ずあいつに復讐をする。

 これは宿命だ。

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